今年で45回目となる日本カー・オブ・ザ・イヤーは、「市販を前提として日本国内で発表される乗用車の中から、年間を通じて最も優秀なクルマを選定し、そのクルマに日本カー・オブ・ザ・イヤーのタイトルを与え、その開発・製造事業者を称えることにより、一層の性能・品質・安全の向上を促すと共に業界発展と地球環境保護、交通安全に寄与する」ことを目的として1980年に創設されました。
選考委員は60人を上限として、実行委員から実行委員会に推薦された候補者の中から実行委員の投票により上位60名の中に入り且つ実行委員会の過半数の信任を得た者が選任され、選考対象となるクルマは、前年の11月1日より当年の10月31日までに日本国内において発表された乗用車で、60名を上限とした選考委員の投票によって決定。その年を代表するクルマとなる「日本カー・オブ・ザ・イヤー」が日本メーカー車だった場合、海外メーカー車でもっとも多く得票したクルマに「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」が与えられ、さらに2つの部門賞、「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」が設けられています。
アウディは2023年に約190万台の車両を販売、EVの販売台数が前年比51%増
国産車、輸入車を含め全31台のノミネート車からまでは10台を選出
2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤーのノミネート車は国産車、輸入車を含め全31台。その中から2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤーを決定する第一次選考会で最終選考会に進む上位10台の「10ベストカー」が以下のように選出され、2024年11月26日に千葉の袖ケ浦フォレストレースウェイにて、日本カー・オブ・ザ・イヤー 2024-2025 10ベストカー取材会を開催。同条件下、10台に試乗します。※ノミネート順
12月5日の最終選考会で日本カー・オブ・ザ・イヤーが決定!!
そして2024年12月5日、横浜市都筑区にあるボッシュの新本社のこけら落としイベントとして、2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー最終選考会が開催され、晴れあるイヤー・カーが決定しました。選考委員の持ち点は16点。1位に10点、2位に4点、3位に2点を配点する方式です。MCはサッシャさん、おぎやはぎさん。
ところで、今年の最終選考会の発表は、かつての音楽TV番組「ベスト10」を思わせる、10位からの発表となり、会場はこれまでとは違う熱気、興奮に包まれました。8位までの発表の後は、1位、2位を残すのみ。この時点で残ったのはホンダ・フリードとマツダCX-80。会場の熱気は最高潮に達し、まず発表されたのは1位、つまりイヤー・カーとなったクルマ・・・。
2024-2025年のイヤー・カーは「ホンダ・フリード」に決定!!
2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤーは最高得点の220点を獲得した「ホンダ・フリード」でした。1994年から選考委員を務めている筆者の記憶では、ミニバンが受賞したのは今年が初めてのこと。それも快挙と言えるでしょう。
〈授賞理由〉5ナンバーサイズで3列シート。日本市場で重用されるファミリーカーゆえ、これまでは 突出したキャラクターを生み出しづらかったことも事実。ホンダはそこに切り込んだ。居住性、使い勝手の良さに磨きをかけるとともに、動的質感の向上、ひいては操縦の喜びをも加味することに成功した。ガソリンエンジンモデルに加え、ホンダ独自のハイブリッド「 e:HEV」を加えたことも大きな魅力のひとつ。ホンダが大切にしているM・M(マン・マキ シマム、メカ・ミニマム)思想を見事現代に体現した1台である。
インポート・カー・オブ・ザ・イヤーは輸入車で最高得点の172点を獲得した「BMW MINIクーパー」です。
〈授賞理由〉シンプルさ、痛快なドライブフィール、ラジカルさ.....新型MINIクーパーはその伝統的名 称からユーザーが期待するすべてを高次元で進化させた。10ベストカーに4台の輸入車が選出された中で、EVだけでなくガソリンエンジンモデルをラインナップしたのはMINIクーパーのみである。BMW7シリーズと同等の安全装備/運転支援システムを装備したことも注目に値する。コクピットのデジタライズ、リサイクル素材の積極採用等、実用性と遊び心を満載させた点も面白い。
デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーは「三菱トライトン」が受賞。
〈授賞理由〉昨年に続きデザイン賞は三菱が獲得した。前回が軽自動車のデリカミニだったのに対し、 今回はピックアップトラックの世界戦略車、トライトンでの受賞である。スリーダイヤモンドのお家芸である4WDを、一見武骨な、しかしだからこそ新しいライフスタイルを想起さ せる造形としたことが授賞につながった。堅牢なフォルムに同社が「ダイナミックシール ド」と呼ぶ大胆なフロントエンドのデザインが調和。難しいダブルキャブでありながらバランスの取れたプロポーションを実現している。
テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーは「ホンダCR-V e:FCEV」。
〈授賞理由〉燃料電池車のパイオニアであるホンダのCR-V e:FCEVが受賞した。いまだマイナープレ イヤーであるFCEVの民主化を目指し、スタックの小型化、高効率化を実現。同時に低コス ト化と高耐久性も両立し、人気カテゴリーであるミドルクラスSUVカテゴリーに投入した意義は大きく深い。また水素ステーションが少ない不安を払拭するために、外部充電が可能 なプラグインハイブリッドとして使い勝手を向上させた点も高い評価を得た理由である。
そして実行委員会特別賞は「マツダ e-SKYACTIV R-EV 」が受賞しました。
〈授賞理由〉マツダ独自の技術として世界で初めて実用化に成功したロータリーエンジン。環境問題を 理由に命脈を閉じたかに見えたこの日本固有の技術資産を、発電機として用いる新しいパ ワーユニット e-SKYACTIV R-EV として復活させ、未来に向けさらに進化させる道筋を拓いたことを評価した。
なお、得点、選考委員別配点表などの詳細については、公式サイトでご確認ください。
「ホンダ・フリード」は愛犬家が愛犬と乗り、ドライブするにも最高のドッグフレンドリーカー
ちなみに選考委員の筆者が10点を投票したのも「ホンダ・フリード」。選考理由はCOTYの公式サイトにも掲載されていますが「フリードは乗って良し走って良し使って良しの日本の道にジャストなコンパクトミニバン。クラス唯一の2列目キャプテンシートやリヤクーラー、e:HEV、電子パーキングブレーキ&オートブレーキホールドを採用。乗り心地の良さ、静粛性の高さ、操縦安定性の高さから運転・乗車感覚はステップワゴンに匹敵。エアーとクロスターが選べ3列目席格納も楽々で全方位死角なし。家族や愛犬を幸せにしてくれる超実用車」という評価をさせていただきました。愛犬家が愛犬と乗り、ドライブするにも最高のドッグフレンドリーカーだと確信しています。
筆者の愛犬”旅するジャックラッセル”のララ
「ホンダ・フリード」の2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞、おめでとうございます!テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーとの2冠を達成したことも快挙ですね!!
新型フリードの開発責任者 安積 悟さん
10ベストカーの得点は以下の通りでした。
文/青山尚暉
写真/日本カー・オブ・ザ・イヤー 青山尚暉(犬の画像)
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