R34と80スープラの互いの欠点や特徴ってなんですか？またRB26エンジンと2jzは良く比較されますがどちらの方が良いですか2つのエンジンの特徴と欠点を知りたいです。

Answer 1

どっちもいつでも乗れる環境なのでお答えします。

大まかに言うと、もて余すハイパワーでゆったり流す車がJZA80 スープラ。
R32からのグループAの流れを汲んだレーシング大衆車がR34 GT-Rです。

両者の違いは1速でクラッチ繋いだ瞬間に解ります。
スープラは半クラ繋いだ時点でまるで大排気量GTの如く太っといトルクで、野太い音を立てながら車体をグイグイ推し進めます。

発進はアクセルを煽らずともクラッチ操作だけで出来てしまうほどの低速トルクがあります。
GT-Rにはそんな低速トルクはありません。半クラでアクセル煽りながら発進させる必要があります。

また、2、3000rpmの常用域のトルクもスープラは豊富で運転はとても楽チンです。
登り坂でも6速のまま登っていくスープラに対してGT-Rは必要に応じて5速、4速と下げてやる必要があります。

GT-Rの真価が発揮されるのは常用域ではなく、その上のサーキット等で使われる高回転域です。

レブ6800rpmのスープラは5000rpm越えた辺りからパワーが出ずバテ始めます。
それに対してGT-Rは4000rpmを越える辺りから突然元気になり、回転が一気にレブの8000rpmまで走り抜けます。
力強く野太いサウンドを奏でる2JZと比べ、RB26はレーシーな乾いた音がします。

アクセルレスポンスや吹け上がりのキレも2JZとは比較にならないほどRB26は優れています。
RB26と比べると2JZの吹け上がりレスポンスはとても鈍臭い印象を受けます。

6連スロットルチャンバーのRB26に対して
電子制御スロットルETCS-i(ポンコツ)の2JZですからそこの差も大きいです。

丸っこい性格なのが2JZ
尖った性格なのがRB26
という認識で間違いないかと思います。

性格が丸っこく常用域の使い勝手の良さからアリストのような高級セダンにも載せられる2JZは汎用性が高いエンジンと言えます。
キャラクターとして2JZはRBよりもVG、VQ系のターボエンジンに近いものがあります。

RB26はサーキットスペックのエンジンなのでそんな真似はとても出来ません。
上で申した通り、常用域のトルクが乏しくとても高級車の重たい車体を発進させるのに向きません。

結論として2JZ、RB26の両者は同じ『高出力の直6ツインターボ』として比較されますが、その性格は全くの真逆と言えます。

しかし、どちらもそれぞれちゃんとした強みを持った名機である事は間違いありません。

他にも色々違いはありますが、長文過ぎるのでこの辺にしときます。