ボルボ XC90 「クセの無い万人受けするんじゃない?的な車」のユーザーレビュー

教嗣 教嗣さん

ボルボ XC90

グレード:B6 AWD インスクリプション_RHD_AWD(AT_2.0) 2020年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
5
乗り心地
3
燃費
5
デザイン
5
積載性
5
価格
4

クセの無い万人受けするんじゃない?的な車

2021.7.15

総評
一言でいうとトータルバランスの良い車だと思います。

↓僕的にXC90を所有して、これ良いなーって思う事です。

⚫︎必要充分以上のパワートレイン
⚫︎メカサスの動きの良さ
⚫︎上記2点による気持ちの良い軽快感
⚫︎以前乗ってたレンジスポーツに対して全長4950(+95mm)全幅1960(−25mm)全高1775(−25mm)と全長が約10cm長く全幅はほぼ同じなのに運転してて実際の数字よりコンパクトに感じる
⚫︎内装はシンプルで機能的。操作方法や設定方法は最初は戸惑う、もしくは分からないけどすぐ慣れるしすぐ慣れる事も機能的だと思う
⚫︎内装の質感は高く洗練されてるなーって感じ。レンスポの様な高級感で所有欲を満たすタイプでは無く、もっと身近に有る居心地良いなーって思えるセンスです
⚫︎シートがほんと好き。部屋に欲しい
⚫︎B&Wのサウンドシステムがほんと心地よい。部屋に欲しい
⚫︎キャビン内アンビエントライトが自然でおしゃれ。どっかのジャーマンスリーの様な派手派手じゃ無いのが良い
⚫︎スマートキーに車両設定を完全記録出来る。解錠時に完全再現
⚫︎小物の収納が充実してる
*グローブボックスが上下2段。上段はソフトパックのティッシュ入れてる。ボックスタイプは多分無理
*D席右下に深めの開閉式小物入れ。iQOSとiQOS本体に灰皿代わりの112mlミニボトルがすっぽり入る
*ラゲッジアンダーはネットが標準で入ってるけど小型LED投光器と200w車載インバーターは余裕で入る
*センターコンソールに蓋付き小物入れとQi付きスマホ置き、もちろんアームレスト内収納も

とまぁこんな感じですw

ほんと真面目に人間中心に考えて作り込まれた車だと感じます。
このクラスで真っ先に挙がる輸入車はドイツ車だと思いますが、意外と日本人に合ってるのはもーちょい北方なのかなーって勝手に思ってる次第で有りますwww
満足している点
やはり特筆すべきはパワートレインだと思います。
直4/2Lターボ+電動スーチャー+マイルドハイブリッドはレンジローバースポーツのV6/3Lディーゼルターボよりパワフルかつ軽快に動いてくれます。
(レンスポも勿論パワフルなのですが中〜高速域に入らないと体感出来ない感じです。発進時や低速では動きの重さが目立ってますねー。)
とにかくノンストレス。ひとたび踏めば加速感、パワー感申し分無しです。

そして良く言われてる事ですが、やっぱシート良いです。
形状が良いのはもちろんですが柔らかく肌触りの良いレザーと、やや硬めではありますが心地良い座面クッションに加えベンチレーション、マッサージ機能が追金無しで手に出来るのは嬉しいですねーw
何気にサイドサポートの開きと座面の長さを調節出来るのはベスポジで運転する為には有り難い機能です。

OP設定にはなりますがB&Wオーディオシステムは音楽聴くのが好きな方には是非お勧めです。
営業さんはあまり選択するお客様は少ないと言ってましたが試乗車で最初聞いた時に、おー!!スゲー!!って感じだったので絶対付けようと心に決めてましたw
めちゃめちゃ良い音を気持ちの良いシートに座ってドライブ出来る時間がホント幸せですw

あと細かい事ですがパワーウィンドウの開閉時のモーター音が聞いてて気持ち良いぐらい上品な感じですし、アンビエントライトも色は変えれないですが配置と配光が落ち着いた大人な感じで癒されます。
ついつい夜間ドライブしたくなりますねーw
(オーバーヘッドコンソールと2列目ルームランプにあるダウンライトのみ種類は少ないですが色味を変えれます。)

最後に個人的な気持ちですが、サプライヤーにデンソーとアイシンが選ばれてるのは日本人としてなんか嬉しくなります。

(ポールスターモデルには曙ブレーキの6ポットキャリパーが採用されてるので通常モデルも曙ブレーキだったらなーとか思いますw)
不満な点
納車して1ヵ月ほど経ちますが、はっきり言って不満は特に無いですw

⚫︎路面状況が悪いとロードノイズが大きく感じる
→総重量2.5tを超えてて275/45/20サイズのタイヤじゃしゃーなしw

⚫︎路面状況が悪いとキャビンの揺れと突き上げが大きく感じる
→メカサスでしなやかに動いてくれるのでしゃーないw
あとポーツタイヤっちゅーのもねw

⚫︎センサス(総合インターフェイス)の使い勝手が直感的では無い
→すぐ慣れるw

強いて挙げればこんなもんです。

あ、1コあった!!
ブレーキが僕的には慣れなかったですねー。
なんつーか効く効かないがはっきりしてるっつーか、当ててるだけじゃ全然減速しないし初っ端から強めに踏むとカックンになっちゃうので早め早めのブレーキングで徐々にって感じです。

今まで乗ってきた車が結構ブレーキ効く車ばかりだったのでこのブレーキに慣れるまでちょっと時間掛かりましたw

て事で今後乗り続けてまた何か不満点があったらここに上げたいと思いまーすw
デザイン

5

スタイルはベーシックだけど、トールハンマーヘッドライトと縦に伸びたテールライトでボルボを表現してる感じ。
とてもバランスの良いデザインだと思います。

メッキパーツもアクセントに入ってる程度でそんなギラギラしてないのも好感が持てますねーw

ルーフレールとウィンドウモールはアルミ製で腐食によるシミになるのが嫌なので黒のラッピングをしてるのですが、前後左右のボトム付近のメッキパーツが映えていい感じですw

僕はデザイン同様色も重要視してるのですが、ボルボ車に使われてるカラーはどれも絶妙で、セレクトショップに置いてあるこだわりの強い洋服なんかに近い感覚です。

僕の車はパイングレーメタリックと云う少し緑の入った美しいグレーで内装のレザーの色はマルーンブラウンと云う絶妙な茶色なんですが、この組み合わせは最高だなと思いますw

良い意味で自動車的では無い色味ですねー。
内外装色でここまで唸らせる車はボルボしか知りませんw
走行性能

5

満足してる点でも書きましたが、やはりこの車の1番のトピックはパワーユニットだと思います。

2L直4ターボに加え電動スーパーチャージャーとインテグレーテッドスタータージェネレーターモジュールによるパワーユニットには不満もストレスも全く無く完璧です!!むしろ心地良いぐらいw

この48v電源を使ったマイルドハイブリッドシステムは、ボルボはジーリーと云う中国自動車メーカーの傘下でしてジーリーCEOがメルセデス・ベンツの筆頭株主、そしてメルセデス・ベンツ社のスマートを使ったEVを共同開発する合併会社を立ち上げたりとジーリーとメルセデスは関係が深いので、メルセデス・ベンツ社のインテグレーテッドスタータージェネレーターをそのまま使ってるのかなと思ってディーラーさんに聞いてみたのですが思いっきり否定はしてたので、まぁそーなのかなとw

直4のデメリットって高回転時の振動だと思ってるのですがそれもほとんど感じる事も無く、2t越えのラージサイズSUVで使えるパワーユニットなら何にでも使えちゃうよねーって感じのパワーユニットだと思いますw

ブレーキに関しては不満な点でも書いた様に最初慣れる必要は有ったんですが、もともと踏力上げればしっかり効いてくれるブレーキなので今では上手くコントロール出来る様になり満足しています。

ステアリングは基本軽めなんですが走行時はしっかりとした手応えが有ります。なのでフワフワした嫌な感じも無く、重い車重も効果的にどっしりした安定走行ですねーw

あと3段階にステアリングの重さを設定出来るのも気が効いてんなーって思いましたw ステアリング剛性や反応も高いし、満足出来るステアリングだと思います。
乗り心地

3

乗り心地はとても良いです。が、路面状態が良い道路に限りますw

悪い路面に入ると、とたんに車体振動とロードノイズが激しくなりますw
あと、しなやかに感じてた足回りがとても硬く感じますねー。
(ちなみにこのメカサス、電子制御等は有りませぬ)

XC90の試乗車はエアサス仕様だったのですが、やはりエアサスの方が乗り心地は良いし安定してると感じました。
メカサスの様な軽快感は無いですが、どっしりしっとりした乗り味で車格的にもエアサスが合ってると思います。

僕はB6の加速感にはメカサスの軽快感が欲しかったのでエアサスは入れなかったのですが、エアサス付けるか迷ってる方がいたら間違い無くエアサスを推しますねー!!w
積載性

5

7名乗車で314L、サードシートを倒すと692L、セカンド、サードシート両方を倒し2名乗車にすると1868Lとなり十分過ぎる積載力となります!!

さらに2列目3列目はフルフラットになるので居住空間としても申し分無しです!!w
燃費

5

2トン越えの車重に275/45/20のタイヤを履いてるので、余り期待はしてなかったですが2回の給油で平均で8km/Lぐらいでした。

高速は使って無く街乗りだけなので悪くない数字かなって思ってます。

追記:今まではドライブモードをデフォルトのコンフォートでの走行でしたが、現在はエコモードで走ってます。

で、これだと簡単に10km/L行きますねー!!
(勿論、道路状況や走る距離にもよりますけどw 信号の多い街乗りだとリッター8後半から9半ばぐらいです。僕の場合w)
欠点としましては加速が少し鈍る程度ですが元々コンフォートモードで結構な加速感なので逆に丁度良くなったのかとw

あとEco Coastって機能が楽しいですw

これはアクセルOFF時にエンジンからの駆動力を切り離してエンブレ無しの慣性力で走る機能なのですが使ってみるとなかなかオモロいのでお勧めですねーw
価格

4

現行XC90は本国で来年にはフルチェンすると云われてて、いわゆるモデル末期なワケですが、その分値引きも大きかったのかなって思います。

僕のXC90の場合、値引き無しの車体価格+メーカーOPで1063万円になるのですが、まぁ相応の値段かなって思います。

このクラスの車になるとOP設定が細かくOP合計だけで100万以上とかなる場合も少なくは無いですよねー。
ボルボはメーカーOPはエアサス、パノラマルーフ、B&Wサウンドシステムの3つだけとシンプルです。スペアタイヤ入れたら4つですけどw
逆に言えば後は全部標準装備なのでOPの選び易さとお買い得感は高いんじゃないでしょうか?

特にシートに使われてるファインナッパレザーとシートベンチレーション/シートヒーター及びマッサージ機能は他メーカーではOP扱いが多く+30万以上するのでかなり良いなぁーと思います。

HUDやオレフォス社製のクリスタルシフトノブも標準だし買って良かった感は高いと思いますねー。
故障経験
新車購入なので当然の事ながらトラブル無しです。

今後どーかと思いますが、ディーラー点検が1ヶ月点検、6ヶ月点検と頻度が高いのでしばらくは大丈夫だと楽観しておりますw

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