セレブ御用達エコカー
トヨタの屋台骨のプリウスに試乗してきました。現代版カローラとも言える世界基準エコカーのこのクルマは世界のセレブも多数乗っていると
2011.9.9
- 総評
- セレブ御用達エコカー
トヨタの屋台骨のプリウスに試乗してきました。現代版カローラとも言える世界基準エコカーのこのクルマは世界のセレブも多数乗っているとか。日産のリーフが登場するまでは文句無しに世界トップの先進性と思われたが、最近ではマツダのデミオもハイブリッド無しでほぼ同等の燃費性能を叩き出す等少し存在感は薄れつつある。しかしながら、まだまだこのクルマにはそれなりに魅力もあり、売れる理由もあると思う。世界的にブランド・イメージの高いトヨタ。国内の企業では最高のランキングである。その中でも突出して知名度が高いであろうプリウスは乗ってるだけでも満足度が高いのかやたらと売れまくっていて、見ない日はまずない。ただ元は良いけど毎日見かけすぎて食傷気味になってしまった。特にパール・ホワイト色は良く見かける。個人的に購入するなら、濃い目のシルバーあたりが良いかと思う。ホワイト系はタクシーや営業車に多いので。デザインはエコカーとしてはまずまずカッコいい。まぁ空力を追求しているから、低く構えたボンネットからAピラーに真っ直ぐと繋がる傾斜した点はまさにカウンタックの様である。ボンネットも短くて、室内スペースも稼ぎ出せる。この点だけでもプリウスやインサイトあたりから一般大衆車のデザインが大きく変わってきたと思う。(そう考えるとカウンタックって40年くらい未来を先取りしていたのか。すごい。)
- 満足している点
- ・超ハイテクなのに大衆車価格。フェラーリ以上の開発費からしたらすごく安い。オプションの安全装備まで含めるとアンドロイドみたいなハイテク武装車。
・空力性能がすごい。CD値0.25とへたなスポーツ・カー顔負けの値。空気の壁は燃費最大級の天敵なので、高速走行では本領発揮か。(ハイブリッド・カーは高速走行時はほとんどモーターの出番が無いとか。)高速走行時は思いっきり傾斜したAピラーのお陰で虫が付きにくい。雨が飛んでいきやすい。
・静かで快適な室内空間。低速走行時はほとんどモーター走行で静か過ぎるくらい。よって会話も弾めば、音楽やラジオも楽しめる。
・超低燃費。言わずとしれたプリウス最大級のメリット。1.8Lのエンジンとモーターアシストのお陰で加速性能も一クラス上。
・ガソリンが無くなってもモーターだけでちょっと走れる。いざと言うときは助かるかも。
・減税とかで安く買える。
・浮いたガソリン代であちこち行けて、遊べる。本来クルマは使えてなんぼと思う。
- 不満な点
- ・いずれ交換時期が訪れる高価なバッテリー。(最近は性能が良いのでだいぶ先。)
・後方視界及び後方座席の圧迫感。
・トランクスペースが浅い。
・無機質でビジネス・ライクなインテリア。(クールで良いとも言える。)
・ちょっとゴツゴツした乗り心地。乗り心地自体は悪くないとは思う。
・標準車ではボディーにタイヤが負けていてカッコよくない。(ちょっと高いけど、スポーツ・パッケージとかにすれば解消。)
・街に溢れかえっていて新鮮さが無い。(目立たず移動できるのはメリット。)
・カタログとは違い過ぎる燃費。実燃費ではミラやR2と大差無いらしい。それなら軽の方が圧倒的にエコと思う。(普通車としては依然高い燃費性能ではあるが…。)
・短所もそれなりに多い気もしますが、総じて魅力的な良いクルマではあると思う。一番の功績は世間にエコカーをプリウス以外にも広めた事と思います。このクルマで満足できない方はプリウスαに是非試乗してみてはと思います。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験