この記事をまとめると
■人気のリトラクタブルヘッドライトを採用したが不発だったクルマを紹介
リトラクタブルが普通に見える! 変わり種ヘッドライトのクルマ8選
■デザインの賛否が分かれるクルマになってしまい成功できなかった
■チャレンジ精神旺盛で車種を変えてチャレンジしたモデルもあった
「どうもしっくりこない」けどそのまま商品化に踏み切った
1970年代のスーパーカーブームにおいて、スポーツカーの必須アイテムとして認知されるようになったのが格納式の「リトラクタブルヘッドライト」だ。スーパーカーブーム後、その採用は国産車にも広がっていく。
そうして生まれたリトラ採用モデルの中には「なんでリトラクタブルヘッドライトにしたの?」と感じてしまうデザインもなくはない。ここでは、そんな忘れられつつあるリトラクタブルヘッドライト車4台を紹介しよう。
まずは、1986年にフルモデルチェンジしたトヨタのターセル/コルサ/カローラIIに設定されてスポーティグレード「リトラGPターボ」から。
このモデル自体は、1987年に公開された映画『私をスキーに連れてって』で主人公・矢野文男(演じたのは三上博史さん)の愛車としてカローラII版が登場したことでよく知られている。映画では、セリカGT-FOURが主役級の活躍をするが、カローラIIのセリカを前後に潰したようなチョロQ的なスタイリングは、どこかユーモラスで、冴えないサラリーマン矢野というキャラ付けにもマッチした選択だった。
実際、ターセル/コルサ/カローラIIの名前をつなげた略称「タコII」と呼ばれていたハッチバック車は、いまでいえばアクアのような立ち位置の実用モデルであって、最高出力110馬力のターボエンジンを積んでいたとはいえ、リトラクタブルにして空力を稼ぐほどのパフォーマンスは持っていなかった。そもそもスタイリング的にもノーズが低いわけではなく、リトラクタブルの意味はなかったが、インタークーラーを冷やすインテークを持つボンネットとリトラクタブルの組み合わせは、当時はホットに感じられたのも事実だ。
人気のリトラクタブルヘッドライトを採用しても浮くだけだった
同じく、空力的な意味が感じられなかったリトラクタブル搭載車が、1981年に登場したマツダ・コスモだ。2ドアクーペ、4ドアハードトップが用意されたコスモは、見ての通りリトラクタブルヘッドライトを与えられたグリルレスのフロントマスクとなっていた。
カバーが上昇すると4灯ヘッドライトが出てくる様子はスポーティであり、ロータリーエンジンも設定するコスモのディテールとしてはけっしておかしな選定ではなかったが、はっきり言って評判は芳しくなかった。結果として、1983年には固定式ヘッドライトと立派なグリルを持つフロントマスクに変身。まさに自他ともに認める、リトラクタブルヘッドライトの採用がクルマのキャラクターと合わない失敗例の代表モデルとなってしまった。
コスモの失敗に懲りず、1989年にマツダは実用車のリトラクタブルヘッドライト採用にチャレンジする。それがファミリア・アスティナとユーノス100の兄弟車だ。
同じタイミングでユーノス・ロードスターもローンチしていたこともあって、マツダのスペシャリティカーとしての統一感を狙ったという部分もあるのだろうが、Aピラーから後ろは実用ハッチバックのフォルムで、顔つきだけスポーツカーのそれというのは、どうにもミスマッチだった。
そんなこともあって人気が高まることもなく、両モデルとも5年弱でフェードアウトすることになってしまった。
このあたりからリトラクタブルヘッドライトは、本当にスポーツカーだけの装備という位置づけになっていく。そうした中でセミリトラクタブルヘッドライトというアイテムによって個性を発揮しようとしたのが、1991年にフルモデルチェンジをした、いすゞピアッツァだ。
同社のオリジナル乗用車としては最後の世代となるピアッツァは、丸目4灯を少しだけ隠したセミリトラフェイスが特徴だった。これは基本設計を同じくする、同社のPAネロでも採用されたアイデアだったが、なぜかピアッツァのセミリトラは半目を閉じたような、どこかファニーな印象もある顔つきで、残念ながら有終の美を飾るような販売実績は残せなかったと記憶している。
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みんなのコメント
タコⅡは近未来的なデザインで悪くなかった。
アスティナはそこそこ売れていたけど、当時のマツダの無謀な販売チャンネル拡大での多車種販売により、アスティナとしての販売台数が伸びなかった。
コスモのデザインは時代がついて来なかった。
少し攻め過ぎたのかも、性能や燃費についてはあえてノーコメントとしたい。