近年、国産スポーツモデルの価格が暴騰している。スカイラインGT-R、RX-7、スープラなどは、もはやおいそれと手が出せない世界へ行ってしまった。以前なら、新車には手が出せないという若いクルマ好きが中古車を楽しむ機会があったものだが、今は昔。今でも割安で楽しめるスポーツモデルはないものか探ってみた。
文/奥津匡倫(Team Gori)、写真/三菱自動車、マツダ
R34 GT-Rが1000万円で安い今……中古国産スポーツ高すぎぜ!! でもまだ高騰してないのが結構あるゾ!! 今なら割安イケる国産中古スポーツ4選
■ATのランエボ7が狙い目すぎ!!
小ぶりなリアスポイラーが特徴のGTA
VII~IXまでのCT系ランサーエボはまさに価格高騰中のモデルだが、その中にあって価格が上がっていないモデルがATのVII GTAだ。今でも150万円くらいから買えるのだ。
探せばMTのGSRでも200万円を切るものもあるが、やはり条件が厳しいタマとなる。それに比べれば好条件のものを格安で買えるのがGTAならではで、かなり狙い目。
余談ながらCT系は外装パーツの流用が可能なため、見た目はIXにすることもできるのだ。
ATで楽しむのは大いにアリ。ATであることが低評価の理由なら、MTに換装してしまうのも手だ。もちろん、お金のかかることなので、その改造費用を出すなら最初からMTのGSRを買うという判断もあるだろう。
しかしこの先、現存個体数の減少に伴って、価格帯は上昇していくものと思われる。だが、AT改MTでも価格への影響は大きくないのでは、とも。チューニングベースとしても悪い買い物にはならないと思う。
■100万円でイケるぞFTO!! GTOだって150万円!? 問題はタマ数の少なさも狙うなら今よ
GTOの初期モデル。GTOはモデルライフ中、2回のマイナーチェンジを受けており、リトラクタブルライトはこの初期モデルのみとなる
三菱のスポーツモデルといえば、どうしてもランサーエボのイメージが強く、それ以外のモデルは現役当時から今ひとつ、他メーカーのスポーツモデルの陰に隠れがちだった印象だ。
そのせいか、国産スポーツ大暴騰時代の今でも比較的現実的な価格で買える。
GTOもその例に漏れず、現役当時はGT-Rやスープラのライバルとされながらも、現在の流通価格は150万円スタートと、それらに遠く及ばないものとなっている。だからこそ狙い目なのだ。
GTOと同じというか、それ以上に価格が上がっていないのがFTOだ。100万円もあれば十分乗り出せる。
NAのV6を搭載したFFスポーツで、その走りは現役当時、高く評価されていたはずだが、現在ではタマ数もかなり少なくなっており、入手できるのも今が最後なくらいの希少さ。
GTOともども、今、話題になることはほとんどないが、純粋にスポーツモデルを楽しむという目的なら悪い選択肢ではないはずだ。ただし、これだけ少なくなってしまうと、パーツの確保が困難な可能性があるので、その点には注意が必要かもしれない。
■NAは高すぎ……ならば2~3代目ロードスターは!?!?
NCロードスター。年式的にそこまで古くもなく、また、手荒く扱われた車両もそこまで多くない印象なので、そういう意味でも買いな1台だ
ロードスターは今も命脈をつなぐ希少な存在だが、先代のNC、先々代のNBあたりのモデルは100万円未満の格安価格で楽しめる格好の存在となっている。
初代、NA(ユーノス・ロードスター)が伝説的な存在となりつつあり、その価格が上昇しつつある中でも、NCやNBはそこまで上がっておらず、格安のタマも多くある。お手軽にスポーツカーを楽しみたい人には狙い目の車種だ。
NBやNCの価格がこの先、初代NAがそうなったように上昇していくかというと、少々時間が掛かるのではないか、というのが筆者の見立てだ。
NBのターボなどの限定車を除くと、現時点での値上がり率もそこまでではなく、ファンの熱狂ぶりも絶対的な存在となりつつあるNAに比べると、そこまででもないような気がするからだ。
もちろん、長い目で見れば上昇していくのだろうが、NCやNBに関しては現状、下心を抱くことなく純粋に楽しんだ方がよさそうだ。
ここにあげたモデル以外にもZZエンジン搭載のセリカ、MR-Sなども現時点では価格上昇は見られない。価格が上昇していかないモデルは、現在のFTOのように現存個体がほとんど残っておらず、思い出のクルマと化している可能性が高い。
価格上昇も決してうれしい話とは言えないが、それゆえにいい状態で残るという側面もある。消滅への道を進んでいるかもしれない、価格上昇していないモデルたち。その昔、欲しいと思っていた人や、国産スポーツの王道が今イチ好きになれない人は買いだろう。
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