5年12万キロ使用レポート
このモデルが出てすぐに社用車として購入しました。年間25,000kmくらい走るので、もう12万キロをオーバーしました。運転
2007.12.27
- 総評
- 5年12万キロ使用レポート
このモデルが出てすぐに社用車として購入しました。年間25,000kmくらい走るので、もう12万キロをオーバーしました。運転が楽しいとか趣味性を求めるクルマではありませんが、運転するのは楽です。このクルマは兄弟であるアリオン以外にはライバルはいないと思います。なぜなら、日本国内に5ナンバーサイズで、この価格でこのくらい高級感があって、人を乗せてもそれなりに恥ずかしくなく、乗り心地もまずまずで、経済性も良好なクルマはないでしょう。
まぁ普通のクルマなのです。特にクセも何もない。運転しやすいことが重視されていると思います。ステアリングは軽いです。慣れてしまえばこんなものと思いますが、ちょっと走りを意識しているセダンなどから乗り換えると、軽すぎると思うでしょう。でも、電動パワステではないので、不自然なことはありません。また、アクセルがちょっと踏んだだけでビュッと加速するセッティングなので、マイルドに加速するにはちょっとアクセル操作に注意する必要がある。ブレーキも同様。トヨタ車らしいが、これは少し改善して欲しい。ただ、新型はCVTになっていることもあり、アクセルはマイルドになっていた。なんにも考えずに普通に走るには安楽です。でも、楽しさを求める人には向かないでしょう。
静粛性は高いです。このクラスではトップレベル(当時)でしょう。ただし、エンジン音はかなり静かですが、ロードノイズがやや大きめでした。でも、タイヤの交換で大幅に低減でき、今はまったく気になりません。
- 満足している点
- 1. 高級感のある居住性
インパネの素材や木目パネルの質感は新型よりもいいです。触った感じもこの価格帯なら上々。室内も適度に広く不満はない(ただ、驚くような広さはありません)。フロントはまぁまぁだが、リヤシートの座り心地は新型の方がいい。
2. トルクフルなエンジンと適度に上質な乗り心地
1ZZ-FE型1.8Lエンジンは超ロングストローク型であり、かなり粘り強く、急加速などしなければ市街地では2,000回転以下で十分足りる。CVTには負けるが60キロでも4速で1,300回転くらいで走れる。乗り心地も悪くないです。お客様を乗せても快適に乗ってもらえる。カローラとはしっかり差が付けられています。
3. 燃費がいい
地方のため渋滞などがなく燃費には有利な環境だが、リッター13を切ることはない。良い時には14.0くらいいく。カタログが16.0だから良好。10万キロ突破しても燃費は落ちていない。
4. ヤレが少ない
12万キロ走っているが、痛んでしまったという感じはあまりしない。以前のコロナはだいぶボロになったと思ったが、プレミオの場合はまだまだ乗れるという感じ。5年間で特にトラブルもない。耐久性、信頼性は高いと思う。
5. 思いのほかリセールがいい
うちのような過走行車は別だが、標準的な走行距離なら初期の5年落ちが100万円以上あたりまえ。コロナの時代には考えられなかった下取りの高さ。
- 不満な点
- 1. 宣伝ほど広くない室内
数値は良くクラウン並と宣伝していたが、安全性を高めるためコロナ時代より室内幅が狭くなっている上、インパネの形状が圧迫感があり、フロントが思ったより広々していない。シートを下げると後ろのシートの足元が大して広くなくなる。
2. ラゲッジのボードが使いにくい
リヤシートを倒せばワゴンのように使えるシートアレンジが自慢だが、トランクと客室を仕切っているボードをシートに取り付けるのが面倒で使いにくく、実際この機能を使ったのは5年で1,2回。こんな機構より立派なリヤシートを付けて欲しい。
3. リクライニングも実用にならない
このクラスとしては珍しくリヤシートがリクライニングするが、1段階だけでしかも両サイド5cmくらいは倒れないので、リクライニング状態で座っても肩が出っ張りに当たって使い物にならない。
以上3点は新型では改善されております。
4. 木目ステアリングの劣化
これはプレミオだけでなく、この頃のマークIIなどでも同様の症状が出ているようですが、本革+木目ステアリングの木目の上部が日焼けして、ツルツルの触り心地としているコーティングのようなものが点々とハゲてくる。直射日光の当たらないインパネの木目はそのようなことにはなりませんが。
- デザイン
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- 走行性能
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- 積載性
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- 価格
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