2021年5月
■2021年5月
フォルクスワーゲングループジャパンは、SUVの「ティグアン」を2021年5月12日にマイナーチェンジ、同日より販売を開始した。
4年ぶりとなるマイナーチェンジではLEDヘッドライト、フロントバンパー、LEDリヤコンビランプなどのデザインを一新。全長は15㎜伸びているが、全幅、全高、ホイールベースは従来型と変わらない。
パワーユニットは従来の1.4リッター直4ガソリンターボに代わり、1.5リッター直4ガソリンターボを新たに搭載した。最高出力110kW(150ps)/5000~6000rpm、最大トルク250Nm/1500~3500rpmを発生し、アクティブシリンダーマネジメント(気筒休止機構)も備えている。走行シーンに応じて4気筒から2気筒に切り替わり、WLTCモード燃費は14.3km/Lと発表されている。
高性能モデルとして「ティグアンR」も追加された。最高出力235kW(320ps)/5350~6500rpm、最大トルク420Nm/2100~5350rpmを発生する2.0リッター直4ガソリンターボを搭載。トランスミッションには専用設計された7速DSGを採用し、新開発の4輪駆動システム(4モーション)が組み合わされる。0-100km/h加速4.9秒(欧州参考値)を記録するという。
運転支援システムは同一車線内全車速運転支援システム「トラベルアシスト」を全車標準装備とした。従来の渋滞時追従支援システム「トラフィックアシスト」をさらに進化させたもので、ステアリングホイールに設置されている「トラベルアシスト」ボタンを押すだけでシステムを起動することが出来、高速道路などの移動時において安全性の向上と疲労の軽減に寄与する。
インフォテイメントシステムには常時コネクティッドの新世代インフォテイメントシステムを採用し、オンラインサービス「We Connect」と合わせることで、最新の渋滞情報や運転に必要な情報などの入手が可能になるという。
ラインアップは「TSIアクティブ」、「TSIエレガンス」、「TSI Rライン」、「R」の4グレード。なお、新型ティグアンの日本導入を記念して、「TSIエレガンス」をベースとした特別仕様車「TSIファーストエディション」も設定されている。
同年10月1日には価格改定を実施した。
2022年4月1日には価格改定を実施した。
同年8月9日には価格改定を実施した。
■2022年9月
フォルクスワーゲンジャパンは、SUVの「ティグアン」のラインナップに「TSI 4モーション」を追加設定して、2022年9月21日に発売した。
今回導入された「TSI 4モーション」は、140kW/190PSの最高出力と320Nmの最大トルクを発生させる2.0リッターTSIエンジンを搭載。このエンジンは、最大トルク発生回転数が1500~4100rpmと、広いトルクバンドを持っていることが特徴で、4モーションとの組み合わせも良好という。
ラインナップは、「アクティブ」、「アクティブアドバンス」、「Rライン」の3グレード構成。エントリーグレードの「アクティブ」は、1.5リッターTSIエンジン搭載モデルと同様の装備に加え、4モーションアクティブコントロールやヒルディセントアシストに加え、ドライビングプロファイル機能などを装備している。「アクティブアドバンス」は、LEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”やフォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”、デジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”などを標準設定。上級グレードの「Rライン」は、専用の内外装に加え、アダプティブシャシーコントロール“DCC”やレザーシートなどのオプションが選択可能だ。
ボディカラーは、ナイトシェードブルーメタリックやドルフィングレーメタリックなど全5色を設定した。
2024年2月7日には価格改定を発表、同年3月1日から実施した。