縦置きと横置きの直列４気筒ミッドシップのそれぞれのメリットてなんなのですか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Question

トヨタMＲ‐２とかフィアットＸ１/９が横置き直列４気筒ミッドシップだとコストダウン。偽物。ナンチャッテミッドシップなどとマウントする人がいますが。
ロータス・ヨーロッパとかロータス・エスブリは縦置き直列４気筒の本物のミッドシップなどとマウントする人がいますが。

と質問したら。
今はロータスもアルピーヌも横置き４気筒ミッドシップ。
という回答がありそうですが。

なぜ縦置き４気筒ミッドシップは絶滅したのですか。

と質問したら。
コスト。
という回答がありそうですが。

ロータスもアルピーヌもナンチャッテでいい時代になったということですかね。

それはそれとして。
縦置きと横置きの直列４気筒ミッドシップのそれぞれのメリットとデメリットてなんなのですか。

Answer 1

横置きMRのメリットはコンパクトに出来ること。デメリットはエンジンの重心が後輪車軸位置とあんまり離れておらず、MRとは言えリヤヘビーになりがちなこと。
縦置きMRのメリットは、エンジンの設置場所を後輪車軸よりかなり前に出来ること。その結果、車両全体の重量バランスが良くなる。デメリットは部品点数が多くなり、その分車重とコストが増大すること。

Answer 2

S1の写真が出ていたので・・・
エスプリS1、S3、エリーゼ、ディノGT4に乗ってます。
前2台は縦置き、後ろ2台は横置きです。ディノは直4では無いですが・・・

メリットは・・・
縦置きは、サスペンションのレイアウトの自由度が高く、重量配分を適正化しやすいです。エスプリのリアサスペンションは、非常に長いアームを使用してます。
後者は、機械部品以外の人間のスペースを大きく取りやすく、車体をコンパクトにできます。ディノは２＋２ですし、エリーゼは、車体が小さいです。
デメリットは・・・
縦置きは、横置きに比べてリアの荷重がのりにくく、ほんの少し滑っています。ハードブレーキングで、リアの荷重が抜けると、簡単にスピンしますので、常にリアの荷重が急激に抜けない運転をしなくてはなりません。
また、車体全体の大きさに対して、エンジンルームの割合が大きくなります。
横置きは、エンジンルームに熱がこもりやすく、ゴム類、樹脂類の劣化を招きやすいです。整備性も、縦置きのほうが良いです。
ミッションとエンジンを2階建てにしますので、重心位置が高く、
コーナリング時にその影響が出やすいです。

運転は、どれも車高が低いため、普通乗用車の後ろでも壁のように見えます。遠くが見通せないにも関わらず、車体の反応が良いので、かなり疲労します。エリーゼは横Gが相当かかりますが、エスプリは、構造上、横Gをそれほどきつく感じません。ロータスは、燃費が良いのも魅力です。
ハネ馬は、涙が出そうなくらい燃費が悪いです。

参考まで。

Answer 3

縦置きと横置きに運動性能にそれほどのメリット、デメリットはありません。
縦にするとホイールベースは伸びますし、横にすると大きなエンジンを積めません。
物理的にエンジン周りが大きいと横に置けないので縦に置くくらいです。
縦置きはデフ一体の専用ミッションが必要になるので、専用品が増えてコストが上がります。
横置きはFFと共通出来るのでコスト的に有利です。

Answer 4

ロータス・ヨーロッパはルノー16からパワートレインを丸々流用、ロータス・エスプリはシトロエンSMからトランスミッションを流用。

両方とも専用のトランスミッションを作らない、コスト要因が前提にあります。
当時のＦＦ車は縦置きエンジンのものが多かったのです。

今ではジアコーサ式のＦＦレイアウトが全てで、横置きＦＦしか無いのでは。

ちなみに昔のシトロエンのＦＦトランスミッションは、クーパーで初期のミッドシップＦ－１を作るのに使われ、チャンピオン獲得に貢献しています。