遠藤イヅルが自身のイラストともに1980年代以降の趣味車、いわゆる"ヤングタイマー"なクルマを振り返るという、かつて小社WEBサイトでひっそり!? 連載していた伝説の連載、その進化版がこの『ボクらのヤングタイマー列伝』です。今回はアメリカ車にしようかな……と悩んでいた編集担当にふと天啓がひらめきました。そうだオートラマだ! というワケで、今月はオートラマ盛り合わせですヨ!
ボクらのヤングタイマー列伝第14回『プジョー309 後編』の記事はコチラから
本能に訴えかける”魔性”のクルマ、エキゾチィックな4ドアスーパーカー4代目『マセラティ・クワトロポルテ』の耽美な味わい
グリルセンターの青いオーバルエンブレム効果もあり、国産車とは違う無国籍なイメージを作り出していました!
当連載は輸入車メインでお送りしていますが、輸入車でもフォードはいろいろな側面を持っていました。"過去形"なのは、ご存知のようにフォードが日本から撤退してしまったためです。ちなみに日本でのフォード販売の歴史は明治まで(!)遡ることが出来ます。しかも輸入だけでなく大正時代にはすでに日本法人設立、日本でフォードの生産さえ行っていました。1974年には再びフォードの日本法人が復活、1979年にマツダとの提携が行われ、そして1981年、日本でフォードを販売するマツダのチャンネル『オートラマ』がいよいよ登場するわけです。
オートラマ最大の特徴は『フェスティバ』、『レーザー』、『テルスター』、『スペクトロン』などの"日本製フォード"が販売されていたことです。これらはマツダ製で、レーザーはファミリア、テルスターはカペラ、そしてスペクトロンはボンゴの兄弟車でした。車種によっては兄弟車と言えども外観の差異が大きいクルマもあり、グリルセンターの青いオーバルエンブレムの効果も相まって、国産車とは違う無国籍なイメージを作り出していましたよね!
ちなみにオートラマで本国アメリカ製フォードの販売が始まったのは、遅れて1987年からだったというのもちょっと意外です。このときは映画『ロボコップ』でも活躍した初代トーラスが輸入されました。オートラマのトーラスといえば1992年に登場した2代目(初代のビッグマイナーチェンジ)のワゴンがかなり売れたので、その印象も強いです。ベンチシート+コラムシフトでゆったりとした乗り心地の"ザ・アメリカ車"的な性格は日本人の思うアメリカ車感にぴったり。あんなに走っていたのに、そういえば絶滅危惧種になってしまいました。
そしてオートラマといえば忘れられないのが『初代プローブ』。フォードとマツダがカペラをベースに共同開発し、ミシガン州に建設されたAAI(Auto Alliance International)で製造されたモデルです。フォードの空力研究モデルの名を受け継いだ流麗なスタイリングを持つ2ドアクーペだったプローブは、本国ではドアミラーさえもボディに取り込んでいたのですが、残念ながらオートラマ仕様ではいかにも後から改造しました感たっぷりのミラーに。日本の法規には逆らえず……残念でしたね。
しまった! もう誌面がない! オートラマ専売車種でヒット作となった『フェスティバ』の話題を書けなかった! でも前後編というわけにもいかないので、ここでシメますね。オートラマにはなんと商用車もあったのです! それが『J80/J100』。見るからにボンゴですが、でもこれアジア&オセアニアに向けたフォードの世界戦略車だったのです。日本ではデビュー当時からほとんど見たことありませんが(涙)。
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