フォルクスワーゲン パサートヴァリアント 「目立たないけどイイ道具、そしてイイ相棒」のユーザーレビュー

Hidee Hideeさん

フォルクスワーゲン パサートヴァリアント

グレード:ヴァリアント TSI ハイライン_RHD(DSG_1.4) 2011年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
4
乗り心地
4
燃費
4
デザイン
5
積載性
5
価格
4

目立たないけどイイ道具、そしてイイ相棒

2023.2.1

総評
総じて大満足のいいクルマです。

人気もなく、分かる人にしか分からない車です。
輸入車に詳しくない方には「ゴルフ?」と言われるし。笑

道具としても相棒としても最高でした。

11年で15万キロ走りました。その間での機械的なへたり、燃費の悪化もありませんでした。良い子です。

完全に一世代もしくは1.5世代昔のクルマですが、それがまたイイ時代であった気がします。この時代のドイツ車ならではの味がこのクルマにはあります。節度感が良く、イイ重たさがあり、頑丈さも実感できます。

アクセルもオルガンタイプで高速では踏み応えがあります。MQB移行以降はかなり軽く(快適に)なりました。アクセルもオルガン式からつり下げ式に。

これから中古を探される方にもオススメできます。(オールトラックもイイですが燃費が...)

通勤、大荷物有りのレジャー、ドライブ、どれも平均点を大きく上回る何でも屋です。

4Motionではないので、遊びには限界がありますが、元々はエンジン横置きがデフォのメーカーです。FFだからこその良い点を持つ、とんがってないところが魅力の車です。
満足している点
・シンプルで飽きの来ないデザイン。
・ダイレクト感のある運転の楽しさ。
・ハイオク仕様だが本当に燃費が良い。
・スイッチ類、ドア、ハンドル、リアシートのアレンジを変える際など、何をとっても重たさは感じるが節度感がいい。
・故障がほとんどない。
・ラゲッジ容量の大きさ
・立体駐車場も問題なし。(おそらくマンションの立駐も可)
不満な点
不満にまでは思いませんが、
・アイドリングストップからの復帰の音と振動が大きい(切って使う事が多いです)
・乾式DSG保護のため、エンジンスタート時、すぐにクラッチをつながせない仕様になっており、あわててドライブ(リバースも)にいれても動力は繋がらないようになっています。よって坂道でのエンジンスタートからの即発進時は要注意です!(下がります)
・運転席シートベルトをしないと、パーキングブレーキがアクセルで自動解除されない。(安全上の理由)
・アイドリングストップ中、ブレーキペダルの踏み込みを止めると(オートホールド機能ON中)、エンジン復帰してしまう。(ゴルフ7〜等はブレーキから足を離してもエンジン休止のまま、アクセルONまでエンジンの休止を保持してくれる)

・パッシブセーフティは付いていますが、先進的なADAS系は何も付いていません。(必要な方にはマイナスポイント)
デザイン

5

外装デザインについて
かの名デザイナー:ジウジアーロ氏が初代パサートを仕上げましたが、その名車をワルター・デ・シルヴァ氏がデザイン統括されただけあり、本当に毒のない普遍的なデザインに落とし込まれています。購入の決め手は完全にデザインでした。

B6からの同シャーシを継続した超後期型であるB7ですが、B6のデザインを活かしながら洗練した外観に仕上げてあると思います。B6の涙目+○型テールライトもよかったですが、水平基調をより強調したデザインが特に私好みです。

内装デザインについて
こちらも水平基調を強調したデザインが好みです。センターのアナログ時計もなくてはならないデザイン且つ機能の一つです。(今となってはボルボぐらいでしょうか・・・)

ハイラインではレザーシート以外に スイッチ類をはじめ様々な箇所に加飾があり少々豪華になっています。コンフォートラインのさっぱりしたところも、それはそれで道具としての良さがあります。

外装について
さすが欧州車といったところが塗装の厚みです。
ポリッシャーで磨きをかけた際にもよく分かります。洗車や磨きの甲斐があり、やる気が出ます。また外版の厚みも感じます。

アルミ削り出しのルーフレール、ウィンドウモールに現れる白錆は宿命です...
走行性能

4

パワー感について
坂道が続く際にはストレスを感じます。ここはディーゼルには叶わないです。それ以外は速い車に慣れている方やそれを望む方でなければ良い加速をします。高速の合流、追い越しではSモードで楽しめます。

ハンドリング・操作性について
突出しているわけではありませんが、カーブでも狙い通りに曲がります。(B8も乗ったことがありますが狙い通りのハンドリングはさすがB7を凌いでいました。)

このB7でも高速でのセンターのドッシリした直進安定感は流石といったところです。少々の高速カーブでもオンザレールを感じられます。

トランスミッションについて
好き嫌い、評価が割れる「DSG」ですが、ここは慣れです。この子の癖を分かれば、踏むべきでない速度域では踏まない、ここは我慢と言うところでは我慢が出来るようになります。速度とギアの状態に合わせたアクセル開度の調節が出来るようになります。逆に出来るようになるとこの車の楽しさにも繋がるかもしれません。マニュアルはその最たるものですが。そんな感じでその車の特性を知ることの方が、車との向き合い方が楽しくなります。こちらがアジャストして特性を引き出すと運転が上手く楽しくなります。
乗り心地

4

足回りの硬さについて
DCC付きではないので予め固め設定です。
不快レベルではありません。通常柔らかめの乗り味が好きな方には固めに感じるかもしれません。

静粛性・振動について
デフォのContinental 以降は、ずっとMICHELIN PILOT SPORT シリーズを履いてきましたが、静かめです。高級サルーン並にとまではいきませんが。振動やピッチングも不快な入力は少ないです。
積載性

5

積載性
必要十分な容量を持ちます。ついついものを乗せっぱなしに...キャンピングチェア、レジャーシート、傘、クッション...。また、テンパータイヤを積まなければその分ラゲッジトレー下部のスペースを活用できます(ここも広いです)。リアシートは6:4の分割可倒式です。センタースルー機能がありますので長尺物の積載に便利です。子どもが所属するサッカーチームの良くある四つ足タープもここにスルーして4名乗車で活動していました。2名でのスキーしか行きませんでしたが、キャリアは買わずに済みました。とても便利です。
燃費

4

燃費はいたって満足レベルです。
街乗り:10km、幹線道路メイン:13km、高速(時速100キロレベルで:17km以上)
やはりレギュラーに比べ、ハイオクは爆発力に優れますのでそれ故、1.4Lでもこのスピード感覚でこの燃費が出せるのだと思います。

ハイオク仕様を懸念する必要がないことを裏付けてくれる代表選手です。
価格

4

購入時の車体本体価格は確か395万円。ところがHIDヘッドライト、ナビなどを含まない料金ですので、結果乗り出しはコーティングまで入れると490前後。国産と異なり値引きが期待で、ここで勝負出来ますね。

ところが下取りは残念ながら、まんまと典型的な輸入車扱いされます。

乗りつぶしを覚悟で中古で良い玉を狙ってください。長く乗れる良いクルマですので。
故障経験
メーカーのサービスキャンペーン(リコールの一段階下の対応)でDSGの一部を、二度交換しています。(無料)

これ以外にはタイヤ空気圧センサーが不良を起こしリンクする様々なセンサーが反応してしまい、結果、交換となりました。(数万円)

これ以外は大きな不具合、輸入車によく起こる事象(ラジエター、ウィンドウ落ち等)は一切ありませんでした。

新車での納車以来、点検、車検全てディーラーでお願いしてきました。(それなりにかかりますが)でも、結果良い状態を保てたかなとも思います。ご自身で管理できない方はやはりディラーがオススメです。

やる気になれば、安く済ませられる事も多いので、「出来る事は自分でやる」もオススメです。

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