軽自動車の安全性について 軽自動車＝９００ｋｇ 普通車＝１８００ｋｇとします 日本や国外の様々な所で自動車の衝突実験で安全評価が行われていますが

Question

正面（フルフラット・オフセット）は衝突に使用した車と同程度の車重の車がぶつかった場合の安全性評価と書いてあるので、６つ星の軽自動車と６つ星の普通車が衝突した場合は、軽自動車が星をもぎとられて３つ星、普通車が軽自動車からもぎとった星を追加して９つ星くらいということでしょうか？（実際には違いますが大体ということで）
９００ｋｇが１８００ｋｇと衝突すると、１８００ｋｇ－９００ｋｇ＝９００ｋｇ
で余った９００ｋｇの衝撃が軽に行きますので
軽自動車６つ星→普通車と衝突→３つ星相当
普通車６つ星→軽自動車と衝突→９つ星相当

また、側面に関しては、実験車が止まっているところに同じ重さのものを衝突させるので
軽自動車の６つ星と普通車の６つ星は大体同じ安全性とみて大丈夫なのでしょうか？

細かい事はおいといてざっとですが、、

Answer 1

前面への衝突は変形の無い壁に対して行っています。
1000[kg]のA車が速度20[m/s]で変形しない壁に衝突したときに車を破壊するのに使われるエネルギーは、200000[J]です。つまりこれで90点という安全評価であった場合、200000[J]という衝突エネルギーに耐えられるということです。
2000[kg]のB車が速度20[m/s]で変形しない壁に衝突したときに車を破壊するのに使われるエネルギーは、400000[J]です。つまりこれで90点という安全評価であった場合、400000[J]という衝突エネルギーに耐えられるということです。
90点としているのは、更に大きな衝突エネルギーに耐える試験をプラスし、200点評価にした場合、A車が150点でB車が100点ということが考えられるため。
A車とB車が相対速度20[m/s]で衝突した場合、A車にかかる衝突エネルギーは450000[J]、B車にかかる衝突エネルギーは25000[J]となります。

つまりA車は吸収可能な衝突エネルギー(衝突試験時)の2.25倍の衝撃がかかり、B車は吸収可能な衝突エネルギー0.0625(1/16)倍の衝撃しかかからないことになります。
JNCAPの側面衝突試験の場合、側面に950kgの台車を29[km/h]で衝突させてその安全性を図ります。日本を走る車の平均質量は約1600kg程度でしょう(だいたい普通車セダンは1800kg、軽自動車は1100kg)。よって実際にはA車、B車両方にもっと大きな衝撃がかかりますが、その増加率はA車に比べればB車は少ないです。


NCAPの衝突試験の乗員の保護において、トヨタRAV4(SUV1680kg)とトヨタYaris(コンパクトカー1050kg)は両車とも89点ですから、RAV4とYarisが衝突した場合は、RAV4の乗員の方が安全です。
NCAPの衝突試験の乗員の保護において、最高得点は98点でボルボV40(コンパクトカー1344kg)です。この場合かなり100点に近いので、重い車と衝突してもどちらが安全かは未知です。97点のボルボXC90(SUV2040kg)との衝突だと、おそらくXC90の方が安全だとは思いますが。

自動車の様々な安全技術、衝突試験についても明記されています。
http://gathery.recruit-lifestyle.co.jp/article/1145284495526696301

質問者からのお礼コメント

とても、わかりやすくありがとうございました
それが知りたかったことです
やはり、自動車業界で別名、走る棺桶と呼ばれる軽自動車（車重の軽い車）には友達の車であっても乗らないようにしようと思います

Answer 2

フルラップはコンクリートに衝突
オフセットはアルミハニカムに衝突
側面衝突は950㎏の台車が突撃

しかも歩行者に対する基準も含めるので星数が多くても頑丈とは限らない

Answer 3

だいたい仰る通りです。