さらに魅力が増した新型ノア
ファミリーに優しいミニバンの代表格である「トヨタ ノア」は、2022年1月にフルモデルチェンジを果たしたばかりの、いまもっともホットなモデルのひとつです。ノアのグレード選びでポイントとなるのが、「ガソリン車とハイブリッド車のどちらを選ぶべきか?」という点ですが、今回はコストパフォーマンスの面から両車を比較してみたいと思います。
2001年に登場したノアは、兄弟車の「ヴォクシー」とともに、発売直後から大ヒットモデルとなり、その後のミニバンブームの中心的存在となってきました。
【2022新型】トヨタ「ノア」 幸せなのは2列目を超ロングスライドできる「7人乗り仕様」と上級グレード「Z」
「ちょいワル」なフロントマスクが特徴のヴォクシーに対して、ノアはマイルドかつソフトなデザインが男女問わず人気を博しています。また、「アルファード」や「ヴェルファイア」よりもコンパクトであるため取り回しがしやすく、それでいて最大8人乗車が可能なこともポイントです。
最新型はパッケージングや使い勝手の良さはそのままに、トヨタ車としては初搭載となる「プロアクティブドライビングアシスト」などの最新の安全装備が搭載されるなど、さらに魅力を増した1台となっています。
新型ノアはラインナップが豊富!
そんなノアには、ユーザーのニーズに合わせた非常に多くのグレードがラインナップされています。
大きくわけると…
「X」・・・ベースグレード
「G」・・・上級グレード
「Z」・・・最上級グレード
…があり、それぞれにガソリン車とハイブリッド車が用意されています。
また、よりスポーティで上質感の高められたフロントマスクが特徴の「S-G」と「S-Z」も選択可能です。
「S-G」と「S-Z」、「Z」については7人乗り仕様のみとなりますが、それ以外のグレードでは8人乗り仕様を選ぶこともできます。さらに、ほとんどのグレードで4WDが選択可能です。
>>トヨタ ノアのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ ノアハイブリッドのカタロググレードをチェックする
ガソリン車とハイブリッド車のどちらを選ぶべき?
このように、ノアには非常に多くのグレードが用意されているため、グレード選びには頭を悩ませるかもしれません。しかし、ファミリーでの使用を前提とするのであれば、基本的には上級グレードの「G」か最上級グレードの「Z」を選び、家族の人数やライフスタイルに合わせて、7人乗り仕様か8人乗り仕様を選ぶことになるでしょう。
難しいのはガソリン車とハイブリッド車のどちらを選択するかという点です。基本的に、ガソリン車のほうが車両価格は低く抑えられている一方で、ハイブリッド車のほうが燃費性能が良く、また税制面での優遇もあります。
それぞれを実際に購入し、利用した場合、コスト面ではどのような差が生じるのでしょうか?
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車両価格では35万円の差
まず車両価格を見てみましょう。
装備の充実した上級グレードの「G」の7人乗り/2WD仕様を例にすると、
「G」ガソリン車・・・・297万円
「G」ハイブリッド車・・332万円
となり、35万円の価格差があることがわかります。
同じグレードであれば、ガソリン車とハイブリッド車で装備の違いはほとんどないため、純粋にハイブリッドシステムを搭載しているかどうかがこの価格差の要因と言えます。
燃費はハイブリッドが大きくリードするが…
次に、WLTCモード燃費を見てみます。
「G」ガソリン車・・・・・15.1km/L
「G」ハイブリッド車・・・23.2km/L
となっており、やはりハイブリッド車が燃費性能では大きくリードしています。
ガソリン車で年間1万2000km(月1000km)を走行した場合、ガソリン価格を160円として計算すると、1年間のガソリン代は約12万7152円となります。同じ条件でハイブリッド車を計算すると約8万2759円となり、ガソリン車との価格差は約4万4393円となります。
言い換えれば、ガソリン車とハイブリッド車では1km走るごとに約3.7円の差があることになります、
ガソリン車とハイブリッド車の価格差の35万円を取り戻すためには、少なくとも9万4000km程度、年間1万2000kmのペースであれば7~8年間の期間が必要となる計算です。
年間1万2000kmという距離は、日常的にクルマを使用し、さらに週末や長期休暇の際には遠出をすることも多いような人であれば、決して不可能ではない数字です。ただ、それを7~8年にわたって続けるというのは、誰にでもできることとは言えないでしょう。
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税制優遇を考慮すると、実質的な価格差はおよそ半分に!
一方、ガソリン車とハイブリッド車には税制面でも差があります。
ガソリン車の「G」を新車で購入した場合、
自動車税種別割・・・・・・年額3万6000円
自動車税環境性能割・・・・8万2700円
自動車重量税・・・・・・・4万9200円
と、合わせて16万7900円の税金が発生します。
ハイブリッド車の「G」では、
自動車税環境性能割・・・・免税
自動車重量税・・・・・・・免税
となるため、自動車税種別割の3万6000円のみとなります。
ガソリン車とハイブリッド車では、購入時の税金で13万1900円の差となり、この時点で車両価格の差は21万8100円となります、
さらに、自動車重量税は、車検時に次回車検時までの分(2年分)を支払う必要があるため、2年ごとに3万2800円の差が生じることになります。仮に、3回目の車検の前に乗り換えをする場合、ガソリン車とハイブリッド車の自動車重量税の差は6万5600円となります。
これらを総合すると、新車購入から7年目までの税金を考慮したガソリン車とハイブリッド車の価格差は15万2500円となります。
総合的に考えれば、実質的な価格差はほとんどナシ?
では、ガソリン車とハイブリッド車の実質的な価格差を15万2500円とした場合、どれほどの距離を走れば元がとれるのでしょうか?
先ほどの計算を当てはめると、約4万1000km以上走行すれば、ハイブリッドのほうがコストパフォーマンスが高いという結果となります。
7年間で4万1000kmであれば、月々の走行距離は約488kmとなります。例えば、往復10km程度の送迎や買い物を行い、なおかつ月に1~2度は遠出をするようなライフスタイルなら、これをクリアすることはそれほど難しくないでしょう。
さらに言えば、ハイブリッド車の方がリセールバリューも高い傾向があるため、ノアに関して言えば実質的な価格差はさらに小さくなりそうです。
もちろん、ハイブリッド車のメリットはコストパフォーマンスの高さだけではなく、ガソリンスタンドに行く機会が減ることだったり、伸びやかな加速感を楽しめたりだったりとさまざまです。もちろんガソリン車にはガソリン車のメリットもあります。
ノアのガソリン車とハイブリッド車で悩む場合は、車両価格の差ばかりに注目するのではなく、実際にどのような使い方をするかなどをしっかりとシミュレーションすることが重要です。
>>トヨタ ノアのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ ノアハイブリッドのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ ノアの中古車相場をグラフで見てみる
>>トヨタ ノアハイブリッドの中古車相場をグラフで見てみる
文:ピーコックブルー
写真:
1~3枚目:ノア G(ハイブリッド)
4~6枚目:ノア S-G(ガソリン)
7~9枚目:ノア S-Z(ハイブリッド)
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