北米で2ドアクーペが女性の車と思われてきた理由を知りたいです。

Question

確かにあちらに行くと2L以下のコンパクトな低排気量クーペを中心に未だに女性、特に10代〜30代くらいの若い女の子が運転してるのを見かけます。

マッチョなお国柄かデカめのは野朗が多い印象ですが。実際30年前はセクレタリーカーなんてのもありました。

こんな話いまどき表で大声で言ったら炎上しかねないですが正直言ってどうしてもクーペが女性をターゲットに開発される絵がピンとこない。女性がクーペに乗ってもいいんですけどね。所詮車は車、セダンでもワゴンでもトラックでもなんでもいいです。。。が、北米マーケットではメーカーも明らかに女性に乗ってほしいような感じが確かにあります。

フェミニズム的な「好きな所に車を飛ばしてガンガン行くようなアクティブでタフな女性像」という意味なんでしょうか？そういう意味なら分かりますが、そもそも運転が好きとか車好きの走り屋女子みたいな層をターゲットにしてるというよりかはむしろ車の仕組みもロクに分かんないような層に安価なクーペを売っているような感じさえします。

今でこそマッチョイメージで男性ユーザーの多いマスタングやコブラ(ACエース)も元はそのような若い独身女性をターゲットに作られたものだったようです。日本でのS13シルビアと同じくメーカーの想定と裏腹にユーザーの草の根活動によってサーキットやストリートで活躍するうち段々レースのイメージが刷り込まれたようです。

ハリウッド映画なんか見ても女子高生がショッピングに行くシーンでソアラに乗ってたりします。別にワイスピみたいな硬派なカーアクションではなく衣装がみんなピンクで無駄に女子度高めのやつです。実際の女性でこんなピンクなのないだろって笑

まあユーザー層なんて時代や情勢でコロコロ変わりますし車なんてべつに誰が乗ってもいいんですが、「クーペ＝車が大好きなオタクしか乗らない」というイメージなのでどういうマーケティングなのか不思議におもいました。

ちょうど日本でいう軽やハッチバックの扱いというか。まあ軽サイズは国土が広く大型車も多い環境には不適合でしょうから「小さめ」と言われる車でも日本に比べて大きくなりがちなのは分かります。

でもなんでわざわざむさ苦しい(念の為言っとくけどクーペ好きですよ)クーペを女性向けに作ってるんでしょう？？

補足

もしかしたらクーペが暑苦しい乗り物ってイメージなのが日本男児的目線であってあちらでは軽快でスタイリッシュ(あるいは可愛い)なイメージなんでしょうかねぇ？いやまあ軽快でスタイリッシュではあるけどクーペはいかつくて全然可愛くないが笑 女性差別と勘違いされてるかもしれないんで一応注釈しときますが、クーペに乗る女子、かっこいいし素敵なんですがね。男子でも誰でも2ドアはいいもんです。ただマーケティング的にどうしてか気になったまでです。

Answer 1

まあ着飾るって意味ではクーペ自体別にデザインされてますし、内外装のデザインも外注のデザイナー起用したりもします。
欧州では自動車が普及する以前から、王族や貴族階級の女性のために乗降が楽な小型で低い車体に豪華なしつらえの馬車があり、この流れが北米で自動車が普及し始めても生き残ってたと思われます。
伝統的にクーペモデルをラインナップに残すリーンカーンやキャデラックも、クーペには特別な仕様と内装を用意しています。
キャデラックの一部車種のインテリアはブルガリ、リンカーンは代々カルティエが担当していました。
コンパクトで、よりパーソナルでお洒落な内装という女性向なクーペに繋がる需要が、自動車普及以前からあった訳です('ω')

質問者からのお礼コメント

色々あるなかでこれが一番それらしく、最も意外な話だったので馬車論を支持します。西洋は自動車より前に貴族の馬車ありましたもんね。文化がどう引き継がれてるかよく分かる話でした。
ありがとうございます。

Answer 2

全盛となるその時期での日系メーカーや欧州メーカーの小型クーペタイプは、
3ドアと、仰るような2ドアになりますが、
そうしたのは米国などの暮らし、生活における移動用として「レディスカー」との認識のようです。通勤や通学という用途に思います。
若造の頃に米国の中西部で賃貸アパートメント暮らしをし、
現地の白人や黒人のチームメンバーと業務はもちろん、プライベートで一緒に遊びにいったり、地元米国人の家へも招かれていますし、

「日本でプレリュードに乗って居る」と言うと、
「お前は何故レディスカーに乗っているんだ？日本の男は女用のクルマに乗るのか？」という返答をされていますし、
いずれにしても、
「世界の常識は日本の非常識」
「日本の常識は世界の非常識」などとよく言いますし、
というように小さな日本に暮らしている限り、
他所の国や地域の習慣など分からない面が多いのでしょう。
日系メーカーのクーペタイプに乗る人を街や公道、地方のモールで見かけると、確かに全員が女性でしたし、
しかし、そうした中で男性ユーザーが多いのはmazda mx5ミアタでしたし、
どちらにせよ米国や北米での小型車は女が乗るもの、という認識になると思います。

Answer 3

若い頃は、家族を乗せる必要が無いから自分の移動だけ考えるのであれば、小さくても済むという事かと思います。日本人でも、大きい車より小さな車が好まれるのと一緒では？家族何人か乗せる必要があれば、家族に大きな車があれば、それに乗り込めば良いだけなので、ワザワザ大きな車を所有しなくても良い感じがします。
日本では、若い子は維持費が少ない軽自動車に乗っている、という事と似たような感覚なのでは？

Answer 4

流行や常識なんてものが何時どのようにして決まるのかなんて
誰にもわからないです。

ただ北米では女性は実用性とか関係無く完全に個人の趣味で
好きなパーソナルカーを乗っていい風潮があったところに
80年代に女性の社会進出と安くてコンパクトな日本製２ドアクーペ
が大量に流入したことが組み合わさって
デキル女は２ドアクーペを乗るのが"かっこいい"が定着しました。

Answer 5

今はどうなのか分かりませんけど、以前はアメリカでは誘拐事件が多かったようで、４ドアの車だと、リアドアを開けて誘拐されてしまう危険があったと聞きます。

日本でも以前は２ドアセダンがあったんですけど、世界的に減ったんじゃないのかな？
そういう需要がクーペに流れたと考えられないかな？

Answer 6

昔の日本では乗用車が男性、軽乗用が女性の様な風潮があり向こうでは軽の規格が無いので、乗用車や大きめの車は男性、クーペ等が比較的小さめなので女性向けの様な風潮だと思いますよ！
今現在では男性でも軽乗用に乗るし海外でもクーペ等を乗る事も多く成って来てます。