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軽自動車の新たなトレンドになる!? 非スライドドアの最新軽トールワゴン5選

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軽自動車の新たなトレンドになる!? 非スライドドアの最新軽トールワゴン5選

■スライドドアを持たなくても人気の軽自動車

 軽自動車のワゴンというと、以前は商用の1BOXバンをベースにしたものが主流でしたが、1993年にスズキワゴンR」が登場して大ヒットすると、ダイハツは「ムーブ」を発売して対抗。その後各社から全高を上げて室内空間を広くした軽トールワゴンが発売されました。

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 現在、もっとも人気のジャンルは、さらに背の高いスーパーハイトワゴンに移行していますが、トールワゴンでもフロアを低くして乗降をしやすくしたクルマや、エンジンルームを最小化して室内前後長を伸ばしたクルマなど、各社の工夫や個性が詰まった車種が多くあります。

 そこで、最新のトールワゴンのなかから5車種をピックアップして紹介します。

ホンダN-WGN

 2013年に「Nシリーズ」の第4弾として発売された軽トールワゴンのホンダ「N-WGN」は、「VSA(車両挙動安定化制御システム)」や「HSA(坂道発進時の後退を抑制するヒルスタートアシスト機能)」を、全グレードに標準装備するなど、安全装備が充実。

 さらに、2013年度自動車アセスメント(JNCAP)の最高評価「新・安全性能総合評価 ファイブスター賞」を、軽自動車として初めて受賞しました。

 2019年7月に発表された現行の2代目は、全長3395mm×全幅1475mm×全高1675(N-WGN GグレードFF)と、初代から全高は高くなり、さらにゆとりある後席空間を実現。

 ホンダの特許技術「センタータンクレイアウト」により、燃料タンクの出っ張りがないため、足元にスペースが生まれ、足を組んだりといった動作もラクにできます。

 後席はスライドドアではなくヒンジドアですが、乗り降りする際につま先が引っかかりにくいよう、ドア開口部の形状を工夫。お年寄りやケガをされている人でも、シートの後方へ腰を預けやすく、楽に乗り込めるようになっています。

 またリアドアに、肘を置いてゆったりとくつろげる大型アームレストを採用しているのは、ヒンジドアならではの装備です。

 エンジンは、最高出力58馬力の直列3気筒と、64馬力の直列3気筒ターボが選べ、ともに「平成30年排出ガス基準75%低減レベル」をクリア。

 全グレードに運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備し、検知機能の向上を図り夜間の歩行者認識性能が向上しています。

 N-WGNの価格は127万4400円(消費税込、以下同様)からです。

●スズキ「ワゴンR」

 1993年に登場したスズキ「ワゴンR」は、全高を高くして軽自動車の弱点だった室内の狭さを克服したことで人気となり、軽トールワゴンの草分け的存在となりました。

 その後もモデルチェンジを繰り返し、2012年に発売された5代目では「SUZUKI GREEN Technology(スズキグリーンテクノロジー)」の第1弾として「ENE-CHARGE(エネチャージ)」や「ECO-COOL(エコクール)」などの新技術が投入されました。

 2017年に発売された現行の6代目は、「HYBRID FZ」と「HYBRID FX」のパワートレインが、5代目の一部で採用していた「S-エネチャージ」を発展させたマイルドハイブリッドとなり、発電効率に優れたISG(モーター機能付発電機)で減速時のエネルギーを利用して発電し電池に蓄えます。

 クリープ走行時はその電力を使ってモーターのみで走行し、加速時や上り坂ではモーターでエンジンをアシストすることで燃費の向上に貢献しています。

 エンジンはすべてのグレード共通で、最高出力52馬力の直列3気筒自然吸気エンジンが搭載され、ハイブリッド車には3.1馬力の直流同期電動機(モーター)が加わります。

 ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1650mmで、新プラットフォームの採用によりエンジンルームを最小化したことで2450mmの室内長を実現。前後のシート間隔を拡げて、大人4人で乗ってもゆとりある空間となっています。

 ワゴンRの価格は107万8920円からで、ガソリン車では5速MTも選ぶことができます。

●ダイハツ「キャスト」

 2015年にデビューしたダイハツ「キャスト」は、レトロ調軽セダンのような「スタイル」、SUVテイストの「アクティバ」、専用サスペンションチューニングを施した「スポーツ」という個性の異なる3タイプが用意されているトールワゴンです。

 ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1600mm(スタイル、スポーツ)、1630mm(アクティバ)で、軽トールワゴンというよりは乗用車的な印象の外観になっています。

 搭載されるエンジンは、最高出力52馬力の直列3気筒と、64馬力の直列3気筒ターボで、840kg(FF車:スポーツは850kg)のボディをスイスイと走らせます。

 2017年のマイナーチェンジで、いわゆる自動ブレーキなどを含む予防安全技術が「スマートアシストII」から、ソナーセンサーに加え世界最小のステレオカメラを採用して、歩行者へのブレーキも可能になった「スマートアシストIII」へ進化しています。

 キャストの価格はスタイルとアクティバが122万5800円から、スポーツが164万7000円からです。

■日産×三菱がタッグを組んだ最新モデル

三菱eKクロス

 2019年3月に発売された三菱の軽トールワゴン「eKクロス」は、4代目「eKワゴン」と同時に発売されたSUVテイストのクロスオーバーモデルです。

 ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1640mm(FF)で、外観の特徴である縦型の3灯式LEDヘッドライトは、上2段がロービームで、下にハイビームを配置したことで路面状況が把握しやすく、対向車が感じる眩しさを抑えながら独特の存在感を醸し出しています。

 パワートレインには新たにハイブリッドシステムを採用。最高出力52馬力の直列3気筒エンジンと、64馬力の直列3気筒ターボエンジンの両方に、2.7馬力の交流同期電動機(モーター)が搭載されています。

 加速時はバッテリーに蓄えた電力を利用してモーターがアシスト、減速時には電気エネルギーをリチウムイオン電池に充電します。

 さらに車速が約13km/h以下になると、エンジンを停止させる「AS&G(オートストップ&ゴー)」も採用し、燃費低減に寄与しています。

 また、メーカーオプションの「先進快適パッケージ」を選択すれば、ACC(アダプティブクルーズコントロール)やLKA(車線維持支援機能)、三菱初の高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(マイパイロット)」などの先進安全技術が装備されます。

 eKクロスの価格は141万4800円からです。

日産デイズ

 2013年に初代がデビューした日産「デイズ」は、三菱「eK」シリーズ(3代目以降)との共同開発車で、日産が初めて商品企画段階から携わった軽自動車でした。

 外観や装備、グレード体系などはeKシリーズと異なり、随所に日産らしさを持ったクルマでした。

 2019年に発売された現行の2代目では、先進運転アシスト技術「プロパイロット」や、急病時や危険を感じた時にコールスイッチを押せば、位置情報やセンサー情報とともに専門のオペレーターにつながる「SOSコールスイッチ」を軽自動車に初めて搭載するなど、安全性能が飛躍的に向上しています。

 デイズのボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1640mm(4WD車は1660mm)で、17種類のボディカラーバリエーションがあるデイズ、デイズ ハイウェイスター。そしてカスタマイズカーであるデイズボレロの3タイプが選べます。

 エンジンはベーシックモデルが最高出力52馬力の直列3気筒で、ハイブリッドモデルではこのエンジンに2.7馬力のモーターが加わります。さらに、64馬力の直列3気筒ターボエンジン+モーターを選ぶことも可能です。

 デイズの価格は127万3320円から、デイズ ハイウェイスターは146万9800円から、デイズボレロは141万1560円となっています。

※ ※ ※

 ミニバンでは狭い駐車場の乗降時や、荷物の積み下ろし時に、使い勝手の面でスライドドアが好まれます。

 しかし軽自動車の場合は全幅が登録車よりも狭いため、必ずしもスライドドアが必要ではないという人もいるようです。実際、eKクロス、デイズ、N-WGNと、ヒンジドアの新型車が続けて発売されました。

 スライドドアは電動が当たり前になっているので、コスト面や重量面ではヒンジドアのほうが有利です。価格を抑えたいのであれば、使用状況によってヒンジドア車を検討してみてはいかがでしょうか。

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