自動運転車時代になっても、現在の車みたいな抑揚と迫力のあるデザインは守られるでしょうか？

Question

僕自身はクルマが大好きなので、90年代や2000年代の車みたいな抑揚と迫力、とにかく一目でクルマだと分かるデザインを守ってほしいと思っているんですが…。例えば、FR系の“ロングノーズにショートデッキ”みたいな。ソアラやマークXみたいな。

Answer 1

車のデザインは、長い歴史の中で磨かれ続けて、今日に至っています。
それを磨いてきたものは、「人間の美意識」です。見て美しい、心地好い、心動かされる、そういうものを追い求め続けて、幾多のデザインスタッフが創意をこらしてきたのです。

つまり、人間が見て好ましい形と、そうではない形とがあるのです。
いわば、デザインの基本文法です。

自動運転になろうがなんだろうが、その基本文法は不変です。
現在の流れと隔絶した、突拍子もないデザインになろうはずがありません。
むしろ、自動運転だからこそ可能となる、これまでにない新しいデザインが生まれる可能性があるでしょう。
それはもしかすると、現在の満たすべき要件の縛りを解き放たれた、画期的なものであるかもしれません。

その際にも、基本文法は踏まえられるに違いありません。文法のおかしな文章が破綻しているように、基本を外れたデザインは、見ても違和感がつきまとうであろうからです。

Answer 2

自動運転は車の構成要素が変化しないのでカーデザインの変化とは関連が無いと思いますよ。

むしろ、今後進む電動化の方がデザインに及ぼす影響は大きいです。

電動車専用のプラットフォームではエンジンが無くなり、トランスミッションも無くなり。
電池とモーターとコントローラだけになりますから。
エンジンルームは不要になります。

もちろん衝突安全は考慮する必要があるので
クラッシャブルゾーンはあるでしょうが、ロングノーズは無くなるでしょう。

デザインとは合理性に裏打ちされた必要性が無いものは美しくないので
この方向性が必然となります。

マツダがよくやる合理性に欠けたデザインの為のデザイン
FFロングノーズなどもありますが決して美しいものではありません。