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スバリストでも忘れがち? 中古車価格が爆上がりするかもしれない「変化球」STIコンプリートカー5選

掲載 更新 12
スバリストでも忘れがち? 中古車価格が爆上がりするかもしれない「変化球」STIコンプリートカー5選

STIのコンプリートカーは「S」や「R」だけじゃない!

 スバルのモータースポーツ活動やハイパフォーマンスパーツ開発など、スバルの走りを支えるSTI(スバルテクニカインターナショナル)が手掛けるコンプリートカーシリーズ。

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 本サイトでは、これまでもさまざまなSTI謹製のコンプリートカーを紹介してきた。今回は王道ともいえる「Sシリーズ」や「Rシリーズ(=R205)」のほかにも、意外と知られていない「マニアックだけど走ると垂涎モノ」のコンプリートカーを紹介しよう。

環境性能と安全性を両立した初のNAコンプリートカー

【レガシィ2.5iアイサイトtS/BRF・BMF型/ 2012年11月発売/限定300台】

 2012年に登場した「レガシィ2.5iアイサイトtS」は、STIコンプリートカーとして初のアイサイトを搭載。さらにSTIコンプリートカー史上初となるNAエンジン搭載車として、BRZ tSに先行して300台限定で発売された。

 初搭載のアイサイトはtS専用にセッティングされているのが特徴だった。このレガシィ2.5iアイサイトtSは、2010年に登場したレガシィ2.5GT tSに準じたパフォーマンスパーツが数多く装備される。NAエンジン車がベースということで使用燃料はレギュラーガソリン、トランスミッションはリニアトロニックCVTという点も見逃せない。

 2.5Lの排気量による、ゆとりある走りをSTIの手掛けた足まわりで引き締めたことで、オールラウンドで気持ちよく走れるグランドツアラーというキャラクターをさらに際立たせている。もちろん、NAエンジン故の環境性能の高さも見逃せないポイントだ。

ポップで斬新なエクステリアにSTIチューンのシャーシを融合

【XVハイブリッド tS/GPE型/2016年7月発売/期間限定発売】

 XVシリーズ初のSTIコンプリートカーは、XVハイブリッド2.0i-Lアイサイトをベースとし2016年に登場、STIコンプリートカーとして初のハイブリッドモデルとして注目を集めた。強化されたポイントは強靭でしなやかな走りを実現するフレキシブルシリーズをはじめ、専用のサスペンションはベース車と比較してロールレートを約6%、ピッチレートを約8%低減することで、ヨーレートの応答遅れ時間を約15%低減。これにより車高の高いSUVをベースとしながらも、ワインディングではキビキビとした走りを披露した。

 このように走りを極めるためのシャーシ&サスペンションセッティングを施したことで、「副産物的にロードノイズの低減にも効果があった」と、当時のエンジニアが語ったことを記憶している。

 NAエンジンでありながらモーターアシストの恩恵でパワー感も満足度が高いだけでなく、足まわりとの相乗効果で街乗りのEV領域ではじつに高い静粛性を誇ったことにも注目だ。また、内外装に差し色や専用シートなどでベースモデルをさらにポップな印象としているのが特徴だった。

アクティブライフ層から好評だったSTIコンプリートモデル

【フォレスター tS/SH9型/2010年10月発売/限定300台】

 2001年に登場した初代フォレスター STi IIタイプM以来、じつに9年ぶりの登場となったフォレスターのSTIコンプリートカーが3代目「フォレスターtS」。2代目フォレスターではカタログモデルとして設定されていたSTIモデルだが、3代目でも2代目同様、2.5Lターボエンジン車をベースとしているのが興味深い。

 この3代目フォレスターはちょうど新世代ボクサーエンジン「FB20」が初搭載されたモデルとして注目された。フォレスターtSは、STI製エキゾーストパーツにより強調された、不等長サウンドを奏でるのも特徴であった。

 また、ローダウン化されているとはいえ、他のSTIコンプリートカーと一線を画す走破性の高さにより、キャンプやウインタースポーツといったアウトドアライフを楽しみながら、走りも一級品というSUVとして、今改めて注目したいモデルだ。

ストイックさならS206に勝るスパルタンさを誇った

【WRX STI tSタイプRA/GVB型/2013年7月発売/限定300台】

 3代目となるWRX系のGR/GV型で、最後のコンプリートカーとなるのが「WRX STI tSタイプRA」だ。2013年に300台限定で発売されたこのモデルは、標準モデルのほかSTI製ドライカーボンウイングなどを専用装備したNBRチャレンジパッケージやRECARO製スポーティバケットシートを装備したモデルも用意。

 4ドアモデルのGVB型では、2010年発売のドライカーボン製ルーフを備えた「WRX STI tS」、そして2011年に登場したS206に続く、3台目のSTIコンプリートカーとなる。

 注目はベース車両が軽量コンペティションモデルのスペックCであること。GVB型のあとのVAB型では、スペックCが存在しなかったため、実質スペックCをベースにした最後のコンプリートカーとなった。

 ちなみにタイプRAという名称は初代レガシィから代々受け継がれてきたもので「Record Attempt(記録への挑戦)」を意味する。S206が究極のプレミアムスポーツモデルとするならば、WRX STI tSタイプRAは究極のコンペティションモデルといえる。それはベース車よりも穏やかなステアリングギヤレシオとしたS206に対し、逆に11:1という競技車両並みの超クイックなレシオからもスパルタンさを物語る。

2ペダルモデルながら走って楽しいスポーティさを実現

【WRX S4 STI Sport#/VAG型/2020年7月発売/限定500台】

 現時点で最新のSTIコンプリートカーとなる「WRX S4 STI Sport#」は、WRX S4 STI Sportをベースに米国専用のコンプリートカー「S209」に採用した「セラミック・ホワイト」と呼ばれる専用ボディカラーを設定。フロントグリルやSTI製大型フロントアンダースポイラー、18インチアルミホイール、リヤサイドエアアウトレットなど、専用のエクステリアアイテムを数多く装備している。

 インテリアもブラックのウルトラスエードをシートやトリムなどへ随所に配置しながら、ステッチ色やシートベルトを専用のシルバーにするなど、特別なマテリアルが採用されている。もちろんSTI製コンプリートカーとして、通気抵抗を低減したエアクリーナーエレメントと低排圧マフラーといった専用の吸排気パーツを採用するほか、CVTオイルクーラーといった冷却パーツも搭載。CVT車でも高次元での走りを楽しめた。

 また、STIコンプリートカーならではの装備として各種フレキシブルパーツをふんだんに装備。なかでも、WRX STI Sport#には同モデル専用のフレキシブルタワーバーフロントを装備するほか、S209に採用されたフレキシブルドロースティフナーリヤが国内初装備されている。 名称こそ新世代のコンプリートカーを感じさせる「#」という音階記号を用いているが、その仕立てはSTIが手掛けてきた従来のコンプリートカー同様、究極の走りの気持ちよさを最新技術でグレードアップさせていた。

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みんなのコメント

12件
  • tSモデルは悪くないとは思わないが、バク上がりするとは思えないけどなぁ。
  • BL系のtuned by STIが無いのは寂しいですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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