トヨタ プリウス 「ハイブリットカーの先駆者ともいえる存在!現在の基礎を築いた車種ともいえるでしょう。」のユーザーレビュー

ハイブリットカーの先駆者ともいえる存在!現在の基礎を築いた車種ともいえるでしょう。

2022.3.22

総評

メインは親の通勤手段です。
私は免許取得以降、1年間ほど乗りました。～200kmまでのドライブもしたりしましたが、特に気になる点もなく、快適に運転できました。当時、モーターアシストを伴った乗り心地には不思議な感覚を抱きましたが、それもなれれば何ら違和感がなくなりました。エンジンとモーターが各々得意とする領域をうまく相補できていると思います。
ハイブリッドカーのベストセラーといって間違いはないでしょう。

満足している点

走行性能やコスト、環境性能などのレベルが総合的に高く、普段使いでも遠出でも利用しやすい!

そしてなにより、燃費がいいという点はいまやもっともアピールできる!

不満な点

いまとなってはデザインがやや古い。
全体的に丸みを帯びていてメリハリが少ないが、当時はなかなかカッコいいなと感じたこともあった。
だがやはり、視界を含めリアのデザインは好みが別れるかと感じる。

デザイン

3

いまとなってはデザインがやや古いかなと感じる。
リアをふくめ、燃費を意識して丸みを帯びた形状は好みが別れる。燃費に特化されるために自ずと導かれた形状と思うが、現代者のように凛々しく精悍な感じは少ない。

走行性能

4

車重のわりによく走る。モーターのパワーアシストが効いており、全体的にスムーズな乗り心地。
肝心のエンジンはミラーサイクルの採用により燃費重視の設計であるが、このことはより滑らかな出力曲線の獲得に寄与していると想像する。
他方、リアはトーションビーム懸架となっており、左右輪が同じタイミングで段差を越える分には優位とされる。日本の道路は比較的よく整備されているので、日常使いであれば乗り心地は充分。下手に四輪独立にするよりもいいかもしれない。
50系から四輪独立になったことで、乗り心地は更によくなったものの、30系の乗り心地を踏襲してのものと思われる。

出力としてはシステム全体で130馬力程度あり、日常使いでストレスとなることは少ない。出力というよりは、モーターによるトルクが街乗りでのドライバビリディを向上させている。

乗り心地

4

柔らかすぎず固すぎず、遠出しても疲れにくい印象。
トヨタ車はシートが柔らかく、サスペンションも柔らかくすることで不快な突き上げなど抑制する構造というイメージがあったが、最近の車をふくめ比較的芯があるように感じる。
芯があるというのはいい意味であり、柔らかいなかにもしっかりした感じがあるということ。

積載性

4

大勢で乗る機会がなかったので特段不便はなかった。
リアシートのレイアウトを工夫すれば、それなりの容量は確保できる。

グランドツーリングならマックス4人と考えていいかもしれない。後部の中央座席の乗り心地はいいとはいえず(この車に限ったことではないが)、燃費向上目的の流線型ルーフが頭上を圧迫するかとしれない。

燃費

5

上記スタビリティとドライバビリティをもってすれば、申し分ない。
車重が1500kg近くあるにも関わらず、必要充分なパワーを出しつつも、これだけの低燃費を両立している点には脱帽。

※今回以降、遠出の際のお助け車として使用することになった一番の理由。ガソリンが高いこともあり、いまとなっては最強のクルマかもしれない。
※エコモードなどをうまく活用し、アクセルを軽く踏む気持ちをもって運転すれば、普段よく利用する道路では25km/lを裕に越える(私のメインクルマの3倍(笑))。

価格

4

総合的に廉価である。
上記性能がありながらも長く乗ることができる。購入当時は減税対策云々の話もあり、コストという面についてはかなり優秀。駆動バッテリーの交換など、大がかりなメンテナンスがなければ、維持管理費も低い。

※購入当時、某H社のイ◯サイ◯という低価格帯の車種が対抗馬として出ていたため、当のプリウスは大幅な値下げがあった。その時の本体価格は、現在の高級軽自動車の乗り出し価格と大差ないように思う。

故障経験

特段目立った故障はなし。

一度、出先で補機バッテリーが機能しなくなり、始動困難となった。イグニッションOnと同時にエンジンがかかることが少ない(冷間始動除く)ため、セルモーターの動きからバッテリーの状態を予測することが難しい。さらには、補機バッテリーの特性上、出力が急激に低下するため、上記のような事態に遭遇しかねない。
定期的な交換をおすすめする。