2020年4月に登場した現行4代目「ハリアー」。現代最強のデートカーとも言えるこのクロスオーバーSUVは、2.0Lガソリンエンジンと2.5Lハイブリッドの2種類が用意されています。どちらも魅力あるパワーユニットですが、今回はハイブリッドに注目して狙い目のグレードをチェックしていきましょう。
ハイブリッドの価格は358~504万円
ハリアーハイブリッドには2つのパワートレインが用意されています。一つはFFでもう一つはE-Four(電気式4WDシステム)です。E-Fourはプロペラシャフトが無く必要な時にモーターが直接後輪を駆動します。
トヨタ「ハリアー」 ハイブリッドかガソリンか、買いのグレードはどれか?
金額的には同じグレードでもE-Fourの方が22万円高となります。走行性能としては、オンロードを走るのであればFFでも不満はないと言えます。E-Fourは冬季に雪が多い地域に住むユーザーが検討するべきと言えるでしょう。なお、グレードのラインアップはFFとE-Four共に同じで、以下の通りとなっています。
S・・・・・・・・・・FF:358万円~、E-Four:380万円~
G・・・・・・・・・・FF:400万円~、E-Four:422万円~
Gレザーパッケージ・・FF:430万円~、E-Four:452万円~
Z・・・・・・・・・・FF:452万円~、E-Four:474万円~
Zレザーパッケージ・・FF:482万円~、E-Four:504万円~
>>トヨタ ハリアーハイブリッドのカタロググレードをチェックする
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続いてグレードごとの装備内容などを見ていきましょう。まず運転支援システムは基本的に全グレード標準装備となっています。そのほかステアリングスイッチや左右独立で温度調整が可能なフルオートエアコンなど、他車種だと上級グレードのみに用意されるような装備が標準装備となっているのがハイソなクロスオーバーSUVであるハリアーらしいポイントの1つと言えるでしょう。
実用性に関する部分に大きな差異はあまり見られませんが、最廉価グレードであるSは他のグレードと比べるとパワーバックドアの設定が無かったり、SだけメーターのTFTモニターのサイズが4.2インチだったり(他は7.0インチ)と見劣りする面もあります。ハリアーは高級感や先進性が売りのモデルなので、もし購入を検討するのであればG以上のグレードを選びたいところです。
価格と装備が好バランスのGレザーパッケージがオススメ
高級感や先進性が売りとなると、高級モデルの定番装備であるレザーシートを選択したいという人も多いはず。ハリアーの場合はZとGに設定されたレザーパッケージをチョイスするとその希望を叶えることができます。なおカラーはブラックとブラウンの2種類を用意。ちなみにレザーパッケージは30万円高です。
レザーパッケージは単純に各種内装の素材にレザーが用いられるだけでなく、シートヒーターやシートベンチレーション(前席)、ステアリングヒーターなどの快適装備が備わります。他のグレードではシートヒーターの装備ができないので「シートヒーターが欲しい!」という人にとってレザーパッケージは必須とも言えます。そういったことを配慮すると価格と装備のバランスが取れていて、ハリアーらしい所有欲を満たしてくれるグレードはGレザーパッケージと言えそうです。
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最上級グレードZのみの装備は?
Gレザーパッケージがオススメ、と言ったものの最上級グレードZ/Zレザーパッケージにのみ許された特権ももちろん存在します。
まずはナビ・オーディオです。他のグレードでは8インチのディスプレイオーディオが標準となっていますが、Z系では12.3インチディスプレイのTコネクトナビと、JBLのプレミアムサウンドシステムが標準装備となっています。ちなみにこのナビ・オーディオはG系にオプションで用意されていて36万9600円で装備することが可能。
このオプションを装着してもZ系との価格差52万円は埋まらないのですが、ヘッドアップディスプレイや19インチのアルミホイールなどZ系に標準装備で他のグレードには用意がない装備を考えると、約37万円のオプションを選択するよりももう少し予算を出してZ系を選ぶ方が良いと言えるでしょう。またトヨタ車初採用で話題となった調光パノラマルーフもZ系にのみ用意されたオプションです。(19万8000円)
ハリアーハイブリッドのグレード選びは、
1:E-Fourが必要か否か?
2:快適装備が充実しているレザーパッケージを選ぶか否か?
3:最後に自身の選びたい装備とオプション金額の兼ね合いからZ系を選ぶか否か?
という順番に決めていくのが良いと言えそうです。
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もしも購入するならば少し待て?
実は、現在ハリアーを新車で購入しようとしても、すぐに手に入らないのが現状です。半導体不足による納期の遅れなどもありますが、秋ごろに年次改良が予定されているらしく、受注を停止しているという噂です。詳しくは販売店に聞かないと断言できない点もありますが、ハリアーを注文しようとしても年次改良まで待ってくださいと案内される可能性は高いと言えます。
そうなると中古車を検討すると思いますが、今回紹介したハイブリッドはガソリンに比べて中古車相場も高く、お買い得感はあまりないと言えます。
>>トヨタ ハリアーハイブリッドの中古車相場をグラフで見てみる
なお、走行距離が少ない未登録車もチラホラありますが、今急いで購入した後に年次改良が行われると、改良前モデルの相場が大幅に下がってしまう場合もあります。我慢ができるのであれば、年次改良したモデルの受注が始まるのを待つのが吉と言えそうです。もし我慢が出来ないのであれば、走行距離が比較的多い個体を購入した方がお得感がありそうです。
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文:西川昇吾
写真:
1~2枚目:ハリアー G"レザーパッケージ"
3~4枚目:ハリアー Z(内装色グレイ)
5~6枚目:ハリアー Z"レザーパッケージ"
7~8枚目:ハリアー Z"レザーパッケージ"(内装色ブラウン)
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みんなのコメント
ハリアーハイブリッドはすでに受注停止してるし時期改良モデルはGのレーザーパッケージは廃止になるって情報が流れてるけど
北米ハリアー(トヨタヴェンザ)は韓国車対策の安車だが、それでもハイブリット専用車
しかし日本では、ガサツで煩い直4ガソリンメインのさらに廉価仕様の貧乏日本向け。
カローラと同じステアリング、シフトノブ、アナログメーター、超絶ダサいリアウィンカーでも、高級風と思って乗られている日本は本当に貧しくなった。