現在位置: carview! > ニュース > モーターショー > スズキは4輪独立モーター駆動の次世代SUVをお披露目【東京モーターショー2017】

ここから本文です

スズキは4輪独立モーター駆動の次世代SUVをお披露目【東京モーターショー2017】

掲載 更新
スズキは4輪独立モーター駆動の次世代SUVをお披露目【東京モーターショー2017】

「スペーシアコンセプト」と「でかハスラー」はまもなく市販化

 2017年10月25日から11月5日まで(一般公開は28日から)、東京ビッグサイトで開催される第45回東京モーターショー2017(東7ホール)に出展しているスズキは、一般公開前のプレスデーで、メディアに向けて、出展内容についてのプレスカンファレンスを行なった。

【ニッポンの名車】前後ディスクにWウイッシュボーン! スズキ・カプチーノは軽と思えぬ贅沢な作り

 2輪と4輪の複合出展となるスズキの今回のブーステーマは『“ワクワク”を、誰でも、どこへでも』。同社は3年後の2020年に創立100周年を迎えるが、さらにその次の100年に向けた製品開発や技術開発に対する取り組みをここで披露した。

 プレスカンファレンスでは、スズキの鈴木俊宏代表取締役社長(CEO兼COO)が、「クルマとは何か、乗り物とは何か、と考えてみました。移動のための手段、仕事のため、遊びの道具など、使い方は人それぞれ違います。しかし、一台一台の役割が違っても、乗り物は、常に人をワクワクさせるものでなければならない」と、そのブーステーマを解説。そしてブース内のメインステージに登場した3台を直接説明した。

 こちらは、モーターを搭載した四輪独立駆動のコンパクトSUV「e-SURVIVOR(イー・サバイバー)」(参考出品車)。これは、ジムニーやエスクードといったコンパクトSUVを提供してきたスズキが、その魅力を継承し、次の時代に向けて提案する未来のコンパクトSUVとなる。

 基本骨格はラダーフレームを採用した軽量・コンパクトなボディに、伝統の走破性はそのままに、電動化による新たな4WDシステムへの置き換えを提案する。

 軽ハイトワゴン「SPACIA CONCEPT(スペーシア コンセプト)」と「SPACIA CUSTOM CONCEPT(スペーシア カスタム コンセプト)」は、低床で広い室内空間、使い勝手が良い、後席両側スライドドアのスペーシアのコンセプトモデル。

 参考出品車という出展だが、これはもちろん、事実上は新型スペーシアと新型スペーシアカスタムだ。丸みを持ったやわらかな雰囲気を持つデザインに大きく変更となり、カスタムでは、さらにイカついデザインを採用し、差別化が進化している。

 新ジャンルの小型クロスオーバーワゴン「XBEE(クロスビー)」は、人気の軽SUVハスラーの拡大版。ホイールベースが10mm延長され、室内空間を拡大。もちろん、ボディ幅も1670mmへ。

 搭載するエンジンは直列3気筒1リッターターボにマイルドハイブリッドを組み合わせる。このクロスビーだが、アウトドアシーンにフィットする魅力を高めたコンセプトモデルとして「XBEE OUTDOOR ADVENTURE(クロスビー アウトドア アドベンチャー)」と、クロスオーバーの都会における楽しさを広げるストリートモデル「XBEE STREET ADVENTURE(クロスビー ストリート アドベンチャー)」の2タイプのドレスアップカーも同時に展示されている。

 鈴木社長は、このスペーシアコンセプトとクロスビーについて「ともに間もなく皆様にお届けできる予定です」と近々の発売を示唆した。

 さらに「キャリイ軽トラいちコンセプト」という軽トラックベースの移動販売車の提案もしている。これはリヤの荷台には、ルーフ部に太陽光パネルを装備したポップアップテント式のカバーを用意し、さらに販売陳列に活用できるようボックスや引き出しなどを採用。

 キャビン部分は後方に延長しスペースを確保するとともに、シートのリクライニングやスライドを可能とし、キャビンと荷台部分はキャビン側に荷台がえぐれるように区分けされており、長尺物の積載性は犠牲とはしておらず、軽トラック以上の使い勝手を提案している。

 このスズキブースでは、4輪だけではなく2輪のプレスカンファレンスも同時に行い、SV650をネオレトロな外観に仕上げた「SV650X」というコンセプトモデル、そして上質な125ccスクーター「SWISH(スウィッシュ)」、GSX-Rシリーズの流れを汲むフルカウルのスタイリングにDOHC4バルブのエンジンを搭載した「GSX-R125」を出展。

 また、展示では、先月アメリカのマリン工業会から技術革新賞を受賞した、スズキ初の二重反転プロペラ「スズキデュアルプロップシステム」採用した最大出力350馬力のフラッグシップモデル船外機「DF350A」も出展していた。

こんな記事も読まれています

[NAでFR]のロードスターと[ターボでFF]のスイフトスポーツを比べてみた
[NAでFR]のロードスターと[ターボでFF]のスイフトスポーツを比べてみた
ベストカーWeb
ペレス「マックスのすごさを実感した一年。ベストのマシンがないときでも卓越した仕事をし、チームの推進力となった」
ペレス「マックスのすごさを実感した一年。ベストのマシンがないときでも卓越した仕事をし、チームの推進力となった」
AUTOSPORT web
いすゞの「“4人乗り”和製スーパーカー」! 4.2リッター「V8」×MTの「MRマシン」に反響多数! 超カッコイイ「4200R」が「欲しい」「憧れる」と話題に
いすゞの「“4人乗り”和製スーパーカー」! 4.2リッター「V8」×MTの「MRマシン」に反響多数! 超カッコイイ「4200R」が「欲しい」「憧れる」と話題に
くるまのニュース
F1に導入されるドライバー冷却キットはどんなモノ? 初年度の2025年はクールスーツだけど……チームに独自開発許される
F1に導入されるドライバー冷却キットはどんなモノ? 初年度の2025年はクールスーツだけど……チームに独自開発許される
motorsport.com 日本版
クルマ、何に乗ってるの? 僕たちの愛車紹介 #16|日産 ステージア
クルマ、何に乗ってるの? 僕たちの愛車紹介 #16|日産 ステージア
くるくら
【社会人なら知っておくべきイマドキ知識】植物から燃料を作る「バイオ燃料」は3つの種類がある! 2つはもう実用化されていた
【社会人なら知っておくべきイマドキ知識】植物から燃料を作る「バイオ燃料」は3つの種類がある! 2つはもう実用化されていた
WEB CARTOP
438.7km/hでギネス認定、アスパーク『アウルSP600』が電動ハイパーカー世界最速に
438.7km/hでギネス認定、アスパーク『アウルSP600』が電動ハイパーカー世界最速に
レスポンス
【MotoGP】ホンダ、テストに新パーツなかったのはなぜ? 「プロトタイプをここに持ち込む意味はなかった」
【MotoGP】ホンダ、テストに新パーツなかったのはなぜ? 「プロトタイプをここに持ち込む意味はなかった」
motorsport.com 日本版
レクサス新型「“和製”スーパーカー」まもなく登場!? LFA後継機な「LF“R”」か!? 超ロングノーズ&迫力デザインの新モデル予想CGがスゴイ
レクサス新型「“和製”スーパーカー」まもなく登場!? LFA後継機な「LF“R”」か!? 超ロングノーズ&迫力デザインの新モデル予想CGがスゴイ
くるまのニュース
キャデラックの新F1チーム、アンドレッティとのつながり残る。マリオ・アンドレッティが非常勤の取締役に
キャデラックの新F1チーム、アンドレッティとのつながり残る。マリオ・アンドレッティが非常勤の取締役に
motorsport.com 日本版
“グーグルマップよりも使いやすい”って噂はホント!? トヨタが開発した完全無料のスマホ「カーナビアプリ」ってどんな感じ?   試してわかった実力とは
“グーグルマップよりも使いやすい”って噂はホント!? トヨタが開発した完全無料のスマホ「カーナビアプリ」ってどんな感じ? 試してわかった実力とは
VAGUE
一体どんな内容!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が開催したクシタニライダー台湾人スクールin桶川スポーツランド
一体どんな内容!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が開催したクシタニライダー台湾人スクールin桶川スポーツランド
バイクのニュース
限定車「ICON EDITION」をBonneville T100などモダンクラシックシリーズに設定!筆記体ロゴ復活!【トライアンフ】
限定車「ICON EDITION」をBonneville T100などモダンクラシックシリーズに設定!筆記体ロゴ復活!【トライアンフ】
モーサイ
「娘友達を乗せたらベルト未着用で捕まりました。ママ達は笑うだけで謝りません。不快です」投稿に回答殺到!?「感じ悪い」「でも貴女は命を預かってる」大激論に…悪いのは誰なのか
「娘友達を乗せたらベルト未着用で捕まりました。ママ達は笑うだけで謝りません。不快です」投稿に回答殺到!?「感じ悪い」「でも貴女は命を預かってる」大激論に…悪いのは誰なのか
くるまのニュース
4連覇のフェルスタッペン、レッドブルだから今年は22戦もかかった? 「マクラーレンならもっと早くできたかも」
4連覇のフェルスタッペン、レッドブルだから今年は22戦もかかった? 「マクラーレンならもっと早くできたかも」
motorsport.com 日本版
クラウン専門店「ザ・クラウン」取扱特別仕様車の展示イベントを関西で初開催
クラウン専門店「ザ・クラウン」取扱特別仕様車の展示イベントを関西で初開催
Webモーターマガジン
WRCラリージャパン、2024年大会は延べ54万人以上が来場。昨年から7000人増
WRCラリージャパン、2024年大会は延べ54万人以上が来場。昨年から7000人増
motorsport.com 日本版
敗れたノリスが王者フェルスタッペンを祝福「彼は誰よりもタイトルにふさわしい。常に最大の仕事をし、弱点がない」
敗れたノリスが王者フェルスタッペンを祝福「彼は誰よりもタイトルにふさわしい。常に最大の仕事をし、弱点がない」
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村