トヨタ プリウス 「シャシーが良いだけに惜しいクルマ」のユーザーレビュー

シャシーが良いだけに惜しいクルマ

2016.11.24

総評

【総合】
燃費は良い。内装も悪くない。外装は好みが別れると思う。
走行性能は辛口に書きましたが、あそこまで辛口に書いた理由は、シャシーの出来（剛性面）が極めて優れていると感じたためです。
シャシーの出来は良いのに、肝心の他の部分が脚を引っ張って、性能を使い切れないでいる。それがもったいないのです。

足回りもそうだし、減速機構も同じく。その2点を見直すだけで、見違えるように走るし、乗りやすくなると思いました。

満足している点

燃費…うん、燃費だな。

以上（笑）

不満な点

【走行面】
走行性能の場所で散々書いたので、その部分は割愛（笑）
パドルシフトを追加して頂きたい。
純正サスペンションの収まりの悪さを改善して欲しい。酔う。
あと、先代から続くシフトノブの操作を根本的に変更する勇気を持って欲しい。とっても操作しにくい。

【内装面】
ステアリング周りやエアコンパネル（オプションを選択しなければセンターコンソールも）に白をあしらうのは如何なものかと…。
センターコンソールにオプションで黒を用意しているんだから、オプションで全ての白パネル→黒パネルにするキットを用意してよ、と思った。
他にふと気になったのは、見た目からは想像できないくらい、意外なほどメーターフードが高いこと。そのせいで見切りがちょっと悪い。
あと、61歳の母には座面が低くて、なかなか降りれないと苦情が…。腰が曲がっている訳でもなく、背が低い程度の母ですが、厳しいようで。


ご高齢の方の場合は、もしかしたらもっと厳しいのかもしれません。

デザイン

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走行性能

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【加速性】
良好。但し、スポーツカーのようなロケットスタートを期待すると肩透かしを喰らうので注意。

【高速安定性】
（注：TRD.Ver1エアロ装着済）
びっくりするくらい良い。空力にはだいぶ気を使って設計したようなので、見事に設計を反映している。
日本の高速道路を走るのならば、全く問題無い出来。
走行性能では一番、輝いている部分です（笑）

【コーナリング】
（注：純正サス）
曲がらない。
曲げようと思ってフロントに荷重をかけようとBレンジに入れると、MT車で例えるところの、2速分を一気に落としたように減速してしまう。
ではブレーキを軽く当てれば？と思うが、初期制動が強烈で、腰砕けになるか、フロントが過荷重になってドアンダーになること請け合い。
およそ加減なんて不可能（それとも、慣れれば出来るものなのでしょうか？？）

肝心のコーナリング中の姿勢も、バッテリーがフロア下にある割には腰高感があり、すぐにタイヤがヨレはじめ、限界を迎えてしまう。
ちょっとでも無理をするとアンダーステア一直線なので、何かしらの手を加えてあげれば改善…すると思うのだが…(;´д｀)

乗り心地

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足回りのセッティングに難あり。
段差を一つ越える度に収まりの悪い不快なピッチングが発生する。

決して柔らかい訳ではないが、かといって固くも無い。
完成前に開発予算が途中で底をついてしまったのか？発売に踏み切ったのは、見切り発車としか思えないほど中途半端な出来。


スポーツカーほどまではいかないが、普通以上には走って欲しい、と願う人は納車時に社外への交換をお勧めします。乗れたもんじゃありませんし、同乗者も酔ってしまいます。

積載性

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余計な荷物を積む習慣が無ければ無問題。

ただ、家族が多い人にはちと物足りないかも。



その点は、トヨタとしては次期型プリウスαに譲る、ということでしょうか。

燃費

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色々試して遊んで、高速道路でL/21.1kmくらい。
慣れればもっと伸びる気はする。

（後々、追記するかもしれません）

価格

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故障経験

今のところ無し。