クルマを手放す際、下取りをしてもらえるのならば、やはり少しでも高く手放したいもの。下取り額が高ければ、乗り換える際に次のクルマの予算を上げたりすることも可能になりますよね。ただ、クルマの下取りは、まだまだ年式が新しく走行距離もあまり多くない、という条件でも、下取りがよくなるとは限らないなど、なかなか奥深くわかりづらいのが実情。
しかしながら、下取り価格が高くなる傾向がある車種というのは存在します。中古車買い取り専門店がこっそり教えてくれた、新車登録から3年目でも下取りが高くなりやすいクルマのうち、今回はミニバンを3つご紹介します。
アルファード800万円で落札ってマジか…3年後でも高く売れる下取り人気ミニバン3選
文:吉川賢一/写真:TOYOTA、HONDA
【画像ギャラリー】3年後でもめっちゃ高く売れる!?? 「下取り人気」で選ぶミニバン 3選(24枚)
もっともリセールのいいミニバンは「アルファード」
ラージサイズミニバンの王者、トヨタ「アルファード」。新車の販売も好調なアルファードは、実はリセール(下取り・買い取り)もいいクルマ。たとえば、2023年6月にデビューした新型の最人気グレードである、ガソリンZ 2WD(車両本体価格は税込540万円)は、10月初旬の業者向け中古車オークションにおいて、800万円超もの高値相場を記録しています。
これは業者向けのオークションでの相場ですので、一般ユーザーがリセールに出した際の査定額はこれよりも下がりますが、十分に高い金額になるはずです。
中古車買い取り専門店の担当者によると、アルファードはマレーシアで大人気となっているそうで、マレーシアからの高い需要によって、中古車相場が高くなっているとのこと。この先も相場が大きく下がる可能性は低いそうで、新型だけでなく、先代モデルであっても、走行距離5万km以下のガソリン車(2.5L 2WD)3年落ち(2021年式)が520万円、5年落ち(2019年式)が470万円という高値相場となっています。
新型アルファードは現在、新規注文を受け付けていないディーラーが多く、注文できたとしても納期は1年以上先となるようですが、長い納車待ちを耐えて一度購入しておくと、その先のカーライフが豊かになるかもしれません。
2023年6月にデビューした新型「アルファード」。最人気グレードはガソリンZ 2WDで、車両本体価格は540万円だ
姉妹車よりもダントツ人気 トヨタ「ノア ハイブリッド」
ミドルクラスミニバンでは、トヨタ「ノア ハイブリッド」のリセールが高い傾向にあります。10月初旬の業者向け中古車オークションでは、最人気グレードのハイブリッドS-Z 2WD(車両本体価格は税込367万円)の1年落ち(2023年式)の中古車相場が440万円、2年落ち(2022年式)が430万円を記録しています。
ノアハイブリッドは、シンガポールやバングラデシュに多く輸出されていくそうですが、バングラデシュはハイブリッド車の需要が高く、ノアハイブリッドのほかにも、カローラアクシオハイブリッドやカローラクロスハイブリッド、エスクァイアハイブリッド、プリウスなどが人気となっているそう。また、バングラデシュの人は派手なクルマを好む傾向があるようで、姉妹車のヴォクシーハイブリッドよりも、フロントマスクがギラギラと輝く、ノアハイブリッドのほうが好まれるようです。
2022年1月にデビューしたトヨタ「ノア」。人気グレードはハイブリッドS-Zで、2024年10月現在、2年落ち車(2022年式)が430万円を記録している
姉妹車のヴォクシーハイブリッドは、ノアハイブリッドよりも、中古車相場が20万円ほど低くなる傾向にあるそう
注目株はホンダ「ステップワゴン」
トヨタ車以外では、ホンダの新型「ステップワゴン」のリセールが高い傾向にあります。10月初旬の業者向け中古車オークションでは、スパーダ 2WD(車両本体価格は税込346万円)の1年落ち(2023年式)の中古車相場が340万円、2年落ち(2022年式)が325万円を記録しています。
このステップワゴンの中古車相場高騰には、2023年8月に始まった、ロシアへの中古車輸出に関する規制(ウクライナ侵攻への制裁処置として、排気量が1900cc超の自動車(ガソリンエンジン車、ディーゼルエンジン車)と、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車(EV)の中古車は、ロシアへ輸出することを禁じるというもの)が関係しているそう。
ライバルミニバンの日産セレナやトヨタノア/ヴォクシーのガソリン車は排気量2.0Lであり、排気量1.5Lのステップワゴン(ガソリン車)は、唯一、この規制をすり抜けることができるミニバン。そのためステップワゴンはいまロシアへ大量に輸出されており、中古車の需要が集中しているのです。
2022年5月にデビューした新型ステップワゴンスパーダ。2024年10月現在の業者向け中古車オークションでは、1年落ち車(2023年式)が340万円、2年落ち車(2022年式)が320万円を記録している
◆ ◆ ◆
クルマのリセール価格は、海外での需要や情勢に左右されやすく、今回ご紹介したクルマたちも、いつもどういった条件でも高値で下取りしてくれるとは限りません。ただ、そうした傾向がある、というのを知っておくと、お得なカーライフに一歩近づくことができるかもしれません。参考になれば幸いです。
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