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悪路もアウトドアも無縁! それでも初心者や運転が苦手な人にコンパクトSUVをすすめる5つの理由

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悪路もアウトドアも無縁! それでも初心者や運転が苦手な人にコンパクトSUVをすすめる5つの理由

 初心者が苦手としやすい日常の運転シーンを助けてくれる

 いまやどのメーカーも2~3モデル以上はラインアップしているほど、人気となっているSUV。老若男女問わずSUVを愛車に選ぶ人が多い理由は、同価格帯のコンパクトカーやセダンよりも、ちょっとオシャレに見えたり、走るシーンを選ばない自由な存在感だったり、まずはみた目の魅力があると思います。

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 次に、ちょっとヒップポイントが高いので腰をかがめずに乗り降りがしやすく、腰痛持ちさんやお年寄りでもスムーズというところ。また、荷物がたくさん積めるといった便利さも美点ですね。そして、アウトドアブームも手伝って、ちょっとくらいの凸凹道や雪道なんかも安心なこと。これが市街地でも気を使わず走れるので、とってもラクなんですね。

 そんなSUVは、じつは初心者や運転が苦手な人にも嬉しい存在です。とはいっても、あまり大きすぎるボディサイズのSUVは、物理的に扱いが大変なので、オススメするのは全長4.5m以下のコンパクトクロスオーバーSUV。ホンダ・ヴェゼルやトヨタ・ライズ、ダイハツ・ロッキー、三菱RVRといったたくさんのモデルが販売されています。

 1)見通しがよい

 初心者にうれしいポイントの1つ目は、ヒップポイントが高いので遠くまで見通しやすいこと。初心者や運転が苦手な人は、どうしても目線が近くに集中しがちです。そのせいで、周囲のクルマの流れが読めず、先読み判断がしにくい状況になってしまうのです。でもSUVは、セダンタイプの軽自動車やコンパクトカーなどのヒップポイント(地上から運転席の座面の高さ)よりも、50~100mmくらい高い620~700mmほどに設定されており、自然と目線が遠くに向けやすくなっています。

 渋滞などの際も、先がよくみえる方が不安になりにくくイライラしにくいともいわれているので、精神的にもよい効果が得られそうですね。ただ、SUVは遠くがみやすい代わりにボディのすぐ近くが死角になりやすい傾向があります。とくに助手席側のフェンダーまわりはみえにくいことが多いので、補助ミラーやカメラでの映像がチェックできる機能を装備することをオススメします。

 2)車幅感覚がつかみやすい

 2つ目のポイントは、ボンネットの両端や先端が運転席から確認できるモデルが多いこと。初心者はまだ車両の幅や、先端がどのあたりにあるかを把握するのが難しいところがあるので、運転席からの視界にボンネットが入っている方が、感覚がつかみやすいという利点があります。SUVはオフロードでの走破性を高めるためもあり、ボンネットが高い位置にあるモデルが多いので、縦列駐車をするときや、狭い道ですれ違う際なども車幅感覚がつかみやすいのではないでしょうか。

 ただ、あまり流麗なボディラインだと、バックをするときに平行感覚が狂いがち。バック駐車のときなどに曲がってしまうことがあるので、なるべく抑揚の少ない直線基調のデザインのSUVを選ぶといいですね。また、デザインのカッコよさを優先しているSUVは、リヤウインドウが小さくて後方視界が悪いモデルもありますので、なるべくリヤウインドウが大きなモデルを選ぶこともオススメします。

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 3)最低地上高が確保されている

 3つ目のポイントは、最低地上高の高さがしっかり確保されていること。コンパクトカーの最低地上高は、140mm前後が一般的です。きれいに整備された舗装路では、それでまったく問題なく走れるのですが、たとえばちょっと盛り上がったマンホールのふたとか、木材が車線の真ん中に落ちていた、なんてときには速度を落としてゆっくり越えたり、迂回したりする判断が必要になるでしょう。

 雪が降ったあとに、氷のかたまりがボコボコと散らばっているようなシーンもよくありますが、そんなときも気を使います。でもコンパクトSUVなら、最低地上高が170~190mmくらいあるのが一般的なので、そこまで神経質にならなくても大丈夫。初心者はとっさの判断が遅れがちなので、余裕があると安心ですよね。

 4)凹凸を気にしなくてもよい

 4つ目のポイントは、アプローチアングル&デパーチャーアングルが確保されていること。先ほどの最低地上高は、平坦な道に小さな障害物がある場合や、凸凹があるような場面で威力を発揮するものでしたが、アプローチアングルはボディの先端、デパーチャーアングルはボディの後端が路面と干渉しないように確保された、バンパーとタイヤをつないだ線が地面となす角度のことです。

 たとえば、ダイハツ・タフトのアプローチアングルは27度ですが、これは27度の急坂に前進してもバンパーが地面と干渉しないということ。本格クロカンSUVのスズキ・ジムニーともなると、アプローチアングルは49度もあります。「そんなハードなオフロードにはいかないよ~」という人も、ちょっと待って。

 ときに、すごい凸凹が連続している踏切があったり、都心の地下駐車場に進入する下り坂も、けっこう角度がきついところがあったりしますよね。そんな場面でもアプローチアングルがしっかり確保されていれば、なにも気にせずスイスイと走っていけるのです。市街地でも安心なんですね。

 5)ホイールをこすりにくい

 さて5つ目のポイントは、高扁平タイヤを履くことが多いため、縁石などにホイールをこすりにくいこと。最近の新型車はみた目のカッコよさや、スポーティな走行性能を重視して、低扁平タイヤを履かせる傾向が強くなっています。そうすると、ホイールが占める面積が大きくなるので、路肩に寄せて止めようとした瞬間に「ガリガリッ」とホイールをこすってしまった、なんてことになりやすいのです。

 それって、ヘコみますよね。SUVはスポーティなコーナリング性能などにかたよらず、雪道やオフロードでの走行性能も重視していることが多いため、ゴムの厚みが大きい高扁平タイヤを履かせるので、こうしたところでもあまり神経質にならずにすむのが嬉しいですね。

 というわけで、初心者や運転が苦手な人こそSUVに乗るべき、とオススメするポイントをご紹介しました。ベテランドライバーでもSUVに一度乗ると、もうセダンやコンパクトカーには戻れない、といわれる理由もわかりますよね。初心者の場合には、ボディサイズやデザイン、リヤウインドウ面積などいくつかのこだわってほしいポイントはありますが、もしかしたら苦手意識を払拭できるかもしれませんので、SUVにトライしてみてほしいと思います。

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みんなのコメント

9件
  • へたくそは何に乗っても、へたくそ。
  • 三菱のRVRって意外と女性オーナーさん多い気がします。毎度見かける度に運転されてるかたが女性である場合が多いですね。三菱車は意外と女性オーナーさん多い。=運転しやすいクルマですな!!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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