ホンダは2023年8月に先行公開していた新型「N-BOX(エヌボックス)」を、同年10月6日(金)に発売すると発表した。
幸せな時間を乗る人すべてに提供することを目指した3代目
ホンダの軽自動車「N-BOX」は、2023年度上半期(4~9月)における販売台数が10万409台となり、登録車を含む新車販売台数において第1位を獲得した。
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これまでのN-BOXは、軽乗用車最大級の室内空間や質感の高いデザインに加え、全タイプに標準装備した先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」や、優れた走行性能・燃費性能などが評価されている。
3代目となる新型N-BOXは、自分や家族だけでなく、みんなの幸せのためにしたいことなど、使う人のさまざまな目的に応えることで、N-BOXに乗るすべての人にとって幸せな時間を提供できる存在となることを目指して開発された。
まず、パッケージングについては、先代モデルの特長である、軽乗用車最大級の室内空間や高いアイポイントはそのままに、見通しがよく運転しやすい視界を実現。
ステアリングホイールの内側で視認するインホイールメーターを採用し、ダッシュボードをフラット化することで開放的な視界を確保。運転者が車幅や車両の動きを把握しやすくしている。
また、窓ガラスを水平基調で連続させ、姿勢や視線の乱れを少なくするなど、乗り物酔いをしづらくする工夫を織り込んでいる。
N-BOXはシンプルに、N-BOXカスタムは品格あるデザインを採用
デザインについては、N-BOXとN-BOX CUSTOM(カスタム)の2モデルでそれぞれ違うエクステリアとインテリアを採用している。
まず、N-BOXのエクステリアは、シンプルな造形美を基本に、身の回りにある家電製品にも共通する丸穴デザインを採用することで身近さを表現。
暮らしに寄り添うイメージを目指したフロントグリルや、ヒトの瞳らしさを感じられる造形のヘッドライトを使用し、シンプルと親しみやすさを表現している。
また、N-BOXの世界観の幅を広げる「ファッションスタイル」を新たに設定。オフホワイトのドアミラーやアウタードアハンドル、ボディーと同色のフルホイールキャップを採用した、自分らしさを表現したいという、より個性を求めるユーザーに応えるパッケージとなる。
インテリアはグレージュを基調とした明るいカラーを採用し、ぬくもりのあるコルクのような質感のインパネトレーなどと合わせることで、自宅のリビングのような室内空間に仕上げている。
これに対してN-BOXカスタムは、立体感のある緻密な造形のフロントグリルや、フロント全幅いっぱいに広がる横一文字ライト、ホンダ初となるダイレクトプロジェクション式フルLEDヘッドライトを採用。
また、クリアレンズのフルLEDリアコンビネーションランプや、ロー&ワイドな見え方と空力性能を考慮した専用のエアロデザインにより、品格のある佇まいと性能の高さを表現している。
使い勝手がさらに良くなってより快適な居住空間を実現
N-BOXカスタムには、圧倒的な存在感を表現したパッケージ「コーディネートスタイル」を設定している。ダーククロームメッキ加飾のフロントグリルやリアライセンスガーニッシュ、ブラックアルミホイールなどを採用。
ボディカラーには、モノトーンに加えルーフカラーをブラックにした2トーンを選択できる。
インテリアはブラックを基調とするとともに、高級感のある大理石の質感を再現したインパネトレーを採用するなど、上質で精悍な室内空間に仕上げている。
パワースライドドアはあらかじめ施錠操作をすることで、全閉後に自動で施錠できる予約ロック機能を新たに採用している。ドアが閉まるまで車両近くで待つ必要がなく、雨天時などの使い勝手が向上している。
また、スライドドア開口の一部に、小さい子供や高齢の方が握りやすいグリップ形状のくぼみを設けることで、乗り降りをより容易にしている。
さらにホンダセンシングの機能や各種情報を見やすく、分かりやすく表示する7インチTFT液晶メーターを採用している(ホンダ軽乗用車初)。
メカニズムは先代モデルを継承しながら改良を施し静粛性が向上
パワートレーンは力強い走りと優れた燃費性能を両立した先代モデルから継承している。
吸気バルブの制御にVTECを採用した自然吸気エンジンと、排気圧をきめ細かく調整できる電動ウェイストゲートを搭載したターボエンジンの2種類を設定。それぞれ細部まで制御を見直すことで上質で扱いやすい特性を実現している。
CVTは変速制御をすみずみまで見直し、これまで以上に雑味のない上質な走りを実現している。またアイドリングストップ領域の拡大により、前向き駐車時に、停止(DまたはNレンジ)から駐車(Pレンジ)にシフトチェンジした場合、エンジンはかからず静かに駐車することができます。
ボディとシャシについては、先代モデル同等の重量で高い剛性と剛性バランスを実現、N-BOXならではの操縦安定性と乗り心地で安心感のある走りを支える。
また、高速クルーズ時も前席と後席でストレスなく会話ができ、快適なドライブができるように遮音フィルムや吸音シートを追加し、静粛性もさらに高めた。先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を全タイプに標準装備。新型モデルではフロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを用いたシステムを採用し、より安心・安全を追求している。
近距離衝突軽減ブレーキ、急アクセル抑制機能を追加するとともに、高速クルーズ時はよりスムーズな加速減と操舵で運転をアシストするなど、市街地から高速までさまざまなシーンでドライバーの運転をサポートしてくれる。
■Honda SENSING搭載機能一覧
1)衝突軽減ブレーキ<CMBS>
2))先行車発進お知らせ機能
3)歩行者事故低減ステアリング
4)路外逸脱抑制機能
5)標識認識機能
6)渋滞追従機能付アダプティブ・クルーズコントロール<ACC>
7)車線維持支援システム<LKAS>
8)誤発進抑制機能
9))後方誤発進抑制機能
10)近距離衝突軽減ブレーキ(新規追加)
11))急アクセル抑制機能(新規追加)※5
12)パーキングセンサーシステム
13)オートハイビーム
スロープ仕様車の福祉車両も設定
N-BOX/N-BOXカスタムをベースに、車いすのまま乗り降りできる「スロープ仕様車」を設定し、2023年10月6日(金)から発売する。
速度調整・進路補正機能付き電動ウインチを全車に標準装備することで使用時に安心感を提供。また、スロープがフラットに収納できるため、N-BOXの広い室内荷室を普段使いや趣味に生かすこともできる。
価格については、N-BOXが164万8900~188万1000円、N-BOXカスタムが184万9100~236万2800円、N-BOXスロープが184万4000~196万5000円、N-BOXカスタムスロープが206万7000~218万8000円となっている。
[ アルバム : N-BOX/N-BOXカスタム(3代目) はオリジナルサイトでご覧ください ]
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みんなのコメント
ハイトワゴンは1トン超えでひと昔前の普通車並み。
660ccの内燃機では燃費も期待出来ず、力不足解消は難しい。
それか、e.POWERがあれば。
BEVだと雪国や田舎は不安。