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デジタル世代の新常識「フル液晶メーター」を装備するクルマが増加中! メリットや注意点とは?

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デジタル世代の新常識「フル液晶メーター」を装備するクルマが増加中! メリットや注意点とは?

フィットや次期プリウスにもデジタルメーター採用の波が
自動車のメーターといえば、文字盤の上を針が動く指針式メーター……というのは昭和の時代の話。平成になると、指針式メーターと液晶のインフォメーションディスプレイを組み合わせたメーターがスタンダードとなりました。

そしてインフォメーションディスプレイの巨大化というトレンドは、ついにメーター自体をフル液晶ディスプレイにするデジタルメーターに発展します。デジタルメーターは令和の常識ともいえる装備です。

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国産車では2020年にフルモデルチェンジした「ホンダ フィット」には7インチサイズの液晶を用いたデジタルメーターが採用されています。デジタルメーターの特徴はメーターを覆うひさし部分が不要なことですが、そうしたデザインのおかげでかなり未来的なコクピットになっていることは多くの人が感じるところでしょう。

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先日フルモデルチェンジを発表したトヨタの新型「プリウス」も、同様に7インチディスプレイのデジタルメーターを採用しています。これは、「トヨタ bZ4X」や「スバル ソルテラ」といった電気自動車でも使われていたもので、今後は幅広い車種に展開されるであろうことが予想されます。

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軽自動車でもデジタルメーターを採用する車種が登場
そして実は軽自動車でも、「日産 サクラ/三菱 eKクロスEV」が7インチのデジタルメーターを採用しています。このようにデジタルメーターは国産車でも拡大していくトレンドと言えそうです。

ちなみに、7インチなど画面が比較的小さめのデジタルメーターの場合は、そもそもの情報表示面積が限られますから、ドライバーに伝える情報は指針式+インフォメーションディスプレイの域を出ません。

ただし、ドライブモードによって表示を切り替えたり、ACCなど先進運転支援システムの作動時には専用の表示にしたりできる点はデジタルメーターのメリットといえます。

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画面サイズが大きくなるほどドラマチックな演出効果は高い
こうした事情は、シビックに採用されている中型の10.2インチサイズの大画面デジタルメーターでも同様です。ただし、「シビック タイプR」では+Rというレーシーなドライブモードを選ぶと、通常時とは完全に別世界のメーターデザインが現れます。こうした変化を楽しめるのもデジタルメーターのメリットといえるでしょう。

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>>ホンダ シビック タイプRのカタログ情報をチェックする

デジタルメーターによる世界観の演出効果は、液晶サイズが大きくなるほど高くなります。マイナーチェンジによって12.3インチのデジタルメーターを与えられた」「トヨタ RAV4は画面を5つのエリアにわけて、直感的に情報を表示する工夫がされています。

>>トヨタ RAV4ハイブリッドのカタログ情報をチェックする
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ナビの全画面表示ができない国産車が多い!
ところで、国産車のデジタルメーターでしばしば指摘されるのが、多機能表示で期待される“ある機能”に対応していないケースで、それはナビ画面をデジタルメーター全体に表示するというもの。

アウディやフォルクスワーゲンが採用し、憧れの機能となったナビマップの全画面表示機能を有している国産車の代表格がスバル車です。

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「WRX S4」や「レヴォーグ」に採用される12.3インチのデジタルメーターは、スピードメーターとタコメーターの2眼表示をする「ノーマル画面」、ナビゲーション情報と連携する「地図画面」、アイサイト関連の作動状態を大きく分かりやすく表示する「アイサイト画面」の3つのモードをもっています。

また、最近のスバル車には11.6インチの縦型センターインフォメーションディスプレイが設定されていますが、その先進的な雰囲気もデジタルメーターのある未来のコクピット感を演出する要素となっているといえます。

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フルデジタルメーターにも松竹梅があるので実車の確認が大切
まとめると、ひとくちにデジタルメーターといっても画面サイズによって表示機能は変わるし、基本的には大画面ほど情報が豊富に表示できます。

ただし、ナビゲーションと連動した地図表示機能については、現時点では装備されているクルマが限られますので、「デジタルメーター=地図表示可能」と思っていると、ガッカリするかもしれません。

同様に、ドライブモードの切り替えに連動して表示を変える機能についても、単純に背景の色味が変わるだけのものから、デザインや表示情報まで変わるものまで様々です。できれば実車で確認して選ぶと失敗がないでしょう。

なお、液晶画面ということで目の疲労や角度による見えづらさといった心配もあるかもしれませんが、筆者が体感した範囲でいえば国産車のデジタルメーターで視認性に難があると感じたものはありませんでした。もちろん、そのあたりは個人差もありますので、販売店などで実際に目にして確認してほしいと思います。

文:山本晋也
写真:
1枚目:スバル レヴォーグ
2~4枚目:スバル WRX S4
5枚目:アウディ A8
6~7枚目:アウディ Q4 e-tron
8~9枚目:フォルクスワーゲン ゴルフGTI
10~11枚目:日産 サクラ
12~13枚目:トヨタ RAV4
14~15枚目:トヨタ ハリアー

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