トヨタ プリウス 「現有車が間もなく13年車検を迎えるので、...」のユーザーレビュー

現有車が間もなく13年車検を迎えるので、...

2005.6.26

総評

現有車が間もなく13年車検を迎えるので、買い替えのためにいろいろ物色中である。まだ購入は決めていないが、買って後悔はしないクルマと思う。満足している点、不満な点に書けなかったことを含め、以下の通り総評する。
(1)このクルマの最大の訴求点である燃費は確かに素晴らしい。ガソリンが高くなったから、ということでなく、地球温暖化防止に何か協力できることはないか、と思っているドライバーなら是非検討されたい。
(2)1代目のイメージから動力性能は我慢を強いられると思っている人が結構いるかもしれない。しかし、そんな杞憂は全く無用である。1.5Lのエンジンに荷が重いシチュエーションではモータが瞬時に強力なサポートを行う。CVTのスムーズなフィールと相俟って、とにかく動力系には全く不満がなかった。
(3)一方、普通に付けるものを付けて乗るまで250万円を超える値段になるので、クルマとしての“上級感”を期待してしまうことはあるかもしれない。しかし、これについては割り切った方がよい。路面凹凸の突き上げ感や高速道路の継ぎ目を拾う点などは大衆車の域を出ないし、内装の素っ気なさ（私はむしろ好感するが）などもコストの制約か。まあ、クルマに何を求めるかでこの辺りの評価は大きく変わって来よう。
もし、買ったら、続報したい。

満足している点

(1)何と言っても燃費
　トヨタレンタカーのキャンペーン“プリウス借りてみようカー”で24時間借り、300km余り走ってのレポートである。長距離を走り続けることで燃費に有利になる分を、エアコン入れっ放し、1区間の高速道路走行、山道も加える、交通の流れを無視した遅いクルマは遠慮なくぶち抜く、といった走り方で一応相殺したつもりだったが、25km/L超には恐れ入った。
(2)期待以上の動力性能
　国産2.0Lセダン級の動力性能などとよく聞くが、はっきり言ってそれを凌ぐ。山道で黒煙をまき散らすトラックにうんざりし、追越をかけたときの中間加速など大したものであった。予想以上の動力性能に◎。
(3)このクルマに乗っていることで得られる優越感
　どんな高級車に横につかれようが、全く劣等意識は湧かない。逆に普通のエンジン車が皆おバカに見える独特の優越感がある。

不満な点

私は皆許容できる内容であるが、人によっては決定的な不満点となる可能性があり、実車をよく確認して判断されたし。
(1)カックンブレーキ
　確かに普通に踏むといきなり効き過ぎる。ブレーキフィールのリニアリティにうるさい人は受け入れがたいかもしれない。私は30分で慣れた。あくまで足裏のソフトタッチがポイントである。
(2)後席頭上空間
　エクステリアデザイン上如何ともしがたい。我が家の家族は全員何とかなった。大柄な人が頻繁に後席に乗るというなら要注意。
(3)後方視界
　サブウインドウがあるとはいっても、メインのリアウインドウとの分割線が後方視界を多少スポイルする。特に後続車が何者かを常に把握しておきたいという人は、車種の特定やナンバーの確認にやや支障が出る。
(4)ラゲッジ床面高い
　ハイブリッドシステムを成立させるための大きなバッテリーが納まっているので仕方ない面はあろうが、普通のクルマより荷室の上下方向が狭いのは事実。まあ、後席を倒せばそれなりの空間が出現するので、一般セダンとは一線を画す。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験