トヨタ ソアラ のみんなの質問

解決済み
回答数:
6
6
閲覧数:
1,717
0

クルマのオーバーヒート(水温上昇)対策に関する質問です。
数十年前ソアラ(GZ20)にのっておりましたが、どうにもオーバーヒート気味で当時オートバックスに相談した
ところラジエター付近(恐らく冷却水回路のどこ

か)に小さなパーツを付けて頂き見事に改善した経緯があります。

その時に整備士に「水路を開けっ放しにする部品」と説明を受けた記憶があります。全開走行を終えた後でも
手で触れるくらいラジエターは高温にはなりませんでした。(但しラジエターキャップではありません。)
実はGZ10から乗り継いだソアラが忘れられず、年末に62年型GZ20(距離8万キロ)を購入しました。いずれ
同じようなトラブルが予想されるため、その対策を講じようとオートバックスやディーラーにも行ったのですが
「そのような部品はない」「聞いたことがない」と全く要領を得ません。

どうか心あたりがおありの方、メカに精通されている方このパーツの有無とほかの対策がありましたらご指南
頂ければ幸いです。

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の「自動車」カテゴリとデータを共有しています。

ベストアンサーに選ばれた回答

そのパーツは「ローテンプサーモスタット」でほぼ間違いないと思います。

サーモスタットはもともと冷却水路に必ず付いているパーツで、設定温度で開く弁の役割をしています。
エンジンが低温の状態ではその弁は閉じていて冷却水がラジエターには行かず、エンジン内を循環しています。
エンジンの温度が上がってくると弁が徐々に開いて冷却水がラジエターに循環するようになり、やがて弁は全開となりすべてラジエターを経由するようになり、冷却水が適正温度を保つように冷やされます。

この理由は、冷間時に弁を閉じてエンジン温度を早く上げるためです。
エンジンは始動時など冷間時は噴射したガソリンがガス化されずシリンダーの壁に付着してしまい、プラグによって着火して燃やされるガソリンが減少します。このため回転数を上げてより多くのガソリンを噴射します。
エンジンが高温になると、噴射したガソリンはガス化されて少ないガソリンでも効率良く燃やされて本来のパワーが出て、しかも燃費が良い状態になります。その後は理論空燃比(ガソリン1に対して空気の量14.7)に近ずくよう微調整されます。
これは特に寒い時期のエンジン始動時にしばらく回転数が高い状態。俗に言う暖気運転時にエンジンの吹けが悪くしかも燃費も悪いことでも分かると思います。

ちなみに冬場は2~3キロの距離ではエンジンが効率の良い温度まで上がらず、燃費が極端に落ちるとともにエンジン内に燃えカス(カーボン)の蓄積が増えて調子も悪くなりますので、たまに長距離や回転数を意識的に上げてカーボンを吹き飛ばす運転をすることもエンジンの調子を保つ意味では有効です。

前置きが長くなりましたが、以前にオーバーヒート気味になったということでは、単に純正のサーモスタットが劣化して開きが悪くなりエンジンが高温になっても全開にならない状態だったのでしょう。
この場合、純正のサーモスタットの交換で不具合は解消します。
純正のサーモスタットは先にも話したように早く高温にするため約80度前後で開くよう設定されています。エンジン本体に不具合が無い場合、通常は純正のサーモスタットで十分であり、夏場の長時間高速運転でもオーバーヒートすることは無いです。

これに対し、オートバックスで交換されたと思われるローテンプサーモスタットは約70度前後で開く設定です。
このパーツはエンジンをチューニングして、より高温になりやすい場合に、冷却系の強化としてラジエターの容量アップや高回転電動ファン追加等とともに装着されるものです。
ノーマル車に付けても特に不具合が出るものではないですが、冬場になかなかエンジン温度が上がらず、暖気運転が長くなって燃費が悪化したり、特に-10度くらいの極寒冷地ではオーバークール(走っているのに水温がどんどん下がる現象)になることもあります。

今度のソアラも走行距離は少ないものの、サーモスタットなど消耗部品は劣化している可能性は高いので、早めに純正サーモスタットと交換しておいた方が安心ですね。
また、寒冷地でなければ冷却水の濃度は濃くせずに30~40%にしておいた方がオーバーヒートを防ぐ意味で有効です。

質問者からのお礼コメント

2017.1.30 16:14

丁寧で分かりやすいご解説ありがとうございました。
早速、予防保全のため取り組みます。
また今後もご指南頂けますようお願い申し上げます。

その他の回答 (5件)

  • 変な改造してなかったら、普通に乗っててオーバーヒートするということは何かおかしいということです。オーバーヒートするからって、サーモを抜いたり、ローテンプサーモを使ったりするのは根本解決ではありません。

    オーバーヒートするなら、ラジエータ、ウォーターポンプなど水回りをしっかり整備して、それでもおかしければファンカップリングとか、ファン自体の変形なんてこともあります。

  • テンプサーモにしても、サーモを取り外して開けっぱなしにするにしても、それはラジエーターなりオイルクーラーなりで冷却機能が足りてる場合に効果があるものであって、冷却機能が足りていなければオーバーヒート気味になるのは変わりませんよ。
    ローテンプサーモは、冷却機能を強化するパーツではなく、単にサーモが開くポイントを通常より低くし、ラジエーターに冷却水を流す温度を通常より低い温度にするだけです。
    よってサーモが全開に開いて(サーモ外しでずっとラジエーターに冷却水を流している場合もしかり)しまえばあとはラジエーターの冷却機能が追い付いていなければ冷えません。
    なにかパーツを取り付けてとありますが、私が思うには、サーモが劣化してバカになっており、適正に機能していなかったので、通常のサーモに交換するのではなく、ローテンプサーモに交換して通常より低いポイントで冷却水をラジエーターに流すことで水温が今までより低くなったと推測します。これはラジエーター能力が完全に足りているということを前提でということです。
    『そんな部品は無い』←これは私が最初に言ったとおり、ローテンプサーモごときでは最初だけ水温上昇を緩やかにするだけで、完全に温まってしまったら意味がなく、冷却機能をアップするものではないので『無い』と言っているのです。
    エンジンの冷却機能をアップするには、アルミか銅で出来た多層ラジエーターに交換し、オイルクーラーが無ければオイルクーラーを設置、オイルクーラーがあっても足りていなければ大型のものに換装しなければ冷却効率をアップすることは不可能です。
    ノーマル状態でオーバーになることはありません。なったとして一番に疑う箇所は、いままで申し上げている冷却水のサーモスタットです。
    ブーストアップなどでオーバー気味になった場合は、まずオイルクーラーの設置と見直し(オイルは温度が上がると下げるのが大変であるため)、それでも足りなければラジエーターを見直していくのが良いと思います。

  • >>>数十年前ソアラ(GZ20)
    複数のエンジンを載せていた、と思うけど「どれ?」

    >>>当時オートバックス
    量販店「程度」で取り付けられる「程度」の部品?
    ちなみに「幾らくらいの価格」でした?

    >>>小さなパーツを付けて頂き
    何かを「取り付けた」んですネ!?
    何かを「取り外した」ではなくて、、、



    >>>どうにもオーバーヒート気味で
    実際にレッドゾーンに入るくらいのオーバーヒートを
    起こしていたの?
    オーバーヒート気味って、、、

  • ソアラ(GZ20)

    GZ20は
    ラジエターファンが
    電動ファンなので

    ファンスィッチを応急に
    直結したのではないでしょうか

  • サーモスタットをいじったか、取り外したと思われます。

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の
「自動車」カテゴリとデータを共有しています。
トヨタ ソアラ 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

トヨタ ソアラのみんなの質問ランキング

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離