トヨタ パッソ 「「走り云々の車ではありませんから」 レンタカーとして、一般道を200kmほど走りました。 スタイリングは、Aピラーが立っていてキャビンを広く感じさせま」のユーザーレビュー

「走り云々の車ではありませんから」 レンタカーとして、一般道を200kmほど走りました。 スタイリングは、Aピラーが立っていてキャビンを広く感じさせま

2010.7.31

総評

「走り云々の車ではありませんから」
レンタカーとして、一般道を200kmほど走りました。
スタイリングは、Aピラーが立っていてキャビンを広く感じさせます。前後あらゆる角度から見ても「堅実な、それでいてユーザーにおもねっていない」良識を感じます。
ドアを開けシートに座ると、サイズが小さく(シートバックの高さが足りない)長時間走行には適していないと思いました。インパネは、素材こそ安いもののシンプルにまとめてあるため「安っぽい」感じはしません。次に運転を始めると、外から眺めていた時より車が小さく感じました。これは視界が優れていいること、パッケージングに十分配慮した結果といえると思います。
エンジンをかけスタートすると、動力性能はそれなりのものですが、ちょっとアクセルを踏むとある回転域から急激に不快な雑音が増え「回して楽しい」車ではありません。最も気になったのが「足回り」です、以前乗ったヴィッツの時にも感じたのですが、常にガタピシしていてカーブを回るときもしっかりサスペンションが動いてくれません。「ゲタ替わりにもならない」とうのが正直な感想でした。
この車の発売当時、自動車ジャーナリストが走りの性能について不満があったためトヨタの担当者に尋ねたところ「(おっしゃりたいことはわかりますが）この車は走り云々の車ではありませんから」と言われたと誌面で証言していました。上記のとおり、トヨタは「パッソのような車は、女性や高齢者が5～10km位の距離を移動するだけだからシートや走りには手を抜いてコストダウンしている」と言っているようなものです。この証言を聞いて「喜んでパッソ買いましょう」という人がいるでしょうか。
現行型のパッソ(2010年FMC）は、私が乗ったパッソの唯一の美点だった「内外装デザイン」でさえ「主張のない、いい加減な、考えることするコストカットした」ものに変えてしまいました。そこには、「パッソを購入したユーザーの生活が広がるように、またトヨタの車を買ってもらえるように」という誠意が全く感じられません。
トヨタ以外の車で、デザイン、性能、価格に優れた車はいくらでも有ります。（スズキ・スプラッシュなど）いつまでも、原価を抑えて「値引きで勝負」という車作り、売り方は長続きしないと思います。ユーザーはそれほど「愚か」ではありませんから。

満足している点

内外装デザイン・パッケージング・・・ダイハツが担当したと思われる。誠実さを感じるところ。

不満な点

サスペンション設定・・・サスペンションが動いていない感じ。ゴムの上に乗っているかのよう。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験