■SUVは車検証でステーションワゴンと記載される? その理由は?
近年ではクルマのボディタイプのなかでも高い人気を誇るSUV。
クルマの分類はボディ形状からセダン、クーペ、ステーションワゴンなどに分けられるケースと、スポーツカーやスーパーカー、クロスカントリーのような性能や用途で分けられるケースがあります。
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そして、SUVはボディ形状と性能、用途など複数の条件で定義されていますが、車検証ではステーションワゴンと表記されています。
なぜステーションワゴンと表記されるのでしょうか。
近年、人気が高まっている俗にSUVと呼ばれるボディタイプ。
たとえば、トヨタ「ヤリスクロス」や「ハリアー」、「ランドクルーザー」、ホンダの「ヴェゼル」、日産「キックス」、マツダ「CXシリーズ」、スバル「フォレスター」など各社から発売されています。
SUVは「スポーツ・ユーティリティ・ビークル」の略称ですが、メーカーによっては「クロスオーバー」や「クロスオーバーSUV」などという名称を使っていることもあります。
SUV自体の定義は曖昧ですが、一般的に「車高が高い」、「悪路走破性が高い」といった条件を満たすもモデルの総称です。
今や各メーカーの主力となるほど人気のSUVですが、車検証では「ステーションワゴン」と記載されています。
SNSでも、SUVが車検証でステーションワゴンと記載されていることについて「SUVの車検証ってステーションワゴンなのなんでなん?」「SUVは車検上の車体の形状はステーションワゴンなのか…」といったような声が多く挙がっています。
いったい、なぜSUVは車検証でステーションワゴンと記載されるのでしょうか。
国土交通省の担当者は、SUVが車検証でステーションワゴンと記載されていることについて次のように説明しています。
「車検証における車体の形状のタイプは、国で定められているJIS(日本産業標準調査会)の規格に基づいて定められています」
車検証の車体形状は「箱型」「ステーションワゴン」「幌型」の3タイプのみとなっており、種類は長らく変わっていません。
JIS規格の「JIS D 0101」では、それぞれクルマの分類について箱型は「車体は箱型で、側面の窓には中柱がないこともある」と記され、セダンやクーペがここに該当します。
ステーションワゴンは「車体は箱型で、後部の形状は車室内容積が大きく設計されている」と記載。
幌型は「車体は開放可能形で、屋根は軟らかいか堅ろうで、少なくともふたつの形態を取る」と説明されており、要するにオープンカーを指しています。
このJIS D 0101は、1964年3月1日に制定され、1993年2月1日に改正されて以降、一度も内容の変更がありません。
また、車検証上の「ステーションワゴン」表記について前出の担当者は次のように説明します。
「SUVの車検証上での表記をどのようにするかについては、メーカーの意向にもよることから、すべてのSUVが『ステーションワゴン』となっているわけではありません」
つまり、メーカーがSUVを箱型と申請すれば、車検証に箱型と記載されるケースもありえます。
※ ※ ※
クルマ全体の歴史に比べれば、SUVと呼ばれるボディタイプのクルマが日本で定着してからはそれほど多くの年月は経っていません。
しかし、現在ではSUVは定番化したボディタイプといえますが、かつてミニバンが登場し、現在まで定番のボディタイプながら車検証の表記に反映されていません。
そのことから、今後も「箱型」「ステーションワゴン」「幌型」の種類は変わらないでしょう。
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