15000km走行での再評価
ジェッタに関しては二度目の投稿となります。
以前のレビューは納車直後でしたが、今回は1年+α経過し、
走行距離が1500
2009.4.13
- 総評
- 15000km走行での再評価
ジェッタに関しては二度目の投稿となります。
以前のレビューは納車直後でしたが、今回は1年+α経過し、
走行距離が15000kmを超えた時点での再評価のつもりです。
ベースのゴルフが5から6にフルモデルチェンジし、
元々影の薄かったジェッタは益々影が薄くなるでしょう。
しかし、ドイツ車は円熟期のモデルこそ「買い」ですよ。
15000km走り、今改めてジェッタは300万円最良セダンだと断言します。
長所 ・120km/h以上出さなければ抜群の燃費。
TSI+DSGはやはり現時点で究極のガソリンエンジン&ATでしょう。
排気量アップ&CVTに傾倒しすぎた日本のメーカーがドイツ車に追いつくのはいつでしょうか?
- 満足している点
- ・疲れ知らずのシート&ペダル。
シートの良し悪しはよく雑誌やネットでの訴求ポイントになっていますが、
シートと同じく重要なのがペダルの大きさ・要求踏力・角度です。
ジェッタ(ゴルフ系)はシートは勿論ですが、ペダル(オルガン式)が素晴らしいのです。
申し訳ないのですが、ブレイド・インプレッサ等はまずペダルの造りがゴルフに追いついていません。
足首が、ふくらはぎが、向こう脛が、同クラスの国産車に比べて全く疲れません。
(国産でこのレベルのペダルを望むならV36スカイラインがお勧めですよ!)
・端正な佇まいとドデカいトランク
冠婚葬祭からゴルフ、ドライブ、ショッピングと、非常に使い勝手が良好です。
スーツや礼服で乗っても、普段着で乗っても、全身ユニクロでも全然違和感がありません。
広大なトランクを生かしてBBQセットがガッツリ積めます。
確かに「大は小を兼ねる」とは言いますが、ミニバンより、よく出来たセダンの方が使い勝手がいいですよ。
- 不満な点
- ・エンジンオイルに対する負担。
メーカー曰くは「ロングライフオイル」とのことですが、やはりターボエンジン。
よっぽど鈍い方でなければ、3000kmを越えるとオイルがそれなりに劣化していることに気づかれるでしょう。
エンジン音(ノイズ)、振動はやはり新油の方が断然少なく、運転していて快適です。
TSIエンジンにおいては、最低限度のメンテとして、5000km毎の交換が望ましいと個人的に考えます。
・130km/h・3000rpm以上での燃費がかなり悪い。
1.4TSI+6速DSGですと、6速90km/hで丁度2000rpm, 130km/hで3000rpmです。
平日郊外の高速道路ですと、追い越し車線という名の飛ばしレーンが大体120~140km/hで流れていますが、その帯域での燃費が思ったより伸びません。
元々1400ccですから致し方ないかもしれませんが、おそらくはガソリン冷却による急激な燃費悪化ラインが3000rpmではないかと推測しています。
よって、1.4TSIモデルは、基本的性格として高速クルーザーとは言えません。
飛ばす方でジェッタを選ぶなら、2.0TSIのスポーツラインをお勧めします。
・標準タイヤの選定
標準タイヤはコンチネンタル社のSportsContact2です。
方向性なし・左右非対称タイプですのでローテーションをすれば相当長持ちしますが、
低速域におけるゴツゴツ感とタイヤノイズは如何ともし難い。
というか、「コンフォートライン」というグレード名なのに、何故スポーツタイヤを履いているのか理解に苦しみます。
昔のBMWみたいにM+Sタイヤを履いてるよりはマシだと思いますが…。
・フットレストの小ささ。
長所にてペダルを取り上げましたが、反対にフットレストは褒められません。
右ハンドル化の弊害かも知れませんが、非常に小さくて狭いのです。
私の場合はCOX社のアルミ製フットレストカバーを取り付け満足しています。
お困りの方がいらしたら、心よりお勧めしますよ。
・ホイールベースの短さ
今日のセダンとして考えると、ジェッタは後部座席が狭いです。
その要因の一つがゴルフと共用ボディによるホイールベースの短さです。
大人4人で乗るならパサートですね。ただし、私のようにほぼ1~2人で乗る人間にはジェッタはたまらなくいい車です。
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