3年半で手放すユーザーのレビュー
30型現行プリウスを3年半所有しましたが、このたび手放すこととなりました。次はトヨタではない国産乗用車(Zoom Z
2013.1.5
- 総評
- 3年半で手放すユーザーのレビュー
30型現行プリウスを3年半所有しましたが、このたび手放すこととなりました。次はトヨタではない国産乗用車(Zoom Zoom)に乗り換える予定です。以下、車検を1度通して熟慮をしましたが、手放す決心をしたユーザーの一レビューです。これからプリウスを選択しようとしている、いわゆるクルマ好きの方の参考にしてくださればと思います。
特に「クルマ好き」を自認する方には、特に購入する際には本当にこのクルマで良いのかどうか、試乗を重ねて熟慮されるべきです。A地点からB地点まで効率よく移動するためのクルマです。
ディーラーで試乗するのもよいですが、できればレンタカーで遠出をして後悔しないクルマ選びとなるかどうかを判断されることを、特にお勧めします。
- 満足している点
- 燃費に関しては文句なしです。当方東京地区のユーザーですが、春/秋のエアコンなしでは25キロ/リッター、夏のエアコン使用時は22キロ/リッター、冬のヒーター使用時は20キロ/リッターと、他車の追随を許さない燃費で走ってくれます。クルマで仕事をする人や、ヘビーユーザーには、お財布に優しいクルマと感じられるでしょう。
あと、3年半乗りましたが、リセールバリューが非常に良いです。トヨタディーラではないですが、240万円のGグレードを150万円台(65%)で下取りをしてくれました。それだけ中古車市場でも「売れる」クルマなのだと思います。
たかがトヨタではありますが、このプリウスに関しては、下手をすると外国車並みのステイタスがあると感じる方もいるようです。現に自分の奥さんもそのように感じていたようで、今回手放すことに相当の抵抗をされてしまいました。クルマを運転しない人にしてみれば、ステイタスやブランドイメージが先行すると思うので、致し方ないと思いますが。
- 不満な点
- 手放すことを決心した理由がそれなりに有ります。
(運転がつまらない)
1.プッシュスタートボタンを押して、エンジン音が聞こえてこないのは、クルマ好きとしては物足りない。
2.エコカーに乗っているんだからということで、どうしてもエコメーターを見てしまう。そうすると、運転のつまらなさに拍車がかかる。いわゆる吹かすという概念が全くないクルマ。私も最初は燃費ゲームを楽しんでいましたが、しょせんはゲームすぐに飽きます。
3.どこにいっても自分と同じクルマばかり。たまに車外品マフラーとか付けて差別化を図っているプリウスを見ますが、そんなの付けてもそもそも音が鳴らないと違う?と突っ込み入れたくなります。
(運転していてまじめ危ない)
1.Aピラーの立て付けが危ない。前方斜め45度カーブなど、アイポイントの中央に、でーんとAピラーが鎮座している始末。
2.静かすぎるので細街路が危ない。見通しの悪い交差点では、最徐行をしても子供やお年寄りが容赦なく突っ込んでくる。最徐行をしていたにもかかわらず、1度、下町の街角で自転車に突っ込まれた。警察に通報しなくて良いと言われて立ち去ってくれたので、事なきを得たが・・・。ディーラーに相談したら、TOTOのOEM(うそです)の「音姫」を奨められて恥ずかしくなった。
3.後方の死角が多すぎで危ない。バックモニターは必須だが、よくぞ国交省の認証を通ったなという感じ。
4.ロールが大きすぎて危ない。普通のクルマの感覚で峠道を運転すると、カーブのたびにクルマが前方から突き刺さる感じ。
(乗り心地/使い勝手に不満)
1.最近激増のプリウスタクシーに、客として乗車して思うのですが、後席の乗り心地が最悪。トーションバーのリアサスペンションが安っぽすぎて、少しの段差で跳ねまくりです。
2.いちいち鳴るピーピー音が、うざったい。ドアを閉めるたびに「ピッ・ピッ・ピッ」。タイヤチェーンを付けようとギアをNにしてサイドブレーキをかけて下車をすると「ピー」。やはり家電製品なのかも・・・。
3.内装が激しくプラスチッキ-&のっぺり過ぎ。もう少しデザインに工夫ができたのでは。プラスチッキーゆえ、冬の季節のビビリ音の大きさも辟易。全速度域でビビリ音が鳴りっぱなしです。ディーラーに相談をしたら「ビビリ音はレクサスでも出ます」と言われて対策なし。失笑してしまった。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験