ここ一週間の通勤路(往復約30km)で平均約26.0km/L(1日最高平均27.4 km/L)の燃費を記録した。これは、2代目の最高で平均約22.0
2009.10.7
- 総評
- ここ一週間の通勤路(往復約30km)で平均約26.0km/L(1日最高平均27.4 km/L)の燃費を記録した。これは、2代目の最高で平均約22.0 km/L(1代目は17~18 km/Lぐらいだったと思う)だった事を考えると結構伸びている。システムの90%を新しくしたと言っているが、メカニズム的に良くなった事はフィーリング等では実感しにくいもので、確かにいろいろな資料・雑誌の類には各部位に軽量・小型・高効率化、メカ・電気損失低減を進めたとあるが、なかなか実感できるものではない。だが、この「燃費」が細かい部分の積みかさねを物語っている。とは言え、その他の部分では2代目と大差のないフィーリングである。HEVの進化として忘れてはならないのは空力性能の進化である。CD値0.25と言う数値は伊達ではなく、高速での燃費の良さはもとより、風切り音の低減等にも貢献し、高速での車内騒音低減等にも寄与している。
最近、知人の日産GTR(R35型)と並べて写真を撮る機会があり、空力的な処理での共通点が見て取れた。例えば、バンパーコーナーのプリウスで言う「エアロコーナー」形状やリアのスパッと切ったようなテールエンド。ボディー裏面の整流版等である。普段比べる事のないエコカーとハイ・パフォーマ・スポーツカーが機能を突き詰めていくと似てくる部分があると言うのは非常に面白い。
- 満足している点
- 新型プリウスの走行距離も2000キロを超え、そろそろ各部が馴染んできました。それと同時に、今まで(2代目)と比べて、良くなったところ、悪くなったところが見えてきました。各自動車雑誌等でご覧になっている事ばかりかもしれませんが、私が感じた事を報告させて頂きます。
やはり一番感じるのは、クルマとして完成度が全体的に高くなった事。特にハンドリング、スタビリティ(走行安定性)等の向上は実感できる。また、四輪ディスクになったブレーキは、利き、フィーリング共に良くなっており、このクラスのクルマ並みになったと感じた。パワーモードスイッチONで劇的なパワーUPを実感できるのも良い所、アクセルの踏み出しからエンジンとモーターが同時に働く感じでダイレクトにトルクフルな加速感を感じる事ができる。スイッチONでのパワーUP感は今までのクルマにない違いを感じるので非常に面白い。その反面、ECOモードはただかったるくなった感じで、私に場合は、燃費もノーマルモードで慣れた運転の方が良い結果を出すことが出来る。排気量が大きくなった分やはり高速の燃費が良い。また、モーター自体も最高回転数の上限UPなどのスペックを見ると低速型から高速型になった様で中間加速でも結構、勇ましく加速してくれる。
視界に関しては、LEDヘッドライト。明るさは、そこそこだがムラの無い配光は期待以上だった。インテリアでは、タッチトレーサーディスプレーなる新装備が加わった。最初は、ステアリングと言う良い位置に付けたスイッチにわざわざお金をかけてインジケーターをつけるのは無駄ではないかと思ったが、使ってみると非常に使いやすく「あって
- 不満な点
- 簡単言うとコストダウンの跡が見える部分が多くなった。
インテリアで、ほぼ全てが樹脂打ちっぱなしの部品になったので柔らかモノと硬いものの合わせがなくなり、合わせの隙間が結構目立つようになった。そのせいもあるのか全体的な合わせ品質が悪く感じると同時に、先代(2代目)より高級感が低くなったように感じる。これは感覚的なものなのだが「なんとなく安っぽくなったな・・」と感じる一因になっていると思う。インパネのデザインも機能的は意匠から、スタイリング重視の意匠に変わっている。よく2代目のインパネの方が、フロントコンソール部分が無かった為、ウォークスルー的に使えたと言う方がいるが、そんな使い方をしていなかった私には、使い勝手自体はそんなに悪くなっていないように感じた。しかし、クルマとしてどちらが「良心的なインテリア・デザインか?」と聞かれらたら先代と言うと思う。その他では、フロント周りのもの入れが少なくなった。フロントコンソール部の小さい蓋付のもの入れが無くなったのはどうでもいいのだが、ヨーロッパ法規対応と思うが、A4サイズが入っていたドア・ポケットが無くなったのは少々不便に感じる。その他では、シート自体はスペース的にも座り心地的にも進化したと思うが、シート素材は相変わらず貧相に見え、そんなに進化はしていなかった
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