トヨタ プリウス 「新しい運転の楽しみ方がある 2003年の現行モデル発売から5年近く経ち、そろそろ次期型の噂も聞かれるプリウスですが、環境問題への意識の高まりに加え、」のユーザーレビュー

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トヨタ プリウス

グレード:-

乗車形式:試乗

評価

4

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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新しい運転の楽しみ方がある 2003年の現行モデル発売から5年近く経ち、そろそろ次期型の噂も聞かれるプリウスですが、環境問題への意識の高まりに加え、

2008.1.23

総評
新しい運転の楽しみ方がある
2003年の現行モデル発売から5年近く経ち、そろそろ次期型の噂も聞かれるプリウスですが、環境問題への意識の高まりに加え、昨今のガソリン高も追い風となり販売は好調なようです。
 この車はハイテクの塊で、スピードとパワーを重視する従来の自動車とは対極にあり、運転を楽しむこととは関係ないように思われがちですが、この車なりの運転の楽しみ方があり、それを極めていく奥深さがあります。
 この車の楽しみ方は、いかに燃費の良い効率的な運転ができるかというところにあると思いますが、例えば、「滑空」と呼ばれる走行テクニック(巡航中にアクセルをごく僅かに踏んで、エンジンもモーターも回生ブレーキも使わずに走行する)を使ったり、エアコンを入れっぱなしにしないなどという方法により燃費を向上させることができます。
 そういった運転技術が必要になってくるということは機械として洗練されていないといえるかもしれませんが、これだけのハイテク車であるがゆえに、逆にドライバーの技術や気遣いの介在する余地があることがとても面白いと思います。
 今後の自動車はますます昔ながらの運転の楽しみがなくなる方向へ向かうのかもしれません。もしかしたらプリウスはその先駆けとなっている車なのかもしれませんが、ドライバーの技量を要しない車が、車として面白いとも魅力的とも私は思いません。今後の自動車がドライバーにとって楽しいものであり続けるのを願いますが、そんな中でプリウスという車は、車の楽しみ方に新たな提案をしているように思います。
満足している点
・なんといっても低燃費
 プリウスの利点といえばなんといっても低燃費です。試乗中は街中・高速・流れの速いバイパスを1/3ずつ走行し、かなり強い横風が吹いていましたが、モニター表示値で23㎞/Lを記録しました。(エアコンオフ、2名乗車、高低差ほぼなし、高速では100㎞維持)普段それほど燃費を意識した走行をしない私でもいきなりこの数値が出せるということですが、乗り手を選ばず誰でも低燃費を出せるということは量産乗用車として非常に重要なことだと思います。
・新しい運転の楽しみ方がある
 エネルギーの回収状況や積算燃費をモニターに表示させ、それを確認しながら走行すれば、自然と燃費を意識した運転となります。棒グラフで表示されるエネルギーの回収状況を見て効率のいい運転ができているかどうかチェックしたり、エンジン走行、モーター走行、回生発電などをエネルギーモニターで見ることができるのは、トヨタのハイブリッド車にしかない新しい運転の楽しみ方だなあと思います。
・操縦安定性の向上
 初代プリウスはハイブリッド量産車としては実験的な車であったがゆえに、低燃費スペシャルの傾向があり、操縦安定性が犠牲にされていたように思います。首都高のような流れが速くコーナーのRのきつい道を走るとグラリとロールし、また細い低燃費タイヤゆえグリップが不足していてかなり怖い思いをしたことがあるのですが、現行型は操縦安定性が劇的に改善されており、普通の車として走ることができます。コーナーでは緩やかにロールし絶対的な重量を多少感じるのですが、不安を感じるほどではありません
不満な点
・エレクトロマルチビジョン(EMV)がマルチインフォーメーションとしてエアコン、ナビ、車両情報のモニターを兼ねているため、故障(内部の機構的なものでなく単にディスプレイが消える程度の故障)ですべての機器の操作ができなくなりそうで不安。
・エアコン、オーディオのディスプレイは別に独立させ、エレクトロマルチビジョンが装着されていない仕様も選べるようにしてほしい。その場合、燃費モニターのみメーター内に表示してほしい。
・走行用バッテリーが長期間の使用で劣化し、燃費低下の恐れがあるというのは本当?
・バッテリーを含めた廃車時の廃棄物の処理方法は確立されているのか?
・車両本体の高価格のもとを取るのは難しい。
・シートの形状がいまひとつで、背中~肩にかけて少しシートバックから浮いたような感じでサポート性がよくないし長時間乗っていると疲れそう。もう少し全身をサポートする形状にしてほしい。

 この車の欠点としてよく言われる停止寸前のカックンブレーキですが、できるだけ滑らかに停止するよう心がけることもこの車を楽しむことの一つであるように思います。
 内装が安っぽいといわれる点については、確かに総額約300万円の車としては厳しいかもしれませんが、他の部分にかかっているコストを考えると、私は納得できるものだと思います。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験

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