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第4四半期は初の「テスラ超え」 年間販売302万台BYDがテスラを猛追 要因は地場での台数

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第4四半期は初の「テスラ超え」 年間販売302万台BYDがテスラを猛追 要因は地場での台数

BYD前年比62%アップで2023年の販売台数は302万台

2024年の年明けから間もなく、BYDは2023年の通年販売台数(BEV+PHEV)が302万4417台であることを発表した。

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前年比+62%、目標の300万台を突破したことで、はじめてメーカー別販売台数の世界トップ10内に入る見通しとなっている。

純粋な電気自動車であるBEVだけに限るとBYDは157万4822台の販売を記録。BYDが猛追しているテスラの販売台数180万8581台に通年では超えられなかったものの、2023年10~12月(Q4)のBEV販売台数では初のテスラ超えを実現した。

2023年Q4に販売されたBYDのBEVは52万6409台、対するテスラは48万4507台とBYDが4万台以上、上回る結果となった。Q4で初めて、BEV販売においてBYDがトップに立ったことは大きなニュースとして世界中を駆け巡っている。

なお、BYDは2022年3月末で純ガソリン車の生産を終了しており、以降はBEVとPHEVの生産に注力している。BEVが占める割合が昨年に比べて大幅に増えていることも注目したい。

2022年1~12月 BEV 91万7114台/PHEV 94万6239台
2023年1~12月 BEV 157万4822台/PHEV 143万8084台
2022年はPHEVが約3万台弱多い程度で、ほぼ半々だったのが2023年はBEVが約14万台も上回る結果となった。

ところで、2023年の第4四半期ではBYDがテスラを抜いてトップに立ったものの、2023年の1年間でEVも含めた全乗用車でもっとも売れたのはテスラモデルYである。それは果たしてどれくらい売れているのか?

2023年世界で最も売れたクルマは、カローラを抜いてテスラモデルYか

2023年の第4四半期ではBYDがテスラを抜いてトップに立ったものの、2023年の1年間でEVも含めた全乗用車で、もっとも売れたのはテスラモデルYである。

1月2日にテスラ公式から出されたプレスリリースによると、2023年のモデル3/Yの合計販売台数は173万9707台。

モデル3とモデルYの内訳については1月下旬に発表される見込みだが、モデルYの販売台数は120万台前後とされており、前年度1位のトヨタカローラ(112万台)を抜いて世界トップに躍り出ることは確実だろう。

実際のところ2023年第1四半期/第2四半期/第3四半期、つまり2023年1~9月の期間はモデルYが世界で最も売れた四輪車であった。

モデルYは北米市場で前年比+99%の売り上げを記録するなど大変好調であるが、欧州や中国においても絶好調である。中国市場では2023年11月に4万9877台を販売し、車名別ランキングで1位となった。

欧州市場における2023年1月~10月までの登録台数は20万9000台超。前年同期が8万5823台だったことを考えると北米以上のすさまじい伸びとなっている。欧州ブランドでないモデルが欧州市場で販売首位になることは、注目に値する歴史的な瞬間となるだろう。

このようにテスラの強さは米国以外の中国や欧州いずれの市場でもトップセールスを記録していることである。いっぽう、BYDはどこが販売の主力となっているのだろうか?

BYDは世界のどこで売れている?

BYD乗用車は現在のところ9割以上が中国市場で販売されている。理由は簡単なことで、BYDがアジアやオーストラリアなど国外で本格的に乗用車販売を開始したのが2021年秋以降だからである。

日本市場においても同様で、テスラが日本での販売を開始したのは2014年9月で10年近い販売実績があるが、BYDの乗用車販売は2023年1月以降なのでまだ1年にも満たない。

BYDは中国以外の市場ではまだスタート地点に立って間もない印象だが、実は東南アジアやオーストラリアでは販売台数が急速に拡大しつつある。

とくに新車販売の6割がEVというタイを中心とした東南アジアにおいては2022年Q3にはベトナムの新興メーカー「ヴィンファスト」が約4割のトップシェアを持っていたが2023年のQ3ではBYDがあっさり抜いてトップに立った。BYDはタイに2024年中に稼働する工場の新設を発表しており、タイ国内向けと他国への輸出も予定しているという。

ただし、EVの販売台数や普及事情については、各国のEV政策や充電設備などのインフラ、各種助成金の支給対象など様々な条件が絡んで来るので、これまでのようにクルマ自体の性能や品質、サービス体制などが販売台数に直接リンクしない事情もある。

実際、日本では海外メーカーでも日本メーカーでも政府が支給する「CEV補助金」の額に差はつかないが、世界の国々ではEVへの購入補助金やメーカーに対する助成金などを出すにあたり、外資メーカーかどうか? 部品の現地調達率、自国への投資額などによって各種の優遇措置が変わってくるケースも少なくない。それらが販売台数に大きく影響することもある。

中国における販売ランキングで、日産シルフィが日本車唯一のランクイン!

中国市場における2023年11月の販売台数を見ると、1位はテスラモデルYだが、続く2位はBYDシーガルである。

10位以内にBYD車が5車種入っている。シーガルは2023年4月の上海モーターショーでお披露目されたコンパクトBEVで7万3800~8万9800元(約147~179万円)という安価な価格設定もあり発売以来、大人気となっている。

また日産シルフィが前年同期比+76.4%/唯一の日本ブランド車として3位にランクインしている。値下げが相次いでいる中国といえどもBEVはまだまだ高額であり、後述するがナンバープレートの発給に悩まされないオーナーはシルフィのような安くて燃費の良いガソリン車を買いたくなるのだろう。

2023年12月、北京で開催された「24中国自動車市場発展予測サミット」において2023年の1年間に中国で販売された新車は3000万台前後。そのうち新エネルギー車(BEV/PHEV/FCV)は940万台前後(2022年688万台)になることが公表された。

中国では2023年、各社のBEVが軒並み大幅値下げに踏み切ったことも販売台数急増に関係していることは間違いない。BYDも2023年12月に全シリーズで値下げを敢行し、吉利汽車傘下の高級EVブランド・ジーカーや話題の新興EVメーカー零PAO汽車(リープ・モーター)/理想汽車(リ・オート)なども30~70万円の大幅値下げを実施している。

テスラも中国市場では2022年秋から複数回の値下げを行ってきた。各社の値下げ合戦によってBEVの販売台数は大幅にアップしているが、実はもうひとつEV増加の背景にはナンバープレートの発給事情も関わっている。

北京や上海、広州などの大都市圏内では、急速なモータリゼーションの進行によって各地で交通渋滞が発生し、大気汚染の原因になってきた。そこで、新たにクルマを購入する際にはナンバープレートの発給に制限が課せられるようになったのである。

新エネルギー車購入の際にはほぼ制限はないが、ガソリン車(ハイブリッド車含む)では長ければ1年以上待つことも珍しくない。ただし、日本と違って中国では一度発給されたナンバープレートはクルマを買い替えても使用できるため、過去にクルマを所有していればガソリン車であってもナンバープレート発給に悩むこともないのだ。

BYDが日本での乗用車販売を開始して間もなく丸1年となる。2023年1月末に第一号としてオープンしたBYDオート東名横浜に始まり、現在では試乗予約などができる開設準備室を入れて全国に51か所がオープンしている。

気になる登録台数は2022年12月~2023年11月までの1年間で1194台。同時期に登録されたヒョンデの3倍弱という数字はなかなか立派といえるだろう。2024年は新たにBYDシールの日本導入も始まる。JMSで参考出品され話題を集めたダイムラーとの共同開発で生まれたミニバンのデンツァ・D9も気になるところだ。

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みんなのコメント

41件
  • cam********
    BYDと言えば、次期トヨタのBEV車ですよ。
    ここで叩いてる人間は、トヨタエンブレム付けたBEV車になれば絶賛するよ。
  • yk1********
    まともなハイブリッド車を作れるのは世界で只一つ
    TOYOTAだけですよ。1Lのガソリンで30km以上
    走ります。これ程燃費の良いガソリンエンジン車も
    TOYOTAだけしか作れません。だから中国と欧州
    は手を組んで簡単な構造の電気自動車しか売れな
    い様な汚いルールを作ったのです。でもね、充電施
    設の不備から充電するだけで大渋滞が起きて雪の
    中でも電気が無くなり動けなくなった電気自動車が
    大渋滞を巻き起こしているのだ。凍死するドライバ-
    まで出てくる有様だ。誰が買うのよこんな中途半端
    な乗り物を、俺はガソリンさえ給油すれば何処まで
    も迅速に動いてくれるR35を手放しません。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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