現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > コンバーチブルのポルシェで行く、”時を超える旅”。「ポルシェ・911 カレラ4GTS カブリオレ」でフロリダを疾走。

ここから本文です

コンバーチブルのポルシェで行く、”時を超える旅”。「ポルシェ・911 カレラ4GTS カブリオレ」でフロリダを疾走。

掲載
コンバーチブルのポルシェで行く、”時を超える旅”。「ポルシェ・911 カレラ4GTS カブリオレ」でフロリダを疾走。

ポルシェとアメリカ双方の伝統と革新性を探求。そんなドライブ旅に最適な一台で、フロリダはオークランドを巡る!

ポルシェのスポーツカー誕生75周年を記念して、「ポルシェ・911 カレラ4GTS カブリオレ」がポルシェとアメリカの歴史を旅し、伝統、革新、そして夢の力を探る。

伝説の911特別仕様車発表! ル・マン100周年記念「ポルシェ911・カレラGTS ル・マン・センテネール・エディション」

フロリダ州オーランドにあるレイク・ノナには、ポルシェとは似ても似つかないバックストーリーがある。75年前、フェリー・ポルシェが356 "No.1" ロードスターでポルシェの伝説に命を吹き込んでいた頃、21世紀に入ってジョー・ルイスは、先見の明に満ちた新しいコミュニティを創造する計画を実現していた。レイク・ノナは、ドイツのスポーツカーブランドと同様、夢から生まれた。

【写真23枚】オーランドの日差しを最大限に利用できるコンバーチブル・ポルシェ。 

2000年代初頭、ポルシェのエンジニアたちが社内の書庫で、エッガー・ローナーの電気自動車「C.2フェートン」(フェリー・ポルシェの父、フェルディナント・ポルシェが設計した現存する最古のデザインで、彼の『オクタゴン』電気モーターを搭載)に関するメモを読み返していた頃、ルイスと彼のチームは、1996年に英国人実業家が購入した約44平方キロメートルの忘れ去られた土地のマスタープランに取り組んでいたという。

その後、2010年にレイク・ノナの大ブームが始まった。現在、オーランド南東部のこの土地には約18,000人が住み、新興企業、大学、大企業、公共部門が新たな5Gアプリケーションを発見する生きた実験場となっている。いわゆる「ギガビットコミュニティ」には、超高速、超高帯域幅、低遅延を備えた4万km以上の光ファイバーが敷設されている。これにより、ヘルスケア、自律型モビリティ、リテール体験などの分野で新たな発見が可能になり、コミュニティにおけるアイデアから体験、行動へとイノベーションの伝播が加速されている。

2010年は重要な節目でもあった
ポルシェにとって、2010年は重要な節目の年でもあった。この年、「ポルシェ・カイエンS ハイブリッド」の生産が開始されたのだ。このクルマは電動スポーツカーの道を示すものであり、2019年に登場するオール・エレクトリックのテイカンによって最も重要な実を結ぶことになる。

レイク・ノナはポルシェと同様、絶え間ない発展を続けている。色とりどりのインテリジェント・ビルが建ち並び、未来への準備が整ったレイク・ノナは、人間の健康と気候変動が重要な役割を果たすコミュニティである。ベライゾン5Gイノベーション・ハブや、世界4大会計事務所のひとつであるKPMGがあり、最新鋭のビルに約4億5000万ドルを投資している。

また、全米テニス協会はレイク・ノナに100コートを有する世界最大のテニス複合施設を設立した。「ゴルフ&カントリークラブ、ノナ・アドベンチャー・ウォーターパーク、ボクシ・パーク、ドライブ・シャック、レストラン、ハイテク映画館など、すべてを見るにはもっと長い滞在が必要なアトラクションの数々も忘れてはなりません」と観光局の広報担当者が言う。




356 "No.1 "ロードスターを彷彿とさせる
この特別なスポーツカーは、ポルシェとアメリカ双方の伝統と革新性を探求するドライブ旅行に最適だ。オーランドの日差しを最大限に利用できるだけでなく、このスポーツカーのアイコンは2023年に60周年を迎える。また、75年前の1948年6月8日にポルシェの名を冠した最初の車となった356「No.1」ロードスターを彷彿とさせる。

今日、レイク・ノナの路上では、米国最大かつ最も広範な自律走行公共サービス車両が出迎えてくれる。これらの革新的なバスは、乗客がお金を払うことなく、静かに通りを巡回している。

しかし、そろそろアメリカで最も近代的なコミュニティのひとつを離れ、アメリカで最初にヨーロッパ人によって築かれ、セントオーガスティンに向かうときだ。ルーフを下ろし、サウンドシステムをオフにしての旅は、最高出力480PS(353kW)の911カレラ4 GTSカブリオレに勝るサウンドトラックはない。

デイトナからセントオーガスティンへ
完璧に舗装されたI-4ハイウェイはデイトナへと向かい、伝説的なレーストラックとミュージアムを訪れることは必須である。1959年4月5日、アルゼンチン人のロベルト・ミエレスとアントン・ヴァン・ドレーがポルシェ718 RSKでデイトナ1,000kmを制したのだ。

1967年に24時間レースが始まって以来、このスポーツカーメーカーはその歴史の中で最も成功を収めたブランドとなった。自動車およびエンジンメーカーとしての19回の優勝に加え、エンジンメーカーとしても4回の優勝を飾っている。デイトナからセントオーガスティンに向かって道は続き、ハイウェイ95号線は1時間強かかる長い直線区間に変わる。

ポルシェやレイク・ノナと同じように、セント・オーガスティンもまた、スペイン、フランス、イギリスの航海者たちが新大陸を発見するために共有した夢から生まれた。最初にこれらの土地を探検したのはフアン・ポンセ・デ・レオン(1513年)だが、1565年9月8日にこの街を築いたのはペドロ・メネンデス・デ・アビレスだった。

1672年に建設が開始されたサンマルコス城があるセントオーガスティンに到着すると、スペインの伝統はすぐにわかる。この要塞は、1763年のパリ条約の後、フロリダの全領土を占領したイングランドとの激しい戦いの証人となった。

現在、セント・オーガスティンは人口1万5千人ほどの都市で、そのほとんどが観光業で生計を立てている。この街を観光するには、911カレラ4 GTSカブリオレを駐車場に停めたまま、歴史的中心部の通りを徒歩で散策するのがベストだ。旧市街の門からスタートし、セント・ジョージ・ストリートからトレジャリー・ストリートまで散策するのが理想的だ。

「伝説によれば、スペイン人がこの通りを作ったのは、港からスペイン王室の宝物庫に金塊を運ぶとき、あるいはその逆をするときに、一度に2人しか通れないようにするためでした。馬や馬車に乗った男たちに襲われる余地はありません」とセント・オーガスティンのツアーガイド、コートニー・クーガンは説明する。

時をさかのぼる
さまざまな宗教の教会や、ユグノーやトロマトといった伝説に満ちた墓地は、スペイン、フランス、イギリスがこの地を通過したことを思い起こさせる。日が沈むと、フラグラー大学、ライトナー博物館、セントオーガスティン大聖堂、セントオーガスティン蒸留所が輝きを増す。灯台とビーチを訪れるには911が必要だ。

夜には、100年以上前にオープンした歴史あるコロンビア・レストランが、装飾、ワイン、タパスで人々をタイムスリップさせてくれる。翌日は、フロリダ東海岸を走る絵のように美しいA1Aハイウェイ沿いのレイク・ノナが再び手招きする。ビーチ、海、そよ風、カモメが最高のお供だ。

911カレラ4 GTSカブリオレが減速して最終停止すると、自律走行電気バスの1台がビープ音を発しながら静かに近づいてくる。このコミュニティとポルシェの未来が思い起こされる。2025年、レイク・ノナにはアメリカ初のバーティポート(ヘリコプタースタイルの離着陸が可能な電気飛行機のハブ)が建設される予定だ。パフォーマンス志向のDNAを受け継ぐポルシェとしては、電動モビリティのパイオニアであり続ける計画だ。最近公開されたミッションXのコンセプトカーを見る限り、ポルシェ・スポーツカーの次の75年は、多くの発展が待ち受けていることだろう。

こんな記事も読まれています

誰が乗る!?「朝2:45の始発便」誕生のワケ ただ“日本一早い便”ではない! 超早朝便のニーズとは?
誰が乗る!?「朝2:45の始発便」誕生のワケ ただ“日本一早い便”ではない! 超早朝便のニーズとは?
乗りものニュース
スバルが「新型SUV」公開! 迫力エアロで“めちゃ速そう”な「GTエディション」! 2リッター水平対向エンジン搭載の「新クロストレック」に反響も! 比で登場
スバルが「新型SUV」公開! 迫力エアロで“めちゃ速そう”な「GTエディション」! 2リッター水平対向エンジン搭載の「新クロストレック」に反響も! 比で登場
くるまのニュース
スポーツ、クルーズ、クールさの三位一体。インディアンモーターサイクル「101スカウト」は良質なファンバイクだった
スポーツ、クルーズ、クールさの三位一体。インディアンモーターサイクル「101スカウト」は良質なファンバイクだった
バイクのニュース
トヨタ、WRC4連勝をかけて地中海の離島サルディニアへ。「岩を避けて走ることが鍵」とラトバラ代表
トヨタ、WRC4連勝をかけて地中海の離島サルディニアへ。「岩を避けて走ることが鍵」とラトバラ代表
AUTOSPORT web
航続距離約45kmアップ!! マッチも乗る水素カローラが大幅進化!! カギを握る「異形燃料タンク」とは
航続距離約45kmアップ!! マッチも乗る水素カローラが大幅進化!! カギを握る「異形燃料タンク」とは
ベストカーWeb
ベスパ『LX125』2024年モデルを発売…ミニマルでクラシックなDNAを受け継ぐ
ベスパ『LX125』2024年モデルを発売…ミニマルでクラシックなDNAを受け継ぐ
レスポンス
新型クラウン第5の刺客 「クーペ」を発売することの意義とブランド価値
新型クラウン第5の刺客 「クーペ」を発売することの意義とブランド価値
ベストカーWeb
スズキ「スイフト」で3ナンバーを取得した理由とは? カスタム沼にはまったのはオートバックスでの出会いがはじまりでした
スズキ「スイフト」で3ナンバーを取得した理由とは? カスタム沼にはまったのはオートバックスでの出会いがはじまりでした
Auto Messe Web
EVの中古はバッテリーの劣化が心配……は10年前の情報を元にした論調! いまやバッテリーの劣化対策も進んでいた!!
EVの中古はバッテリーの劣化が心配……は10年前の情報を元にした論調! いまやバッテリーの劣化対策も進んでいた!!
WEB CARTOP
角田裕毅、ミディアムで11番手「良い初日。ブレーキングに改善の余地はあるが、ペースはいい」/F1モナコGP
角田裕毅、ミディアムで11番手「良い初日。ブレーキングに改善の余地はあるが、ペースはいい」/F1モナコGP
AUTOSPORT web
ハース痛恨! モナコGPの予選失格。新しいリヤウイングに違反見つかり、最後尾からの決勝スタートに
ハース痛恨! モナコGPの予選失格。新しいリヤウイングに違反見つかり、最後尾からの決勝スタートに
motorsport.com 日本版
マッチこと近藤真彦氏がトヨタ新「GRカローラ」で走った! 「トヨタと日産の壁なく参加」 液体水素エンジンの進化もスゴかった!?
マッチこと近藤真彦氏がトヨタ新「GRカローラ」で走った! 「トヨタと日産の壁なく参加」 液体水素エンジンの進化もスゴかった!?
くるまのニュース
「赤ん坊のように泣いた」フェルナンデス、初優勝のチャンスが転倒で潰える。原因はタイムロス“埋め合わせ”の意識
「赤ん坊のように泣いた」フェルナンデス、初優勝のチャンスが転倒で潰える。原因はタイムロス“埋め合わせ”の意識
motorsport.com 日本版
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズにシエンタHVなど5車種の適合が追加
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズにシエンタHVなど5車種の適合が追加
レスポンス
岡山で最大級EVイベントを開催! 最新EVを体験 5月26日
岡山で最大級EVイベントを開催! 最新EVを体験 5月26日
レスポンス
ホンダ新型「小型ミニバン」初公開! 謎の新仕様「エアー」って何? 「無印フリード」ではない「キャラの強さ」とは
ホンダ新型「小型ミニバン」初公開! 謎の新仕様「エアー」って何? 「無印フリード」ではない「キャラの強さ」とは
くるまのニュース
航続距離が短い電動バイクって不便? 意外と大丈夫?
航続距離が短い電動バイクって不便? 意外と大丈夫?
バイクのニュース
3550円で「運転免許」取得可能? 最も安い免許はどんなモノ? クルマなの? 逆に最も高いのモノとは
3550円で「運転免許」取得可能? 最も安い免許はどんなモノ? クルマなの? 逆に最も高いのモノとは
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1198.01561.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.82750.0万円

中古車を検索
カイエンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1198.01561.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.82750.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村