日産「セレナ」に、まもなくフルモデルチェンジが行われる見込みです。かつてはクラストップの販売台数を誇ったベストセラーモデルは、どのように生まれ変わるのでしょうか?
根強い人気、フルモデルチェンジで復権なるか?
セレナの歴史は古く、その初代は1991年に登場した「バネットセレナ」までさかのぼります。商用バンである「バネットコーチ」の乗用車版として登場したバネットセレナはその後、1994年のマイナーチェンジでセレナへと名称が変更されています。
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初代と2代目はアウトドア向けという印象の強かったセレナですが、2005年に登場した3代目からは、ファミリー向けミニバンとしてのキャラクターを強調する方向へと路線変更が行われました。
これが功を奏し、セレナはファミリー向けミニバンの定番モデルとして大ヒットを記録するようになります。
そして、2010年に登場した4代目ではシリーズ初のマイルドハイブリッド車が追加され、さらに現行モデルとなる5代目では、日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」や先進安全運転支援システム「プロパイロット」を搭載するなど進化を見せています。
一方、2022年1月にはトヨタ「ノア」と「ヴォクシー」が、同5月にはホンダ「ステップワゴン」がそれぞれフルモデルチェンジを果たしたことで、2016年から販売を続けている現行セレナの古さがやや目立つ形となっていました。
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新型は上品路線に?
そのような中で行われるフルモデルチェンジで、セレナはどのように進化するのでしょうか?
まずエクステリアデザインについては、フロントマスクには現行セレナのような大型の「Vモーショングリル」は採用されず、新型「エクストレイル」や「オーラ」、「アリア」のような、上品な印象のものとなる見込みです。
それにともない、ヘッドライトもシャープなLEDが採用されるようです。ただし、セレナはほかのモデルに比べてフロントマスクの高さがあるため、シャープなLEDヘッドライトを3段重ねにした新デザインとなると見られています。
これに伴い新型セレナでは、全グレードでLEDヘッドライト+LEDリアコンビネーションランプが装備されます。さらに、最上級グレードにはアダプティブLEDヘッドライトシステムも標準装備となります。
インテリアデザインについては、水平基調のダッシュボードに対して、アリアや「サクラ」でも採用されているタッチ式のエアコン操作ボタンが配置されるなど、スッキリとした印象になる見込みです。さらに、シフト操作は従来のレバー式ではなくスイッチ式となるようです。
また、新型セレナでは基本的に3列シートの8人乗り仕様となりますが、最上級グレードのみ2列目キャプテンシートが採用される見込みです。ただし、キャプテンシートにオットマンは装備されない点には注意が必要です。
現行セレナで好評だった「デュアルバックドア」は引き続き搭載される予定です。ただ電動テールゲートの採用は見送られているため、手動での開閉が必要になります。
新型セレナのボディカラーは、新色2色を含むモノトーン10色とツートーン4色の全14色展開となる見込みです。
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新登場の「e-POWER LUXION」に注目!
新型セレナでは、下記のグレード展開となると見られています。
「X」(ガソリン車)
「XV」(ガソリン車)
「ハイウェイスター V」(ガソリン車)
「e-POWER X」(ハイブリッド車)
「e-POWER XV」(ハイブリッド車)
「e-POWER ハイウェイスターV」(ハイブリッド車)
「e-POWER LUXION」(ハイブリッド車)
パワートレインは、2.0Lのガソリンエンジンと、1.5Lのハイブリッド(e-POWER)となる見込みです。
また、注目すべきは最上級グレードの「e-POWER LUXION」です。今回新たに追加されたこのグレードは、ほぼすべてのメーカーオプションが設定された豪華仕様となっているほか、専用の12.3インチ液晶メーター+ワイドナビゲーションディスプレイが搭載されることに加え、ハンズオフ機能付きの「プロパイロット 2.0」も備わるようです。
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「e-POWER LUXION」は約400万円? まずはガソリン車が11月発売
新型セレナは11月中に発売される見込みです。ただし、当初はガソリン車のみとなり、ハイブリッド車の「e-POWER」は、2023年3月頃に追加設定されるようです。
価格は現行モデルよりもやや高くなると見られ、最上級グレードの「e-POWER LUXION」では、ステップワゴンの最上級グレードである「スパーダプレミアムライン」と同等の300万円台後半からのスタートになり、乗り出し価格は400万円を超えると予想されます。
そのほかのグレードについても、最終的にはノアやヴォクシー、ステップワゴンといったライバルたちとほぼ重なる価格帯になると見られます。
セレナの登場によって、国内のミニバン争いがますます激化することは必至です。それぞれのモデルに特徴があるため、しっかりと比較検討することが重要です。
文:ピーコックブルー
写真:日産自動車
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