トヨタ プリウス 「どこまでもTOYOTA 大不況のご時世に自動車業界で話題を独占しつつあるプリウスに試乗しました。走行距離は約10km、片側2車線の幹線道路中心に走りま」のユーザーレビュー

どこまでもTOYOTA 大不況のご時世に自動車業界で話題を独占しつつあるプリウスに試乗しました。走行距離は約10km、片側2車線の幹線道路中心に走りま

2009.6.25

総評

どこまでもTOYOTA
大不況のご時世に自動車業界で話題を独占しつつあるプリウスに試乗しました。走行距離は約10km、片側2車線の幹線道路中心に走りました。
結論からいうと、いくら安くても私は買いません。短い距離でしたが、静粛性は高く乗り心地もまぁまぁ、後方視界があまり良くないぐらいで、大変良くできた車だとは感じました。しかし、正直おもしろくない。すごく良くできたオモチャのようです。最後まで違和感はとれませんでした。私に合わないと強く感じました。
ただし、売れているのはよく理解できます。商品力が高い。先代より内装は明らかにクオリティーが上がってますし、なによりあまり自動車に詳しくない方には、ものすごく先進的に感じるでしょう。シートもフロントはかなり良いです。後席は先代のペラペラな柔らかい板の様なシートの名残がありますが。
この値段で売り出せるのはTOYOTAだけでしょう。しかし、コストカットの圧力がどこにかかっているのかが少し心配です。これだけの先進技術が詰まってますので、かなり下請けやディーラーに無理を強いているとすれば、やはりTOYOTAやね。

満足している点

・まずなにをおいても燃費。実際はカタログ値よりは落ちるでしょうが、普通に走っても他車より遙かに良いのはすごい。
・ものすごく静粛性が高い。EVモードはもとより、エンジンが働いていてもかなり上等です。
・かなり改善した乗り味。先代の様なおかしな揺すられや、微振動は見事に克服されています。
・日本人のツボをよく理解した販売戦略。インサイトを見事に引き立て役に追いやり真打ち登場、って感じの売り方は親方日の丸をバックにつけたTOYOTAならでは。優遇税制はTOYOTA税制と言える程、他種のクルマにも適応させるというのは、相当な政治力がないと難しいと思われます。アルファードが何故エコカー減税対象なのか、なんて疑問を相当数の日本人に感じさせないのはほんとに凄い。

不満な点

・運転がおもしろくない。燃料を浪費するのは悪であるというイメージが定着していますが、時には楽しく走りたい。そんな方にはおすすめ出来ないでしょう。
・外観。Cd値0.25の空力性能優先のためでしょうが、正直かっこいいですか？ちなみに、新型ベンツEクラスはあの巨体で、あのスタイルでCd値0.25だそうです。空力優先デザインというのは言い訳では。もう少しかっこ良かったらいいのに。
・やはり長距離はしんどそうな後席。先代よりはましなようですが、後席に長時間座るのは勘弁。
・短所なのかはわかりませんが、このクルマが売れれば売れるほど、TOYOTA車製他種が売れなくなるような気が。それほど価格は戦略的で衝撃的だと思います。けど、ほんとに大丈夫か？

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験