現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > クラウンハイブリッドもフォレスターもレギュラー! 最近ハイオク仕様のクルマが減少しているワケ

ここから本文です

クラウンハイブリッドもフォレスターもレギュラー! 最近ハイオク仕様のクルマが減少しているワケ

掲載 更新
クラウンハイブリッドもフォレスターもレギュラー! 最近ハイオク仕様のクルマが減少しているワケ

直噴エンジンの普及によりレギュラーでもノッキングを抑えられる

トヨタクラウンハイブリッドに搭載される2.5リッター直列4気筒エンジン、新型になったスバルフォレスターの2.5リッターボクサーエンジン、いずれも直噴エンジンだが使用燃料はレギュラーガソリンになっている。ひと昔前なら直噴エンジンであれば、燃費重視のユニットであってもハイオク仕様となっている印象が強かったが、いまや実用性を求められるエンジンはランニングコスト的に有利なレギュラーガソリン仕様となっていることが多い。

【ハイブリッド vs ガソリン】同じ車種で買うならどっちがお得か検証! 

そもそもハイオクガソリンというのは熱エネルギーが大きいわけではなく、異常燃焼とも呼ばれるノッキングを起こしづらいブレンドになっている燃料であり、ノッキングを起こしづらいということは点火時期を進められるということになる。

点火時期は4サイクルレシプロエンジンにおいてピストンが上死点にあるときにシリンダー内圧力を最大にするタイミングにすることが理想だが、そうした状態が続くと燃料室温度が高くなってしまいノッキングにつながる。そこで点火時期を遅らせて(リタードして)、ノッキングが起きないようにするのだが、そうなるとシリンダー内圧力のピークが上死点を過ぎてピストンが下がり始めてからになってしまい熱効率に悪影響を及ぼしてしまう。

直噴エンジンというのは、シリンダー内に燃料を正確に噴射できるだけでなく、燃料による気化熱によって燃焼室周りの温度を下げる効果が期待できるのも特徴。つまり燃焼室温度に由来するノッキングを防ぐことができる。そのため、かつては“ノッキングに強い”ハイオクでなければ実現できなかったような点火時期も、直噴化の普及によりレギュラーガソリン仕様のエンジンで可能になった。そのため、プレミアムクラスにおいてもレギュラーガソリン仕様が目立つようになってきたと感じる面はあるのだろう。

なお、レギュラーガソリン仕様でノッキングを避けるには圧縮比を下げることになりがちだが、前述したように直噴化による気化熱の利用で圧縮を高めることも可能になっている。一例を上げると、マツダ・アクセラの1.5リッターエンジンは、なんとレギュラーガソリン仕様ながら13.0をとなっているのは驚きだ。ターボエンジンでは、スバル・レヴォーグの1.6リッター水平対向エンジンが11.0という高い圧縮比を実現できているのは直噴化のおかげといえる。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

フェルスタッペンと角田裕毅が東京を走る。レッドブルとホンダによるF1走行イベントの開催が決定
フェルスタッペンと角田裕毅が東京を走る。レッドブルとホンダによるF1走行イベントの開催が決定
AUTOSPORT web
日本専用フェラーリ「J50」に反響集まる! 「クラシックなテイストが素敵」「日の丸プレートが粋だ」の声も! 約700馬力「V8ツインターボ」搭載のオンリーワンな限定車に熱視線!
日本専用フェラーリ「J50」に反響集まる! 「クラシックなテイストが素敵」「日の丸プレートが粋だ」の声も! 約700馬力「V8ツインターボ」搭載のオンリーワンな限定車に熱視線!
くるまのニュース
ポルシェ創業者がデザインした「“RR”レイアウトのメルセデス・ベンツ」があった!? 生産台数1507台の超希少車「170H」がオランダで販売中
ポルシェ創業者がデザインした「“RR”レイアウトのメルセデス・ベンツ」があった!? 生産台数1507台の超希少車「170H」がオランダで販売中
VAGUE

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

489.9739.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.9572.8万円

中古車を検索
クラウンハイブリッドの車買取相場を調べる

査定を依頼する

あなたの愛車、今いくら?

申込み最短3時間後最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

あなたの愛車、今いくら?
※1:本サービスで実施のアンケートより (回答期間:2023年6月〜2024年5月)
メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

489.9739.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.9572.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

あなたの愛車、今いくら?

申込み最短3時間後最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

あなたの愛車、今いくら?
※1:本サービスで実施のアンケートより (回答期間:2023年6月〜2024年5月)
メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村

あなたの愛車今いくら?