80スープラは30年程経ってるのにすごく高いですよね。新車で販売されていた当時もお金持ち向けの車だったのですか？

Answer 1

車屋です。
整備や板金塗装をやっています。

高いは高いですが当時だとバブル弾けてすぐくらいで
今ほど景気も悪くないし格差も無かったので、
地方から出て来た高卒者でも名の通った企業の製造業とかに就職して
二交代や三交代の仕事をこなしてるとそれなりに稼げてたしローンも通ってましたから頑張れば買えるクルマでしたね。

まず80スープラの立ち位置ですが、
当時は今ほどトヨタ車が若者に人気が無かったです。
むしろおっさん臭いメーカー。

でかいケツがファットな感じで、
当時の90系マークⅡとかも似たような路線のケツデカデザインでした。
私は80スープラ好きでしたが世間的にあまり受けたとは思えません。
今中古のタマ数が少ないのは単純に当時それほど売れてないからです。

30年前だとちょうど10代後半だったのですが、
当時の群馬に近い田舎だと若いクルマ好きな連中はほとんどがスポーツカーかVIPカー、
スノボとかアウトドア好きはステーションワゴンやクロカン四駆
（昔で言う所のRV車、今でいうSUV）に乗ってました。
ミニバンってジャンルが出てくる寸前くらいの時代です。

そのスポーツカー好きの中で、
「ただ普通にファッションで乗ってる人」
「ドリフト走行に行く人」

これはべース車は同じような感じです。
シルビア買ってちょっといじってあとは街乗りか、
ドリフト用にどんどんチューンしていく感じ

このファッションで乗っている人で
さらに自己顕示欲の強い人が80スープラに乗ってた気がします。
金があるというよりは欲しくて欲しくて無理やりローン組んで買う、みたいな。

金がある人は普通に32GT-Rとか買ってました。
逆に33はそんな人気なかったです。

田舎なので首都高とかでの最高速とかには疎くて、
32GT-Rとか80スープラとかで峠に来てる人とか見ると
「あぁ、普通に夜のドライブだな。」みたいな感じ、
シルビアや180SXとかだと「走り屋かぁ。」みたいな感じでした。

シルビアとかがドリフトしくじって壁に刺さってたりするとその場にいる連中、
知り合いとかじゃなくても誰ともなく「大丈夫？」とかいって駆け寄ってきて交通整理とかしてくれるのですが、
80スープラとかが事故ってると「あぁ調子乗っちゃった系だね。」みたいな感じで結構スルーされてた気がします。

私も一度赤城の南面で事故ってる80スープラが居たので降りて介抱しにいたら
「いや、大丈夫なので結構です、お気遣いなく、キリッ。」とか言われて
なんか人種違うな～って感じました。

当時でトヨタで人気あったというか使えるドリ車だとMR2やそれこそハチロクくらい？
101や111のレビンなんてデートカー扱いって感じだったしセリカもちょっと違う。

RX-7（FD、FC）が現役でしたから
ドリフト界隈は日産やマツダ乗りが多かったですね。

Answer 2

今程高くありませんでした。
今の90スープラと同じ位です。