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今春発売の新型カングー。価格はガソリン車が380万円、ディーゼル車が410万円ほどに

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今春発売の新型カングー。価格はガソリン車が380万円、ディーゼル車が410万円ほどに

新型カングーが日本導入
愛らしいルックスと高い機能性から、根強いファンを持つルノー「カングー」。現行モデルは2009年に発売された2代目ですが、このほど3代目となる新型カングーが2023年春にも日本導入されることが明らかになりました。

日本のユーザーニーズがよく反映されている新型カングーは、どのようなモデルに仕立て上げられているのでしょうか?

国産ミニバンが苦手ならコレ! おしゃれMPV「シトロエン ベルランゴ」を詳しく解説

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ガソリンとディーゼルをラインアップ
新型カングーの日本仕様が発表されたのは、毎年秋に開催されているカングーのファンミーティングの「カングージャンボリー」です。

本国で販売されている新型カングーには、乗用車バージョンと商用車バージョンが存在していますが、日本に導入される予定のものは、乗用車バージョンの1.3Lガソリンターボと1.5Lのディーゼルターボの2種類となります。

1.3Lガソリンターボは最高出力130PS、最大トルク240Nm、1.5Lのディーゼルターボは最高出力116PS、最大トルク270Nmを発揮し、どちらも電子制御7速ATが組み合わされます。

駆動方式はFFのみで、乗車定員は5名となっています。

ボディサイズは、全長4490mm×全幅1860mm×全高1810mm、ホイールベースは2715mmと、現行モデルに比べて全長が210mm、全幅が30mm、ホイールベースが15mm拡大されています。

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日本専用仕様の数々。洗練されたデザインも注目!
エクステリアデザインは、歴代のカングーらしさを引き継ぎながらも、これまでよりもシャープなフロントマスクとスクエアなボディが特徴となっています。

また「ジョンアグリュム」と呼ばれるイエローとブラックのバンパーの組み合わせは日本専用カラーリングとなっており、カングーに対してかわいらしさを求める日本のユーザーのニーズを反映させています。

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インテリアもより洗練されています。メーターとナビゲーションシステム用モニターが先進的な印象を与えているほか、パーキングブレーキも電動式のものが採用されています。

また、後部座席の乗員はフロントシートバックテーブルを利用することができるなど、利便性も十分です。

先進安全運転支援システムは、「アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)」、「レーンセンタリングアシスト(車線中央維持支援)」、「アクティブエマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」、「ブラインドスポットインターベンション(後側方車両衝突防止支援)」などが備わります。

注目すべきはバックドアです。本国では、乗用車仕様のカングーに観音開きドアは設定されていないにもかかわらず日本仕様ではそれが実現しています。

これは、「カングージャンボリー」に代表される日本のカングーファンの熱意に対して、ルノー本社の担当者が心を動かされたからだといいます。

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価格は約400万円前後?
すでに日本仕様が発表されている新型カングーですが、半導体不足などによる生産遅延の影響から正式な発売日はまだ発表されておらず、公式サイトでは「2023年春」とのみ案内されています。

価格についても公式なアナウンスはありませんが、関係者からの情報では、ガソリン車で380万円前後、ディーゼル車で410万円前後からとなるようです。

オプションなどを含めた乗り出し価格は、400万円台中盤になると見られます。

かつては200万円台から販売されていたカングーですが、機能装備の進化に加えて、昨今の円安や原材料価格の高騰を考慮すると、この価格もやむなしといったところかもしれません。

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ライバルはベルランゴだけじゃない?
新型カングーのライバル筆頭候補は、言うまでもなくシトロエン「ベルランゴ」です。2019年に1.5Lのディーゼルターボと8速ATを組み合わせて日本に導入されたベルランゴは、予約注文開始後まもなく完売するなど高い人気を見せ、カングーとともに輸入コンパクトミニバン市場を盛り上げています。

ベルランゴは観音開きドアが設定されていないなどの違いはありますが、スタイリングや使い勝手の高さはカングーに勝るとも劣らないものとなっています。

ベルランゴの車両価格は384万5000円からとなっており、新型カングーもこれに近い価格設定となることが予想されています。

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そのほか、コンパクトで使い勝手のよいミニバンという意味では、トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」も比較対象に入るかもしれません。機能面や価格ではシエンタやフリードの方が有利ですが、より個性的な1台を求めるユーザーにとっては、新型カングーは絶好の選択肢となることは間違いありません。

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また、本国では定番の商用車として活躍しているカングーであるだけに、花屋やパン屋など、オシャレさの求められる業種の営業車両として、トヨタ「ハイエース」や「タウンエース」、日産「NV200」などと競合する可能性もあります。

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ただ、上述のとおり、日本には熱意をもったカングーファンが一定数存在しているため、実際には「指名買い」となるでしょう。

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文:ピーコックブルー
写真:ルノー・ジャポン

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みんなのコメント

122件
  • 400万円になると、このクラスを選ばないような気がするけど…大丈夫か?
  • 簡素で安いのが本来の魅力だったんだけど、要はマニア向けじゃなく普通のミニバンになったということですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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