ＢＭＷ 635csi って、そんなに良い車なのですか？ ・

Question

６０代の男性です。友人が、この車に乗りたいといって探しています。旧車ですから、程度の良いタマは少ないと思います。彼曰く、この車は歴史的に見ても最高で、高くても買う価値があるのだそうです。
私も車が少し好きですから、この車には少し記憶があります。
１９８０年前後でしたか、自動車評論家の徳大寺有恒氏が雑誌で「国産車が遠く及ばないこのクオリティー」と評していたのを読んだ記憶があります。
また、その後しばらくして、新登場したトヨタのソアラの方がスタイルが良いという読者の意見に対して、「あと２０年も経てば、６３５csiの方が良いスタイルだと評価されるでしょう」と回答していたと思います。
スタイルに関しては私も同感です。しかし、いくら当時の名車だとはいえ、近年の車にくらべれば、いろんな面でクオリティーは劣ると思います。
まあ、往年の名車というのは、どれもそうなので、友人のことを悪く言うつもりはありません。
ただ、ＢＭＷ６３５csiというのは、往年の名車の中にあって、特別な存在なのでしょうか？ 程度の良いタマがあった場合、実用面で不都合とかありますか？

Answer 1

BMWには40年近く断続的に乗ってきました。635csiが出たころは初代320iを所有していました。当時も今もですがBMWのデザイン、とくにフロントグリルは統一感があるため、いかにも635csiは320iの遥か上級車種というイメージを見せつけ憧れの対象でしたが若い自分には全く手の届かない存在でした。世界一美しいクーペと評され、6気筒３Ｌのシルキー６と呼ばれるエンジンとも合わせてかなりスペシャリティ度合いの高い車であったことは間違いなく、その後連綿と人気が継続しているのも間違いありません。

ただ、今から見れば旧車としてはやや中途半端で、同じ３Ｌシルキー６ならその1世代前の3.0CSの方がさらに神格化されていて、実際に価格も高いです。丁度、私の初代320iよりもその1世代前の2002の方がマニア度が高く個体も多数残っているのと同じことかと思います。

また、当時も指摘されていましたが、大トルクのエンジンに対してATの容量が不足しており、故障する車両が多数あり、このモデルの鬼門のようでした。今所有するならATに注意し、オーバーホールも覚悟したほうが良いかもしれません。それに、この時期は日本の排ガス規制の方が厳しく、対策として付焼刃的なキャタライザーの追加などがなされていたためオーバーヒートで調子を崩していた個体も多く、この点も注意が必要です。さらに、旧車は車両保険が十分に付保できない事に加えて、たとえ保険でカバーできても外装部品などは見つけるのが難しいかと思うので、気楽に日常的に乗るのはちょっと気が引けて、せっかく走りの良い635csiを買ってもガレージで眺めることの方が多くなってしまうような気がします。

ひとにより自動車に関する価値観は異なるので、所有して眺めるだけでもよいという考えもひとつの見識かとは思いますが、乗って楽しむのなら、他の選択肢もあるかと思います。

質問者からのお礼コメント

ご回答ありがとうございました。
とても参考になりました。その他の方々もありがとうございました。

Answer 2

バブル時代くらいでしたかね～。
これは恰好がいいというより、ちょいと厳つく
めちゃくちゃ早いゴージャスなスポーツカーって
感じでしたね。どちらかと言えば怖い人が乗って
いたイメージがある。

Answer 3

635csiとか633csiで程度の良い物なら私も欲しいですね。

昔633csiを一度だけ借りて走らせた経験がありますが、
BMW好きとして、あのシリーズは貴重だと思います。

私が仮に入手できたとしても、勿体ないのでレストアした後、
普段使いはしませんね。実用は今のFやG系で十分です。

Answer 4

E24 M6は1300万円を越える。
このプライスをつけられているのはそれ相応の価値があるから。

ソアラと比べるのはほんの極1部の日本人だけ。
ソアラはレパードの対抗馬なので世界規模のＢＭＷとは器が違う。

Answer 5

人気が無いので売りに出ていれば安いからだと思います。
去年 友人が買いました(^▽^)/
４０万円でした・・・・

Answer 6

１番は補修部品の供給でしょうね
時代的にメルセデスも旧い内燃機関車両の補修部品供給を打ち切り始めた様ですので欧州車は旧くても維持できる神話が崩れつつありますね