燃費王
この王が裸の王様か、真の王者かを決めるのは、やはりユーザーです。この評価はプリウスが私がマイカーとして持つと考えた時、使い方が合っていないと感
2010.7.31
- 総評
- 燃費王
この王が裸の王様か、真の王者かを決めるのは、やはりユーザーです。この評価はプリウスが私がマイカーとして持つと考えた時、使い方が合っていないと感じました。
社用車で、たまに運転します。クルコンなしオプションでナビ付き15インチホイールなのでSと思われます。
この車は燃費に特化していることが何よりの特徴。その代わり後方視界は最悪で、狭めの後部座席、たくさん荷物は載らないという犠牲が付いてきます。オプションかどうか知りませんが、カメラで後方視界は補えますが、これまた慣れないと使いこなせなかったです。
普通に運転している限り、トヨタ慣れしていることもあったのか乗り味も含めて、ハイブリッドという違和感はありませんでした。
HVの流れとして、エスティマではガソリン車に対してHVはウォークスルーをなくしたり、ほかの車でもガソリン車よりトランクスペースを少し狭くしたりと、安全性ではなく使い勝手を犠牲にして、オプションのようにHVにできたら、とは思います。しかし、安易にカローラにHVを入れたりしなかった方針が時代の流れをうまく掴んだのかとも思います。
個人的にHV車・燃費の良い車は欲しいと思う一方、プリウスは買いたくないですし、今のところ年間走行距離の少ない今の私の車の使い方では宝の持ち腐れです。凄く燃費がいいプリウスより、そこそこ燃費が良くて、何か付加価値がある車の方が欲しいです。
乗車は少人数で大きな荷物を余り載せないが、とにかくたくさん距離を走る、通勤距離の長い人や、営業のような仕事をしている方には向いていると思います。この使い方にさえ合えば、真の王者となることでしょう。
内装はフツーの1.5L車と考えると、妥当と思います。当時はそこそこ高かったと思いますが、内装にはコストをかけずHVシステムに対する価格上乗せと考えるべきのようです。あからさまなチープさは感じませんが、ドアを閉める音は酷い。
シフトノブの何ちゃってジョイスティックは、初めて見た時、笑ってしまいました。車という概念を崩したいという挑戦は認めます。
- 満足している点
- やはり燃費
結構気を遣って大体25km/l、高速・長距離の場合27-8km/lと聞いています。ガソリンを入れた履歴を見ても大体25km/lのようです。軽自動車を軽く上回る期待通りの燃費をマークしているようです。
田舎住まいの私の視点からですと、近所にガソリンスタンドがない場合、ガソリンを入れに行く機会を減らすという点でも意義があります。
これでもまだ次期モデルで燃費が良くなったとは、信じられないです。
走りの楽しみはあっさり捨て、「燃費を楽しむ」という新ジャンルへの貢献
モーターだけで動くのは、やはり凄い!
- 不満な点
- 直感に使えないギミックが多い
初めて突然1人で運転することになった時、眠たくて眠たくて仕方ないのに、エアコンはおろかオーディオすら使い方が分からず、苦しみました。
エンジン始動、停止もたまに乗るのでは覚えるまで一苦労。ハンドルにへばり付く無数のスイッチ群も…。
マイカーにして慣れてしまえば問題ないですが、とっさに運転する立場としては不便です。
案外車幅があり、恐い
5ナンバー車や軽自動車ばかり乗ってきた私にとって、たまに乗ると恐いです。これも慣れてしまえば問題ないと思いますが、この車のパッケージング的には5ナンバー幅の方が相応しいと感じます。
恐るべき後方視界
空力の犠牲にしてはやり過ぎのような…この形はどの程度燃費に貢献しているのか?
ちょっと残念なキーフリーシステム
今時の「車中で持っているだけでOK」ではなく、所定の場所にリモコンを差し込まなければならない何ちゃって仕様は、進化中だった時代背景を考えると仕方ないでしょうか。少し残念。
聞いたことのないドアの閉まる音
今時の軽自動車以下…。初めて聞いたとき、閉めた衝撃でドアが壊れた音かと思いました。
荷物は載らなさそうなトランク
私にとってはこれは致命的。
液晶ディスプレイの燃費表示で、モーターだけで動いている時の燃費99.9km/lは意味不明。
細かいツッコミですが…しかし、こんなに細かい瞬間燃費計が付いていたら、燃費対策としてのタコメーターもやっぱり要らないですね。
しかし、未だ発展途上だったHVをこれだけ世に普及させたことは、素晴らしいことだと思います。
この技術をたくさんのほかの車にも導入して欲しいものです。
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