現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > フィットに加わった注目の「RS」グレード。ネットでは不満も見かけるが…受注状況はどうなっている?

ここから本文です

フィットに加わった注目の「RS」グレード。ネットでは不満も見かけるが…受注状況はどうなっている?

掲載 更新 76
フィットに加わった注目の「RS」グレード。ネットでは不満も見かけるが…受注状況はどうなっている?

ガソリンは大幅増加、ハイブリッドもパワー増加
2022年10月7日に大幅なマイナーチェンジを「ホンダ フィット」の販売が始まっています。

今回のマイナーチェンジはスタイリングの変更と走りの進化がポイント。ガソリン車、ハイブリッドともにパワーアップした走りを味わえるようになりました。

新型フィットe:HEVに試乗。加速感はスペック以上! 新登場のRSは走る楽しさに溢れていた

具体的には、ガソリン車はエンジンを1.3Lから1.5Lへスープアップ。最高出力は98PSから118PSに増加しています。e:HEVハイブリッドについては1.5Lエンジンと2つのモーターを組み合わせるというメカニズムは変わっていませんが、駆動モーターの最高出力を80kWから90kWへパワーアップしています。

さらにグレード構成の見直し、各グレードの個性を明確にするよう外観もブラッシュアップされています。

>>ホンダ フィットの価格・スペック情報をチェックする
>>ホンダ フィットハイブリッドの価格・スペック情報をチェックする

ネスが廃止され、新たにRSが加わった
グレードは以下の5タイプとなり、それぞれガソリン車とハイブリッドを用意しています。

・BASIC(ベーシック)|159万2800円~
・HOME(ホーム)|182万6000円~
・LUXE(リュクス)|214万9400円~
・CROSSTAR(クロスター)|207万2400円~
・RS(アールエス)|195万9100円

>>ホンダ フィットのグレードをチェックする
>>ホンダ フィット e:HEVのグレードをチェックする

基本的にはマイナーチェンジ前のグレード構成を踏襲していますが、マイナーチェンジ前のスポーティグレード「NESS(ネス)」が廃止され、より明確にスポーツを表現するRSに変わったのが注目点といえるでしょう。

専用のエクステリアだけでなく、サスペンションもRSの名前にふさわしいセッティングとしているほか、ハイブリッドにはアクセルオフでの回生ブレーキによる減速を4段階で切り替える減速セレクターも備えます。さらにノーマル/スポーツ/ECONとドライブモードを切り替える機能も装備するなどスポーティなホットハッチとして仕上げられています。

RSにMTの設定がないことに、SNSでは不満も
ところが…SNSなどで見かける意見の多くは、RSへの失望が目立ちます。

フィットRSといえばフィットの途中で追加されて以来、フィットのホットモデルとして一定の認知度と支持を得てきました。その理由として、6速MTが設定されていたことを評価する声があったのも事実です。

しかし、新型フィットのRSにはMTの設定はありません。2モーターハイブリッドのe:HEVについては構造的にMTがあり得ませんし、ガソリン車でもフィットにはMTの設定はありません。

「シビックタイプR」は2ペダルが未設定で、スポーツカーはMTで乗りこなすのが楽しいというテーマを感じさせます。しかしながら、フィットRSでは2ペダルだけの設定となっているのは、ホンダのスポーツモデルに対する姿勢がどこかチグハグに感じてしまいます。SNSで見かける失望の声には、そうした部分もありそうです。

>>ホンダ フィットのユーザーレビューをチェックする
>>ホンダ フィット e:HEVのユーザーレビューをチェックする

発売1か月で4~5か月分のオーダーは好評の証
では、実際の販売状況はどうなっているのでしょうか。

ホンダに質問したところ、発売からちょうど1か月となる2022年11月7日時点で受注台数は約1万9600台ということでした。

2021年度におけるフィットの月平均販売台数は約4600台でした。新型コロナや半導体不足の影響もあって生産が滞っている部分もありますので、単純比較はできませんが、4~5か月ぶんのオーダーを集めているというのは、非常に好評といえるでしょう。

>>ホンダ フィットの専門家レビューをチェックする
>>ホンダ フィット e:HEVの専門家レビューをチェックする

実は2番目に売れているのがRS
なお、グレードごとの販売比率は次のようになっています。

HOME|40%
RS|24%
BASIC|13%
CROSSTAR|13%
LUXE|10%

ファミリカーとして装備と価格のバランスに優れたHOMEが売れ筋なのは予想通りですが、SNSではMTが未設定なことなどに失望の声が目立つRSが売れているのは一目瞭然です。

スポーツカーやスポーティモデルが登場したときの“あるある”なので驚くことではありませんが、SNSなどで目立つネガティブな意見に反して、実際に購入するユーザー層はしっかりと評価しているというわけです。

残念ながら、筆者はマイナーチェンジしたフィットに触れる機会がなく、ハードウェアとしての出来映えについては論じる立場にはないのですが、少なくとも数字で見る限りフィットのマイナーチェンジは成功したといえそうです。

>>ホンダ フィットの価格・スペック情報をチェックする
>>ホンダ フィットハイブリッドの価格・スペック情報をチェックする

文:山本 晋也
写真:

1~9枚目:フィット e:HEV RS
10~11枚目:フィット e:HEV HOME
12~13枚目:フィット e:HEV CROSSTAR

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
AUTOCAR JAPAN
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
乗りものニュース
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
AUTOSPORT web
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
AUTOSPORT web
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
AUTOSPORT web
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
くるまのニュース
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
AUTOSPORT web
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
AUTOCAR JAPAN
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
Auto Messe Web
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
AUTOSPORT web
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
VAGUE
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
レスポンス
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
レスポンス
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
くるまのニュース
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
AUTOSPORT web
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

76件
  • フィットRSがシビックタイプRと同じミッションの必要はないでしょ。好きな方を買えば?
  • 試乗してきたけど、なかなかスポーティーで良かったよ。
    モーターのレスポンスが格段に良くなっている。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

213.8284.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

12.5199.8万円

中古車を検索
フィットハイブリッドの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

213.8284.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

12.5199.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村