現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > デビュー日確定! 新型カローラクロス 9月14日発売!! 注目SUVは計画前倒しで投入へ

ここから本文です

デビュー日確定! 新型カローラクロス 9月14日発売!! 注目SUVは計画前倒しで投入へ

掲載 更新 106
デビュー日確定! 新型カローラクロス 9月14日発売!! 注目SUVは計画前倒しで投入へ

 かねてから日本導入が噂されているカローラシリーズの新型SUV「カローラクロス」。2021年の新型車のなかでも注目度が高く、ヤリスクロス・ライズ・ハリアーなどに続き、大ヒットのSUVとなるだろう。

 今回、筆者が販売店などへの取材を重ね、今秋導入と言われるカローラクロスの最新情報を入手した。気になる発売時期やスペック等について解説していきたい。

これなら安い!! スバル新型BRZ正式発表 9年ぶり刷新で性能大幅向上!!

文/佐々木亘
写真/TOYOTA

【画像ギャラリー】本文未掲載写真含む全32枚!北米で発表されたトヨタカローラクロスの内外装をチェック!!

新型カローラクロスは前倒しで9月14日発売! 予約開始はいつになる?

2021年9月14日に、新型カローラクロスが発売されることが判明した。順調にいけば、事前受注は8月20日前後と予想される。7月現在、価格は未発表

 夏から秋にかけて導入されると、ざっくりとした日程が報じられていたカローラクロスだが、すでに生産開始時期や日本での発表日は決定しているようだ。

 筆者調べでは、カローラクロスの発売日は2021年9月14日だ。大方の予想は10月導入だったが、大幅に前倒しで動き始めている。順調にいけば、事前受注は8月20日前後から可能となるだろう(価格発表後、速やかに事前受注活動は開始されるが、現在、価格発表時期はわかっていない)。

 パワートレインは、カローラシリーズと同様に、1.8Lガソリンエンジンと1.8Lハイブリッドの2種類を用意する。ハイブリッド車には(電動4WDの)E-Fourが設定されるのも見逃せない(ガソリン車はFFのみで4WDは設定されない)。

 気になるWLTCモード燃費は、ハイブリット(HV)のFFで26.2km/L(E-Four=24.2km/L)、ガソリン車(GAS)で14.4km/Lとなる模様。

 カローラツーリング(HV=25.6km/L、GAS=15.8km/L)より数値は劣るが、C-HR(HV=25.8km/L、GAS=15.4km/L)とほぼ同等であり、実質的なライバルとなるヴェゼル(e:HEV=25.0km/L、GAS=17.0km/L)よりも、ハイブリッド燃費では優位に立つ。

カローラシリーズと同様に1.8Lのガソリン車とハイブリッドを設定する新型カローラクロス。サイズは全長4490×全幅1825×全高1620mmとなる

 また、日本仕様のグレードは4種類だ。上位グレードから順に、「Z」、「S」、「G」、「G’X」となり、エントリーグレードの「G’X」は、ガソリン車のみで設定される。

 工場生産開始時期も決まった。初期配車へ向けて8月30日から順次、生産を開始する。ただし、生産が始まるのは、「Z」・「G」・「G’X」のみだ。「S」グレードに関しては、大きく生産予定を後ろにずらし、2022年2月1日から生産開始となる。「S」グレードを注文できないわけではないが、大幅に納期が遅れることは理解しておく必要があるだろう。

 トヨタでは、先日発表したアクアでも、一部グレードの生産を後ろ倒しにした。生産グレードを絞ることで、大幅な納期遅延を起こさないような工夫をしている。人気が予想されるカローラクロスでも、長納期にならないよう、対策がとられるようだ。

ボディサイズはC-HRよりひとまわり大きい

C-HRの車体サイズは、全長4390mm×全幅1795mm×全高1550mm。C-HRの車体サイズと比較すると、カローラクロスのほうがひとまわり程度大きい。燃費では両車とも互角の位置にいる

 ボディサイズは全長4490mm×全幅1825mm×全高1620mmだ。カローラツーリングとほぼ同じ全長となり、全幅はかなり広くなる。C-HRと比較すると、ひとまわり程度大きくなるイメージだろう。SUVとして気になる最低地上高は155mmだ。

 ハイブリッドエンジンにはカローラシリーズやプリウスでも使用される2ZR-FXE型が採用された。最高出力は72kW(98PS)、最大トルクは142Nmを発生する。53kW(72PS)を発生するフロントモーターを採用し、E-Fourでは5.3kW(7.2PS)のリアモーターが搭載されるようだ。トヨタ王道のハイブリットシステムを採用し、ハイブリットバッテリーはリチウムイオン電池となる。

 ガソリンエンジンには2ZR-FAE型を採用する。こちらもカローラシリーズでお馴染みのエンジンだ。最高出力103kW(140PS)、最大トルク170Nmを発生する。

 ハイブリット、ガソリンともにレギュラーガソリン仕様で、燃料タンク容量は、ハイブリット車が43L、ガソリン車が50Lだ。

 アクアのように、新技術を多く搭載するわけではないが、TNGA-Cプラットフォームを使い、実績のあるパワートレインを採用することによって、安定感と安心感を維持する。カローラシリーズの良さはそのままに、より上質な走りを目指して開発されたのが、カローラクロスである。

手頃なサイズながらヤリスクロスやC-HRにはない室内の広さ

カローラクロスの後席は、カローラシリーズでもっとも広く設計されており、後席リクライニング機能も標準装備されている(室内長1805×室内幅1505×室内高1265mm)

 室内長1805mm×室内幅1505mm×室内高1265mmを確保し、カローラシリーズでは最も広い後席空間を実現した。後席シートにはリクライニング機能を標準装備されている。

 さらに、ラゲッジ容量も充分だ。荷室長841mm、荷室幅は最大で1369mm、荷室高は最大で847mmにもなる。VDA法で荷室容量は487Lとなり、C-HRより169Lも大きくなった。大型スーツケースで2つ、ゴルフバッグなら3つ程度が入るだろう。

 荷室フロアの高さは720mmに設定され、荷物の積み下ろしもしやすい。上級グレードにはキックセンサー付きのパワーバックドアも装備される。

荷室は、大型スーツケース2つ、ゴルフバック3つ入るほど、広く設計されている。C-HRよりも169L多い、487Lの荷室容量を確保した(荷室長841mm/荷室幅(最大)1369mm/荷室高(最大)847mm)

 カローラクロスは、ヤリスクロスやC-HRで不満の多かった、室内の実質的な広さに対して、しっかりと答えを出した形だ。手頃なボディサイズで広々使える使い勝手の良さは、さすがカローラのSUVと言えるだろう。

◆  ◆  ◆

 ライズ、ヤリスクロス、ハリアーなど人気SUVを多数抱えるトヨタ販売店では、カローラクロスのターゲット層を絞り込むことに余念がない。カローラクロスは、コンパクトSUV市場よりも、ミニバン等からのダウンサイジング需要が多いのではないかと、予想する販売店もあった。

 全チャネル併売スタート後にドロップしてしまった、プリウスαやエスティマユーザー辺りまで、ユーザー層を広く想定できるクルマであり、販売店側の受け入れ方も好意的だ。できれば、台数が出ているコンパクトSUV軍とはバッティングさせずに、両車を好調に販売していきたい様子がうかがえる。

 発表まで2か月を切ったカローラクロスは、2021年新型車の台風の目となるのだろうか。今後も動向に注目していきたい。

【画像ギャラリー】本文未掲載写真含む全32枚!北米で発表されたトヨタカローラクロスの内外装をチェック!!

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

目指すはWRCドライバー。トヨタ育成4期生セレクションのファイナリスト6名が決定
目指すはWRCドライバー。トヨタ育成4期生セレクションのファイナリスト6名が決定
AUTOSPORT web
ウイリアムズF1チーム、200億円の資本増強で競争力向上を狙う
ウイリアムズF1チーム、200億円の資本増強で競争力向上を狙う
AUTOSPORT web
【MotoGP】マルティン、バニャイヤ転倒でタイトル争い大幅リードも油断なし? 「大事なのは明日。勝つために全力を尽くす」|マレーシアGP
【MotoGP】マルティン、バニャイヤ転倒でタイトル争い大幅リードも油断なし? 「大事なのは明日。勝つために全力を尽くす」|マレーシアGP
motorsport.com 日本版
タイトルを争うバニャイアがプラクティス首位、マルティン2番手。ヤマハ勢はそろってQ2進出/第19戦マレーシアGP
タイトルを争うバニャイアがプラクティス首位、マルティン2番手。ヤマハ勢はそろってQ2進出/第19戦マレーシアGP
AUTOSPORT web
いすゞが「2階建て“車中泊”専用車」を公開! ゴツゴツデザインに「めちゃ広い寝床&エアコン」搭載! ド迫力“鉄バンパー”も装備の「オフロード ED」フィリピンで披露
いすゞが「2階建て“車中泊”専用車」を公開! ゴツゴツデザインに「めちゃ広い寝床&エアコン」搭載! ド迫力“鉄バンパー”も装備の「オフロード ED」フィリピンで披露
くるまのニュース
小さくたって立派なスポーツ! マニュアルトランスミッションで手軽に楽しめるギア付き「原付バイク」3選
小さくたって立派なスポーツ! マニュアルトランスミッションで手軽に楽しめるギア付き「原付バイク」3選
VAGUE
スポーツスクーターの元祖ヤマハ『TMAX』、2025年モデルはフェイス&電子制御が進化
スポーツスクーターの元祖ヤマハ『TMAX』、2025年モデルはフェイス&電子制御が進化
レスポンス
大量輸送可能な「フルトレーラー」はなんと全長25m! 大型+けん引免許を「もってるだけ」じゃ運転できないシロモノだった
大量輸送可能な「フルトレーラー」はなんと全長25m! 大型+けん引免許を「もってるだけ」じゃ運転できないシロモノだった
WEB CARTOP
ホンダ スーパーカブ50・ファイナルエディションが受注期間限定で発売!50ccカブはこれで生産終了に
ホンダ スーパーカブ50・ファイナルエディションが受注期間限定で発売!50ccカブはこれで生産終了に
モーサイ
カワサキW230ついに11月20日発売!空冷単気筒をライトな車体に搭載した待望のネオクラシック軽二輪は価格64万3500円
カワサキW230ついに11月20日発売!空冷単気筒をライトな車体に搭載した待望のネオクラシック軽二輪は価格64万3500円
モーサイ
フォーミュラEプレシーズンテストが豪雨被害により中止に。代替サーキットと日程が決定
フォーミュラEプレシーズンテストが豪雨被害により中止に。代替サーキットと日程が決定
AUTOSPORT web
SUBARU BRZ R&D SPORTが修復されスーパーGT第8戦もてぎに。ブレーキのトラブルも対策
SUBARU BRZ R&D SPORTが修復されスーパーGT第8戦もてぎに。ブレーキのトラブルも対策
AUTOSPORT web
HKSが「東京オートサロン・クアラルンプール2024」にコンセプトカーを展示、車両販売事業の本格化へ
HKSが「東京オートサロン・クアラルンプール2024」にコンセプトカーを展示、車両販売事業の本格化へ
レスポンス
雨量が1ミリ増えただけで変わる……激化するタイヤ戦争の中、3年ぶりPPの64号車Modulo&ダンロップ「コンディションにマッチした」
雨量が1ミリ増えただけで変わる……激化するタイヤ戦争の中、3年ぶりPPの64号車Modulo&ダンロップ「コンディションにマッチした」
motorsport.com 日本版
WECトヨタ、逆転タイトル獲得に向け”総合力”で勝負。タイヤマネジメントが勝負を左右する鍵に
WECトヨタ、逆転タイトル獲得に向け”総合力”で勝負。タイヤマネジメントが勝負を左右する鍵に
motorsport.com 日本版
【MotoGP】バニャイヤ、痛恨スプリントノーポイント「路面のバンプに当たって転んでしまった」決勝はマルケス&バスティアニーニの介入も期待|マレーシアGP
【MotoGP】バニャイヤ、痛恨スプリントノーポイント「路面のバンプに当たって転んでしまった」決勝はマルケス&バスティアニーニの介入も期待|マレーシアGP
motorsport.com 日本版
カワサキ、『Z900』と『Z900 SE』の新型モデルを海外で発表。国内でも導入に向け調整中
カワサキ、『Z900』と『Z900 SE』の新型モデルを海外で発表。国内でも導入に向け調整中
AUTOSPORT web
日野が新型「凄い“Z”」を発表! 340馬力で超画期的「静音仕様」が凄い! 全長10m超え「70人乗り&段差なし」の新型「ブルーリボン Z EV」発売
日野が新型「凄い“Z”」を発表! 340馬力で超画期的「静音仕様」が凄い! 全長10m超え「70人乗り&段差なし」の新型「ブルーリボン Z EV」発売
くるまのニュース

みんなのコメント

106件
  • しっかしまあ、売れそうとなったらトヨタは導入素早いし、発売日も二ヶ月前から「9/14発売!」と、決め打ち。

    ウダウダ、グダグダ、デルデル詐欺の某ニッ○ンなんかとは、ビジネスの基本動作性能に雲泥の差があるのは、傍目にも明らかすぎる。
  • しかし酷いフロントだな。
    最近の奇抜なトヨタのデザインには付いていけない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村