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ハッキリいって存在感は薄め! Xトレイルとエルグラの「ニスモパフォーマンスパッケージ」が失礼ながら意外とスゴイ

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ハッキリいって存在感は薄め! Xトレイルとエルグラの「ニスモパフォーマンスパッケージ」が失礼ながら意外とスゴイ

NISMOロードカーはストリートにおけるスポーツ性能を向上

 モータースポーツ直系であるNISMOのレースDNAを前面に打ち出し、日産の基準車をスポーティにコンバージョンした「NISMOロードカー」。プレミアムブランドである「オーテック」とともに、日産の2枚看板といえるスポーツコンプリートカーだ。

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 ただ、NISMOのサブネームを名乗るものの、過去にNISMO独自で完成車に仕立てた270Rや400Rのように、サーキット走行を主眼に置いたハード指向なクルマではない。「NISMOらしさ」を打ち出し、ストリートにおけるトータル性能を磨き上げた量産スポーツカスタムカーの立ち位置だ。

 具体的に開発プロセスを説明すると、コンセプトや目標性能、装備や仕様などはNISMOのCPSが決定し、デザインもNISNOのデザイナーが担当。まずはレーシングカーの性能をロードカーに落とし込むことから始まる。ここから先はニスモ・カーズ事業部の仕事で、NISMOのCPSが掲げた目標性能や決まったデザインを、通常の日産車と同じ耐久性や品質要件をクリアしつつ、量産化に向けて適切な価格で実現できるように検討。日産の工場ラインを使って継続生産できるように、商品化へのプロセスを構築していくわけだ。

 最終試作車ができあがったら最初に掲げた基準をクリアしているかをNISMO側が確認し、問題がなければ合格。こうしたプロセスを経て、NISMOロードカーは誕生している。

 NISMOロードカーは現在GT-R、フェアレディZ、リーフ、ノート・オーラ、マーチがラインアップされているが、その5車種以外にNISMOの名称がついた「パフォーマンスパッケージ」と呼ばれるパーツキットが、エルグランドとエクストレイルに用意されているのをご存じだろうか?

NISMOパフォーマンスパッケージとは?

 NISMOパフォーマンスパッケージは、簡単に言えばNISMOロードカーの設定がないモデルにコンプリートカーに近しい性能を盛り込むためのオプション。パーツ開発もNISMOロードカーと同じく日産、NISMOが担当している。コンプリートカーと同じくNISMOらしさを損なわず、トータルで性能を高めるという思想で設計されているのが特徴だ。

 パーツラインアップはスーパーGTのエアロパーツを設計するデザイナーが監修したエアロパーツ(フロントアンダー、サイドスカート、リヤアンダー、エルグランドのみリヤサイド)、NISMOテストドライバーがテストして開発したサスペンションキット、スポーツマフラー。そして、アルミホイールの4点だ。

 エルグランドのみチューンドECMであるスポーツリセッティングを選ぶこともできる。エンジン本体のパフォーマンス向上アイテムやボディ補強パーツ、特別な内装などは用意されず、パッケージの内容的はマーチや旧ノートに用意されていた量販グレードのNISMOに近い。

パーツは単体でも装着が可能

 エルグランドにはチューンドECMまで含めたフルキットの「A Kit」、「A Kit」からチューンドECMを外した「B Kit」、エアロパーツとアルミホイールのみの「エアロパッケージ」の3種類。エクストレイルはフルキットとなる「パフォーマンスパッケージ」と、エルグランド同様にエアロパーツとアルミホイールのみをセットとした「エアロパッケージ」の2種類を設定。また、すべてのパーツは任意で選択も可能である。まずは好みのモノだけをチョイスし、個々の性能を味わいながら、徐々にクルマを仕立ていくというのもアリだ。

 味付けは車格に合わせてスポーティで軽快さを加えながら、快適性を犠牲にしないセットアップが施されている。オンロード向けでスポーツな個性を加えたい人にはうってつけといえるだろう。販売はスポーツリセッティングを組み込んだエルグランドのA KitのみNISMO大森ファクトリーと全国28店舗あるNISMOパフォーマンスセンターでの取り扱いで、そのほかはNISMO代理店、日産部品販売でも購入が可能だ。

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みんなのコメント

8件
  • 失礼ながら今のエルグランドみたいな古い車に何かやっても…
  • モデル末期とはいえ、エクストレイルの特別使用車で、車格からすると激安の仕様がある。
    今のパーツ毎にインフレ価格だと、赤字生産になるのではと穿ってしまう。
    車種にこだわりがなく、どうしてもミドルSUVが必要で、値段を抑えて新車を乗りつぶす派には最高のコストパフォーマンス車だ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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