アルファロメオ 147 「2000年代アルファロメオを知る（手放した機会に振り返り）」のユーザーレビュー

2000年代アルファロメオを知る（手放した機会に振り返り）

2020.12.31

総評

2000年代アルファロメオを知るには的確な車。アナログ感が多く残る良い時代で、演出されたツインスパークのパワー感・吸排気音でイタリア車の魅力を知り、アルファV6やマセラティV8の世界へ足を突っ込みかけました。
147後期は故障も少なく（メンテナンスは必要）日常使いは問題ありません。セレスピードは独特な動きでシフトチェンジがスムーズにいけば爽快ですがマニュアルで乗りたかった思いもあります。５ドア、２L、MT、右ハンドル、革シート、ノーマルサスであればあと10年は乗っていたでしょう。

満足している点

デザイン・サウンド・ハンドリングで演出された、イタリア車共通に見られる「スポーティで非日常な雰囲気」が好きな人は絶対にハマります。マフラーを変えたくなったら危険信号。

不満な点

スポーティと両立が難しい乗り心地、ゴツゴツ感あります。タイヤ・ホイールの交換では納得できるレベルにならず。サスペンションとショックの交換も必要だと思います。低速時セレスピードのギクシャクもアクセルワークでカバーしたけど限界あり。

デザイン

5

イタリア人のセンスに脱帽します。日本車では実現できないデザイン。どこから見ても、どの部分も恰好いい。インパネのボタンひとつで分かります。運転席に座った時の包み込まれる感じ、小径ハンドル、シートのフィット感、メーターパネルのフォントにやられて購入を即決しました。

走行性能

5

２Lツインスパーク（150馬力）はパワー十分、NAならではの回転の伸び、3500回転で可変カムが切り替わり刺激的なエンジン音がさらにすごいことに！セレスピードシフトダウンのブリッピングはF1の気分です。クイックなハンドリングはナーバスではなく気持ちいいドライブに繋がります。高速直進性がいいので長距離ドライブにも向いています。

乗り心地

3

スポーツサスでロールが抑えられカーブは安心感がある反面段差の突き上げに閉口します。純正ホイール17インチ、16インチ、15インチ、軽量ホイール、色々試しましたが納得いくレベルにならず。最もバランスがいい軽量ホイールはロードノイズが酷くオーディオボリュームを２個上げなければいけません。
専用のスポーツレザーシートはホールド性・クッション性の出来がよく、300km程度のロングドライブは全く苦になりません。

積載性

5

後席を倒すと巨大な空間になります。過去に以下の荷物を一度に運びました。ハッチバックなので大きな荷物も入ります。
・60インチ液晶テレビ×１
・40インチ液晶テレビ×１
・70Lスーツケース×２
・100サイズ段ボール×２
（後方視界はほぼゼロ。。。真似しないで）

燃費

4

高速12km/L、街乗り９km/L、回すと７km/L
燃費を気にして乗る車ではありません。
このエンジンフィールが得られるなら気にならないと思います。

価格

4

中古車の価格がかなり下がっている反面、交換が必要な消耗品が多くメンテナンス費用はそれなりにかかります。しかし、掛かる金額に対して満足度は高いです。

故障経験

困った故障はエアコン排水の助手席足元への水漏れくらいです。走る、曲がる、止まるは全く問題ありません。セレスピードは定期メンテナンスで好調です。