従来のプロパイロットとは異なる進化した機能を持ち合わせている
日産がスカイラインで実現したのが、ハンズフリー運転を可能にし、従来のACCに足りなかったカーブ、料金所、速度制限標識まで認識するプロパイロット2.0である。2016年にセレナで初採用されたプロパイロット(1.0)はその後、エクストレイル、デイズ、ルークスなど日産の多くのクルマに幅広く採用されている高速道路同一車線運転支援技術だが、最新のノートに最高峰のプロパイロット2.0は採用されていない。
話題沸騰の「e-POWER」のパワーでバカ売れする日産ノート&セレナに潜む弱点
その理由は、やはりコスト。プロパイロット2.0はそれ自体でも50万円はする先進装備であり、なおかつ、高精度地図を用いるため、プロパイロットを稼働させるために必要な日産コネクトサービス(日産コネクトナビの装備が必須)の料金に加え、高精度地図の利用料金と合わせ、年間1万6000円(プロパイロット2.0登場時)もの出費が必要になる。
一方、新型ノートに用意されたプロパイロットは、じつは従来のプロパイロットとは異なる、プロパイロット”1.5”というべき進化した機能を持ち合わせている。その進化した機能とは「ナビリンク機能付き」という点。日産コネクトナビのサービスと連動する、工場装着のメーカーオプションである(カメラ×1、レーダー×1、ソナー×8/アラウンドビューモニターなしの場合)。
既存のプロパイロットの性能を、コネクティッド技術と連携したものであり、プロパイロット1.0では不可能だった、標識認識、GPSによるカーブ減速支援が可能となり、さらに高速道路渋滞時の停止保持時間が約3秒から約30秒に拡大されているのだ。
一般ユーザーが買うべきグレードは戦略的な価格設定だ
つまり、プロパイロット2.0の高精度地図を利用した、料金所の認識はGPSだけでは精度的に不可能だが、標識を読み込むことは可能で、カーブ手前で80km/hが60km/h制限になっていれば、減速制御を行ってくれる。雨の日、強風の日の速度制限でも同様だ。開発陣いわく、将来、カメラの精度が飛躍的に上がれば、カメラだけでも料金所手前減速制御が可能になるかもしれない、ということだ。
が、ノートに用意されたプロパイロット”1.5″も、以前のプロパイロットの約10万円のオプション、というわけにはいかない。というのは、セットオプションとして用意されているからで、価格は約44万円に達するのだ。もちろん、プロパイロット”1.5″だけでというわけではもちろん、ない。
インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)、インテリジェントルームミラー、ステアリングスイッチ(アドバンスドドライブアシストディスプレイ設定、オーディオ、ハンズフリーフォン、プロパイロット)、USB電源ソケット(タイプA 1個、タイプC 1個)、ワイヤレス充電器、NissanConnectナビゲーションシステム(地デジ内蔵)、NissanConnect専用車載通信ユニット(TCU[Telematics Control Unit])、ETC2.0ユニット、プロパイロット(ナビリンク機能付)、プロパイロット緊急停止支援システム(SOSコール機能付)、SOSコール、インテリジェント BSI (後側方衝突防止支援システム)、BSW(後側方車両検知警報)、RCTA(後退時車両検知警報)がセットになる。
抱き合わせ商売かっ!! という見方もあるが、筆者としては、ワイヤレス充電器以外(自身のスマホが対応せず)は、この時代に必要不可欠な装備と思っているから、腹は立たない。いや、新型ノートを買うとしたら、そのセットオプションを付けるに違いないのである。実際、初期受注の半数近くが、その仕様で注文しているというのだから、プロパイロット=先進装備への期待、ニーズが、このクラスのコンパクトカーでも、なるほど、極めて大きいということだ。
約44万円というプロパイロット”1.5″を使うためのコストは、「コストのために2.0は導入しない」、という話と矛盾するようにも感じるが、冷静に見ると、そもそも新型ノートの、一般ユーザーが唯一買うべきグレードの「X」の価格が、e:POWER=シリーズ式ハイブリッド、ワンペダルなどを採用しつつ、218万6800円と、戦略的な設定になっていたりする。そう、プロパイロット”1.5″を装備する(してほしい)前提の価格設定!? のようにも思えたりするのである。
そんな新型ノートXは、「ナビリンク機能付き」プロパイロット”1.5″に加え、SOSコール、日産コネクトナビによるオペレーターサービスなどまで利用できるのだから、安心感は絶大。約44万円も納得の範囲と思える人も多いはずである。もちろん、プロパイロット2.0に必要な、高精度地図の利用料金は発生、しない……。
もちろん、プロパイロット1.0と2.0のいいとこ取りをしたようなプロパイロット”1.5″は、高速走行を頻繁に行うユーザーにとって、メリットあるオプション装備なんですけどね。そこはお忘れなく!!
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みんなのコメント
追走してる前車が赤信号スレスレのタイミングで交差点抜けたときとかどうなるんだろう
ボーっとしてたらそのまま直進するよね