異色のS12型日産「シルビア ハッチバック」
日産「シルビア」といえば、多くの人がS13型以降のモデルを思い浮かべるでしょう。しかし、その前身であるS12型は、歴代唯一のリトラクタブルヘッドライトを備えた異色の存在です。東京旧車会ミーティングで出会ったのは、そんなS12型ハッチバックの最上級グレード「RS-X」をベースに、オーナーがこだわり抜いて仕上げた1台。最高出力300psを発生させるこのクルマの魅力を紹介します。
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歴代シルビアで唯一のリトラクタブルヘッドライト装着モデル
2024年12月15日(日)、東京・奥多摩湖で開催された「東京旧車会ミーティング」で発見したのは、真っ赤なボディが目を引く日産「シルビア ハッチバック」。オーナーの“サノッチS12”さんに話を聞いた。
「歴代シルビアの中でも、S12型はなぜか一番マイナーなんですよ。ハッチバックでリトラクタブルヘッドライト、このボディカラーなので、トヨタ スプリンタートレノに間違われることが多いんです。こういうイベントでも“かっこいいハチロクですね!”とか、“えっ? 日産?”なんて言われるのはしょっちゅうですから(笑)」
1983年に登場した4代目S12型シルビアは、歴代で唯一のリトラクタブルヘッドライトを持つモデルとして知られている。しかし、多くの人の記憶から抜け落ちているようで、すぐに思い浮かべられる人は意外に少ない。エンジンは1.8LのCA18型が中心だが、R30型「スカイライン」にも搭載された2LのFJ20型を積むグレードも用意されていた。
FJ20型ターボ搭載のシリーズ最強モデルがベース
“サノッチS12”さんが所有しているのは、FJ20ET型を搭載した1984年式のRS-Xというトップグレードだ。FJ20型の大きなヘッドを収めるため、ボンネットには特徴的なバルジが備わる。
フロントにはS12型シルビア後期型の純正リップスポイラーを装着し、サイドステップは北米仕様のみで採用された純正品。リアウイングも輸出仕様の2ピース純正品とマニアックなパーツチョイスが光る。内装は本来ベージュだが、“サノッチS12”さんの好みに合わせてブラック系の内装一式を入手し、総入れ替え。さらにロールケージを装着し、メーターも後期型に交換しているという。
足まわりは、フロントにワンオフの車高調をセットし、リアにはホンダ「オデッセイ」用を加工流用。ホイールはワタナベを選び、フロント15×7.5J+8.5、リア15×8J+3という理想のサイズにたどり着いた。タイヤはブリヂストンのポテンザ RE-01をチョイスしている。
フルチューンのエンジンは300馬力を発生
搭載されるFJ20ET型エンジンは、φ92ピストンを用いて2.1L化。さらにTE06タービンとインタークーラーを追加し、フルコン制御によって最高出力300psを発生する仕様となっている。トランスミッションも71B型から71C型に交換し、強化済みだ。
エンジンルームはヘッドカバーやエアクリーナーをはじめ、細かなホース類までイエローで統一。ヘッドライトもあえてイエローレンズを採用し、細部にまでこだわりが感じられる。
「街乗りでも楽しく走れる仕様になっています。狙い通り、低速からブーストがかかるので、パワフルで乗りやすいですよ。今はかなり理想のスタイルに仕上がっていると思います」
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)
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みんなのコメント
ましてやS12はスペシャリティカーにしてはカッコ悪かったからマイナーだったのに。
「かっこいいハチロク」と間違えてほしいという妄想で記事を作っているな。
兎に角速かった
レビンやトレノと間違われるのは不本意
当時クラスも値段も別格でしょ