トヨタ プリウス 「国産ミドルセダンとしての選択。それがプリウス」のユーザーレビュー

tonmon tonmonさん

トヨタ プリウス

グレード:S(CVT_1.8) 2020年式

乗車形式:レンタカー

評価

4

走行性能
5
乗り心地
5
燃費
5
デザイン
3
積載性
4
価格
4

国産ミドルセダンとしての選択。それがプリウス

2021.5.13

総評
純トヨタ車は今やHVのフルラインナップが完成していると言っていいだろう。全店併売化されたことで、HV専用車のアドバンテージはもはや無くなった。
プレミオ/アリオンがついに絶版となり、サイズの近い4ドアセダンはカローラしかないため後継車種はカローラと捉えがちになるが、車格からして後継はプリウスだと確信した。
現在のプリウスの立ち位置はミドルクラス4ドアセダンの発展型である。

2010年代まではプリウスは未来を先取りした先進的なクルマだったが、今では技術的に普通のクルマになりつつある。
現行型になって今年丸6年。5ドアリフトバックの車型こそがプリウスのデザインアイコンなのでこれは次期型でも踏襲されるだろうが、プリウスであり続けるために次期型はどんなワクワクを私達に感じさせてくれるのか。トヨタの戦略が楽しみだ。
満足している点
液晶ディスプレイの仕掛けが色々あって満足度が高い。
①パワーON時のオープニングアニメーション


②空調を操作するとディスプレイにも表示が出るのでエアコン操作パネルを見なくて良い。


③風量が何と7段階も調整できてレバースイッチの操作性がとても良いエアコン。


④バニティミラーのシャッターを開くと照明がつく。しかも運転席だけでなく助手席も。実際に重宝する人は少ないようにも思うが、所有満足度が高まる。


⑤後席はさすがホイールベースが2700mmだけあって広々。センターアームレスト付。


⑥それでいて小回りがよく効いた。最小回転半径はヤリスの15インチ車と同じ5.1mに収まる。

⑦クルコンの操作スイッチがレバー形であること。
ライトと同じく機能一つ一つのアクションが引いたり上げ下げしたりなので操作ミスのしようがない。
次期型はステアリング上に押釦として並んでしまうのだろうけど、古くからあるレバー形の方が余程ユニバーサルデザインだと感じた(但し夜間はステアリングスイッチの方が表示の照明がある分メリット高し)。
不満な点
ドアトリムはアームレストにソフトパッドが貼ってあるだけで、布が貼ってない。


空調の吹き出し口のつまみ4か所全てにPRIUSの文字が入っていて余計かな。文字なしの方が好み。


シートハイトアジャスターを一番上に合わせると、チルトステアリングを一番上にしても乗降時に太腿がステアリングに干渉するほど狭くなる。
デザイン

3

フルデジタルのセンターメーター。電子シフター。これこそがプリウスの室内のアイデンティティーである。


インパネは多くの曲線で構成され独特の遊び心を感じるが、小物収納も複数あって実用性との両立が巧いのは流石トヨタだ。


インパネ上面は一応ソフトな素材になっているが質の高さまでは明らかに求められていない。ハリアーの内装に触れたら皆ハリアーに行きたくなるはず。上級車の販売に響かないようヒエラルキーをきちんと守るのもトヨタの巧さだ。
走行性能

5

昔30型プリウスの前期型を長距離運転した時はアクセルとブレーキのペダルの操作感が違和感の塊でとても好きになれなかったが、現代のトヨタHV車はごくごくまともになっている。
ブレーキも普通のエンジン車と同じく、停止直前で少しペダルを緩めればカックンなく綺麗に止まれる。
登り勾配でもエンジンが吹け上がることなく、平たん路さながらスルスルとスピードが上がっていく。
驚きが出ないほど自然すぎるのだが、地味に凄い。
乗り心地

5

ゼロスタートから60km/h巡航に乗せるまでの車内はとても静粛でエンジンのON/OFFの切り替わりが体感できないほど。走行中の振動も殆どなく滑らかそのもの。
両手でステアリングを掴んでいても肘の下にまでアームレストがちゃんとあるので姿勢が楽。
積載性

4

ラゲッジの深さは余りないけれど奥行は十分。


トノカバーを標準装備したのは3BOXセダンからの乗り換えの受け皿を担っている証拠と思う。


リヤシートを前倒しすると段差ができるのは惜しい。
燃費

5

返却までの間56km走行し、レンタカー店最寄りのSSでセルフ給油してみたら、たった1.8Lくらいで給油ガンが停止してしまった!
何となく申し訳なく思い給油口から油面が見えるまで徐々に足しても、最終的に2.5Lで終わり。
以前ヴィッツを借りてほぼ同じ距離を走ったら5L入ったのに・・・。
価格

4

SのFF車で税込265万。最新の衝突回避技術が一通り揃っていて全車速クルコンも完備。
メーカー問わず周辺のクルマも値上げが進んだことで、特別高価には映らなくなってきた。
カローラツーリングのハイブリッドSより1万高いだけなので、カロツーと比べれば断然プリウスだろう。
プリウスにナビを足して値引きが入ればNOTEのプロパイロット車より安く買えるのでは。
故障経験

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