主なレース参戦車のエンジンタイプと馬力は?
モータースポーツで勝つために開発されたレーシングマシン。サーキットなどでその圧倒的なスピードを披露しているが、気になるのがエンジンの最高出力。F1やスーパーGT、WRCなどの有名競技や、近年注目を浴びる電気自動車レースのフォーミュラEなどに参戦するマシンのパワーは、実際どのくらいなのだろうか? 代表的なマシンを挙げて紹介する。
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スーパーGTは最高峰クラスで550ps以上
アフターパーツのメーカーが手掛けたチューンドカーなどは、1000psオーバーも珍しくはないが、レーシングマシンは厳しいレギュレーションで開発されていることから、カテゴリーによってはエンジンのパワーが市販のスポーツカー程度に抑えられているマシンもある。
例えば、スーパーGTのトップカテゴリーであるGT500クラス。市販車をベースとし国内最大の人気を誇るこのレースでは、ドイツで同じく市販車ベースのマシンで競われるDTMとの統一規定である「クラス1」を採用。各メーカーの競技車両はすべて2000ccの直列4気筒ターボを搭載、最高出力は550ps以上とされている。
だが、直前に行われたレースのリザルトに応じ、上位マシンにはガソリン供給量を制限する燃料リストリクターがハンディキャップとして装着されることから、上位ランカーのマシンは実質パワーダウンが実施されている。
スーパーGTのGT300は300ps~550ps
一方、独自の国内規定であるJAF-GTに適合したマシンに加えて、国際規定のFIA-GT3を採用するマシンも参加するGT300クラスには、様々なタイプのエンジンを搭載したマシンが集結している。
JAF-GT規定適合車では、トヨタの86やマークX、ロータス・エボーラに4.5リッターV型8気筒NAエンジン、トヨタ・プリウスには5.4リッターV型8気筒NAエンジンが搭載されるほか、スバル・BRZは2リッター水平対抗4気筒ターボを採用する。
このように、マシンにより排気量や気筒数は様々。だが、いずれも空気吸入量を制限するエアリストリクターが装着されていることから、最大出力は300ps~400psに制限されている。
対するFIA-GT3のマシンは、さらに多彩で、より大排気量のエンジン搭載車が参戦する。例えば、NA6.2リッターV型8気筒エンジンを搭載したメルセデスAMG GT3や、4リッターターボを搭載したアストンマーチン・バンテージ、NA5.4リッターエンジンを載せたレクサスRC F GT3など。
ほかにも、ニッサンGT-R GT3は3.8リッターV型6気筒ターボを搭載、V型10気筒ではランボルギーニ・ウラカンが5.2リッターNAエンジンを搭載する。
こちらもリストリクターの装着が義務付けられており、大排気量やターボを持ちながらも最大出力は450ps~550psに抑えられていることがポイントだろう。
なお、スーパー耐久の最高峰クラス、ST-XクラスもGT300と同様で、基本的にFIA-GT3適合マシンで競われていることから、最高出力は450ps~550ps程度と言われている。
WRCやフォーミュラEは意外に低馬力
次は、海外のレースに目を向けてみよう。
まず、ラリー競技の最高峰WRC(世界ラリー選手権)で使用されているマシンのパワーユニットは、1.6リッター直列4気筒ターボ。こちらもリストリクターが装着されていることから、最高出力は380ps以上に過ぎない。
さらに、日産がワークスマシンを投入するEV(電気自動車)レースの世界選手権シリーズ、フォーミュラEのマシンも、予選で使用できる最大出力は250kW、つまり、約330ps程度にとどまっているようだ。
F1は小排気量エンジンと電動モーターで高パワー
ホンダの活躍で注目を浴びたF1。さすがに世界最高峰のレースに参戦するマシンともなると最高出力は高く、エンジン単体は1.6リッターV型6気筒ターボと小排気量ながら、電動モーターを駆使したハイブリッド機構の回生パワーを使用することで、1000psを発揮すると言われている。
それでも、チューニングカーと比べると、まだまだパワー不足の感はあるものの、これらのレーシングカーはエアロデバイスや駆動系パーツ、足回りの最適化などを図ることで、抜群のスピードを発揮しているのである。
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みんなのコメント
馬力は少なくても、タイムは出てるからなぁ…。
フォーミュラはダウンフォースを使ってピークパワーを生かして走らせる傾向だけど、GTとかはフォーミュラみたいな空力を得られないからフラットな性格のエンジンにしないといけない。